2013年3月8日金曜日

WHS2011 クライアント バックアップの運用について

なかなか WHS2011 のクライアント バックアップは便利です。
しかし、TechNet を覗いて見ると、いざと言う時に、安定時のイメージが残っていないと言う残念な結果も散見されます。
そこで、クライアント バックアップについて、私見を書き留めておきましょう。


先ず、WHS2011 での保存期間ですが、標準状態では半年ですね。
言い換えれば、その前から潜在的な問題がクライアントに発生していれば、修復できない。
無論、月次の期間を延長設定する事も可能です。

しかし、お勧めは、保持するイメージの選択でしょう。

兎に角、説明をつける事 です。

また、中断したバックアップ等には「 クリーンアップ時に削除 」、節目(ソフト導入等)毎に「 保持 」。
保持のものは、数ヶ月で保存の可否を見直します。

自分の環境で クライアントのプロパティ と バックアップの詳細 を開いたところを例示します。 (最後に掲載)



次に便利な点。
OS が稼動した状態なら、フォルダやファイルをコピーできます。
同一 PC に限らず、他のPC へコピーする事も可能です。
一般のデータなら、OS の種類を跨ぐのも OK ! (例: Win Vista から Win 7 へ)
システムがらみのデータは、試してないので分りませんが、多分、同一 OS バージョンでは大丈夫なのでは? (推論です)
ただし、タイムスタンプに関しては、ファイルは再現可、フォルダは作成時点で、コピーされますので、注意して下さい。
フォルダの日付も移行したい場合は、 cmd.exe の robocopy コマンドのお世話になります。 
(一旦、共有フォルダやメディアにコピーした上で再度コピーが必要。 コマンドのスイッチは /DCOPY:T を利用。)



最後に、ディスク構成について。
クライアントのバックアップは WHS2011 上の共有フォルダに保存されています。
標準状態では、 D ドライブの中にあります。
Microsoft の資料 Windows Home Server 2011 快適活用ガイド には、
可能なら、そのフォルダを別ドライブに分けなさいと書いてあります ( p11 左下 ) 。
物理ドライブを分ける事によって、所謂、普通の公開フォルダとクライアントのバックアップフォルダを分離する事は良い事だと思います。
                             私もそうしています




 


0 件のコメント:

コメントを投稿