2015年11月13日金曜日

GIMP 画像拡大 音楽のジャケットを例に

無理難題!。  その典型が 画像拡大を綺麗に! ですね。
元のサイズより大きな画像を生成したい そりゃ~ 難しい です。
でも、 ある程度なら。  勿論、犠牲になるものも多いですが ... 。
自分用に、Internet で取得した画像を拡大する場合の 留意点 を纏めてみます。


先ずは、背景 の説明から。

音楽 例えば CD から 楽曲 を PC に取り込んだとします。
アルバムアート(ジャケット画像)もソフトが探してくれたけれど、 細部がぐちゃぐちゃ!。
そんな時に 小さな画像から ある程度の大きさのものを 作る場合を想定します。
小さいとは言っても、限度があります。  100 x 100 を 600 x 600 へ、これは頂けません。  元が小さ過ぎれば ... 。

ソフトによっては、自動拡大表示の機能が備わっているものもあります。
しかし、アラ が ... 。

理由は簡単。
拡大で生じた デコボコ や 文字等の輪郭ボケ が そのまま 表示されるからですね。

情報として格納されていない 細部を 補うのは 無理ですが、 上の2点は多少の改善が可能です。

そこで、 画像編集ソフト の出番! です。
以下は GIMP を使って説明します。

使うのは、 
  • フィルタ(R) >  ぼかし(B) > 選択的ガウシアンぼかし(S)
  • フィルタ(R) >  ぼかし(B) > ガウシアンぼかし(G)
  • フィルタ(R) >  強調(H) > シャープ(S)
  • フィルタ(R) >  強調(H) > アンシャープマスク(U)
  • 色(C) > 明るさ・コントラスト(R)
  • 色(C) > トーンカーブ(C) 
です。

言うなれば、 デコボコが目立ってしまった部分をぼかして均し、もう一度、輪郭を際立たせる と言う作業になります。
コントラストやトーンカーブを上手に使うと、似た効果が得られる場合もあります。
具体的な数値は 低めの値 を何通りか試して見て下さい。  画像によって異なると思います。

以下に、具体例を。
実際の Album Art では問題があるかも知れないので、自分のサイトから アルバムジャケット的なものを用意しました。
190 x 190 px が Original で、 これを 600 x 600 px に拡大しています。
編集無し(ただ拡大)と  選択的ガウシアンぼかし と シャープ とを繰り返しながら拡大したもの との比較です。


編集無し(ただ拡大)
編集しながら拡大
ここでは上の部分を透過してあります。.


元の大きなデータも勿論ある訳で、それとは、比べものにはなりませんが、
少しは、見ていて、目が疲れない状態 にはなっているのではないでしょうか。
でも でも、 細部(ディテール)も 何とか、 ...  、それは きっと 無理 ってものです。.


実際には、もっと多様なテクニックを駆使して、何とか、大伸ばしに耐えるものを作っています。  お陰で、編集も上達!。.
  *1.
  ジャッケットの写真では、台形に歪んでいたりしますので、 補正したり、
  派手に傾いている場合には、 回転して 狂いを取ったり、
  色むらがあるのを、 塗り直したり、
  部分的に 帯 で隠れているのを、 他の画像からペーストして重ねたり、
  周辺が切られてしまっているのを、 他の画像や その画像の部分 から補ったり、
  拡大してボケてしまった 文字部分 のみを、 別に編集したり、   (文字がシャープになると かなり 違います).
  まぁ、 本格的に 見た目 を直すのは ... 大変です。 *1.


でも、所詮、元の画像が それなり ですから、 その辺で妥協! が肝要でもあります。    所詮、素人の悪あがき ... 。.
詰まる処、 元画像探し が 全ての結果を左右する のをお忘れなく!。  良い材料なら 料理もお手軽 :) 。.
個人利用が前提ですから、 自分で我慢出来る程度のものが挙がって来れば良し!としましょう。



[2015/11/14] 画像拡大 以外の編集のポイントを追加 *1.

0 件のコメント:

コメントを投稿