2012年7月31日火曜日

JPG アプリ作成時の参照規格

JPG のメタデータを表示させる VB アプリ お披露目 でプログラムを書く上で参考にしたり参照した各種規格について、忘れないうちに書き留めておきましょう。

ちょっと前の話(1年前)なので、ボケだした頭を使う良い機会かも ... 。
玉石混合で書きますので、大目に見てください。

JPG と EXIF と XMP と IPTC 、そして RDF 等についてです。
投稿の最後にリンクをまとめました。


JPG とは  画像ファイル記録フォーマット
静止画像を扱うための汎用規格です。
個人的には写真イコール JPG というイメージが捨て切れませんが、いわば上位規格です。


EXIF とは  画像ファイル記録フォーマット
写真機器業界の専用規格です。
JPG に乗る形で、基本細則といったところでしょうか。
写真埋込情報として、また、プリンタへの付加情報として、おなじみですね。


DCFとは   画像ファイルシステム
写真機器業界の運用規定です。
ファイルの命名規則やディレクトリ(フォルダ)構造を共通化するために規定されています。
EXIF と DCF はセットで採用されていると考えると良いでしょう。
プログラムを書かれる方は是非一読を。


参考:JFIFとは   画像ファイル記録フォーマット(EXIF 前身?)
EXIF が標準化される前の規格です。
EXIF 情報と JFIF 情報が併記されたファイルもあります。 (例:Win7やWinVista のサンプルピクチャ)


XMP とは    情報付加 記述方法  
XMP は Extensible Metadata Platform の略です。
adobe が開発提唱したメタデータの記録方法で、XML を使って RDF 方式でファイル内に記述されます。
JPG の中に EXIF と並存する形で別の情報が保存されています。
撮影後に管理情報を記録編纂する利用方法が多いと思われます。
レイティングや評価として表示される☆印がこの方法で記述されています。
写真以外にも、.pdf  や .png で利用されます。


IPTC とは   情報付加 記述定義
IPTC は International Press Telecommunications Council の略で、国際新聞電気通信評議会 と訳されます。
写真管理用に、XMP を利用して、様々な情報を付加します。
いわば、XMP の利用例といったところでしょうか。
写真を管理する上で、参考になります。


RDFとは   記述構文
RDF はResource Description Framework データモデルで XML は構文です。
併せて、 RDF/XML Syntax とも呼ばれます。



リンク集

今回すべて検索し直しました。 2012/07/31 現在。
アプリ作成時点とは違い、分かっているので、探し易いですね。

Exif とは 概要(CIPA:カメラ映像機器工業会)
DCF とは 概要(CIPA:カメラ映像機器工業会)
Exif および DCF 規格(CIPA 公式) 各規格名称 のリンクから pdf 閲覧可能
Exif 2.3 : CIPA DC-008-2010
Exif 2.21: CIPA DC-008
DCF 2.0 : CIPA DC-009-2010 
XMPとは 概要 (本家 adobe の解説)
adobe XMP ホームページ 英語
XMP 仕様についてのメモ (Antenna House さまのサイト)
XMP Spec ( Adobe XMP Developer Center / XMP Specification 英語 ) Part 1 ~ 3 のリンクから pdf 閲覧可能
Specification part1 : Part 1
Specification part2 : Part 2
Specification part3 : Part 3
XMP と IPTC の関係(日経BP社 itpro ニュース 2004/06)
RDF リソース表現のフレームワーク (KANZAKI さまのサイト)
RDF/XML 構文の簡単な説明 (KANZAKI さまのサイト)

IPTC Spec. (ITPC Photo MetaData) 右欄中央のリンクから pdf 閲覧可能
Specifications : Photo Metadata Standards Document
 
 
[2012/08/06] IPTC リンク先の引用項目の語句訂正

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