2019年11月21日木曜日

GIMP Script-Py (9) 縦長写真の扱いを確認・変更

GIMP Script-Py (8) パラサイトを使おう と GIMP 縦長写真をそのまま開く時 覚書

このふたつは今回の投稿への導入部です。
Python で、 縦長写真の GIMP での扱い を 確認・変更 するものを書きました。
さて、 少しは便利になりますでしょうか?。


以前 にも書いた様に、縦位置で撮影された写真(縦長写真)を GIMP から開く時は、
GIMP に設定された 条件 によって、挙動が変わって来ます。
縦に表示するか、横のまま表示するか、どちらかにするか確認するか、 です。

そして、その設定は、確認ダイアログ の中の とあるボタン を押す事で、
GIMP に記録され、ダイアログの表示無しで、自動に処理される 設定 が、
パラサイト と言う GIMP の機能が賄っている事も 以前 に書きました。

更に、 以前 に書いた方法 parasiterc ファイル書き換え では、GIMP 外部からしか、操作出来ないのが難点でした。
はい。  GIMP を閉じ外部ファイルを操作し再起動 が必要なのでしたね。
また、標準状態の場合、縦長写真を開かなければ、このダイアログに遭遇する事も無い訳です。

さて、それらを踏まえた上で、
もっと、簡単に、この 縦長写真の扱い の 確認と変更 とを行える様にしましょうか。

こんな 感じ にして見ました。





このスクリプトは、 GIMP を閉じる事なく、そのまま、その中から、操作が可能です。
(当たり前です。  だって、GIMP のスクリプト実行 なのですから。)

スクリプト起動時の動作は 確認 です。
Reset ? : は、スクリプト起動時の状態で、 No いいえ に なっています。
             1番目の図(既に選択項目を Yes に 変更済み)とは異なります。

そのまま、ダイアログの値を変えずに実行すれば、
現在の設定を表示するだけです。  2番目の図を参照。.

Reset ? : を Yes はい にする事で、 設定の変更が行え、
即時に有効化されます。  1番目の図を参照。.
ダイアログの2番目の選択項目 Select Item から 必要なもの を選びます。
選べるのは、
  Show Dialog (Default) / Set Original (Auto) / Set Rotate (Auto)
  つまり、
  選択ダイアログ有効 / 常時横長 / 縦長写真のみ自動で回転
の3種類です。

     普通に GIMP を使っていれば、 このスクリプトは不要でしょう。
     しかし、
     他のスクリプトから、縦長写真を開き、画像サイズを操作する場合、
     ちょっとした不都合が発生するのです。  いいえ、その可能性があります。
     画像サイズの縦横が入れ替わるのですね。
     本来、写真のサイズはカメラで固有ですが、回転して仕舞うと ... 。
     勿論、これは、スクリプトの書き方で回避出来るのですが、(回避しましたが、).
     う~ん、面倒 ... 。  そして、このスクリプト が誕生しました。

     脱線しますが、
     縦長写真はその扱いに苦笑します。
     だって、使うソフトによって、自動で回転したり しなかったり、なのですから。.
 
GIMP の Session を閉じても、最終的な設定内容で parasiterc ファイルに保存され、
次回起動時にも有効になります。


さて、
このスクリプト、 一般公開にする事にします。

ダウンロード用に用意したページは 以下の URL です。

  GIMP Script-Py Shiro_Check_Exif_Rotation
  https://shiroyuki-mot-presents.blogspot.com/2019/11/download-spy-shiro-check-exif-rotation.html

       Link の無断転載を禁じます!。.


現状の GIMP 2.10.14 等(GIMP 2.10 系)を対象にしています。
以前の GIMP 2.8 系や 将来の GIMP 2.99 or GIMP 3.x での可否は不明です。

また、慣れない英語ですので、表示項目の語句表現が稚拙かも知れませんが、ご了承下さい。




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