写真を撮っていると、その時の調子によって、出来 不出来 がありますよね。
あっ、そう、調子と言っても、「 諧調 」 の 調子 ではなく、
作品がものに出来るか否か の 調子 です。
言い換えれば、コンディション。
写真を始めて直ぐなら、調子の せい にして、「 どうも、今日は、いい絵が撮れない 」 なんて ぼやきません よね。
... よね。
写真を続ければ続ける程、この、まか不思議な 調子 の影響を感じます。
一体、何なんでしょうね。 調子。
実は、未だに、よく分りません。
只、その時の 巡り会わせと言うか、体調と言うか、気分と言うか、
何か 得体の知れないものに因って、影響されている 左右されている 気がしています。
撮影スタート時点では、さして、乗り気でなくても、どんどんと良い被写体に巡り会ったり、
逆に、絶好の環境の場所に立っても、後から見れば、在り来たりの絵しか残っていなかったり、
勿論、技術的な失敗あるいは操作ミス の類は別にしたとしても です。
絶好の環境で、絶好調で、意欲満々なら良いのですけれど ... 。
どうも、その様な機会は、かなり、少なくて ... 。
自分の過去の絵を見詰めていると、
かなり、ムラ があるのが分ります。
つまり、いい絵が次から次へと続く日と、ボツの山を築く日と。
比較的、はっきりと、このふたつに分かれる様な気もしています。
どうも、思い出してみると、撮影意欲の充満度 と 結果としての絵の質 とは、無関係な気もします。
光景と同期して、結果、絶好調であった日 と、 空回りばかりで、凡庸な絵の山を作る日 と。
光景の方から「さぁ、撮って」 と寄って来てくれる日 と、 裏へ裏へと無駄足の日と 。
これはと言う絵が次から次へと続く日 と、後から見るのもウンザリする日 と。
どうも、これらは、撮った枚数とは関係はなさそうです。
きっと、撮影当時は、浮かれて、パシャパシャ撮っているんでしょうけど、
そんな時が、必ずしも、後から見て、いい絵 があるとも限りません。
たった ワンカットしか押さなくても、心に残る 快心のショット だったりします。
無論、同じ場所時間で、続けて撮った絵が、どれも甲乙点け難い素晴らしい絵の連続と言うケースも 極 僅かですが ある訳で。
本当に、不思議なものですね。
さて、初心者の方に、ひとつ、コメントを。
私は、撮影して直ぐその場で結果をカメラのモニタで見て、失敗作は直ちに削除しています。
只、これまで書いて来た様に、後から見て、印象が変わる絵も多い と言う事は念頭に置いておいて下さい。
何でもかんでも 失敗作を含めて 全て残しておけ と言う意味ではありません。
取捨選択は、写真の重要な行為ですから、常に、自分の結果を客観的に判断するのはいい事です。
しかし、撮影直後は主観に大きく左右されていますので、そこを留意 です。
出来るだけ、 冷静にクールに判断して、いらないものは捨てる と。
この作業は、上達の重要な足掛かり かも.知れません。
そして、昔の作品を、撮影データも含めて、微に入り細に入り、ご覧になる事です。
時間が経つと、思わぬ発見があったりします。
過去の自分との再会。
そして、昔の絵は見るに値しない程、上達していれば、拍手もの ですが、
実際には、おっ ! これも いいじゃん ♪ の連続だったりします。 複雑な心境。 進歩していない自分 ... 。
それにしても、何時でも、調子 良ければ いいのですが ... 。
何方か、コンディションがハイになる方法を、ご存知ではありませんか .... 。
勿論、変なお薬 とかじゃぁ、ありませんよ。 そんなものでハイになっても しょうがないですから。.
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