2013年10月26日土曜日

写真とピンぼけとブレ [初心者向け]

写真に大敵なのが、ピンぼけ と ブレ !
出来れば、ピシッとピントが決まって、不要なブレの無い写真が撮りたいものですね。
ブレは、まだしも、ピントは ... 。
そこで、考えなくちゃいけないのが、シャッタースピード と 絞り と ISO 感度 です。


先ず、断っておきたいのが、失敗の代表と言われる ピンぼけ と ブレ。
必ずしも、失敗 とも限りません。
  かなり著名な写真関連の本 ちょっとピンぼけ by Robert Capa のタイトルでも分かる様に、
  写っているものが全てです。    あっ、私、この本、読んでませ~~~ん。
少し位、ピントが外れていようと、ぶれていようと、良いものは良い。!!!
それが、二度と撮れない状況なら、なおさら ですね。

では、皆さん、何で、かくも ピントやブレ を気になさるのか?
特に、写真を批評したり、選別する場合に。

それは、やはり、くっきり すっきり 写っている方が、安心して見ていられるから ?
それは、やはり、ボケたりブレたりしてると もっと良く見せてぇ ~ となるから ?
それは、やはり、もう一枚無いの って 冷酷かつ極当然の要求に繋がるから ?


では、どうやって防ぐのか。
                いっその事、思いっきり ぼかしたり ぶらしたりして、文句を挟む余地が無い様にでも しちゃいますか ... ?
                こんな作風もある訳ですが、ここでは、ちょっと 端に置いて おいて っと。
私はカメラのオート任せですって あなた には、参考程度にしかなりませんが ... 。 一応、知識として ... 。

シャッタースピード と 絞り と ISO 感度 で調整しましょう。
露光量はこの3つで決まります。
昔のフィルム時代なら、 ISO 感度は固定で、シャッタースピード と 絞り の組み合わせを変えました。
今、デジタル時代は、これに、ISO 感度が加わります。

  少し説明しましょう。
  撮影時の光の量は Ev ( Exposure Value ) で一定とします。 つまり、露光の調整・補正は考えません。
  Ev 値は、シャッタースピード ( Sv : Shutter Value /or/ Tv : Time Value ) と 絞り ( Av : Apature Value ) を掛け合わせたものです。
                                                正確な表現ではありません。
  F2.8-1/500sec、F4-1/250sec、F5.6-1/125sec は、同じ、 Ev の値 Ev 12 となります。
  つまり、同じ露光値なのです。
  これを応用したのが、プログラム・オートとかプログラム・シフトと呼ばれる仕組みです。
  因みに、露出補正を EV +1/3 とか言うのは、この Ev の値を  +1/3 にして撮りましたという事ですね。
  上の説明は ISO 感度を固定した時の話なので、更に、ISO で調整出来る事になります。
  ISO 感度を上げる事で、シャッタースピードを上げたり、絞りを絞ったり、出来る様になります。

ピントを救うのは、被写界深度 つまり 絞って。
ブレを防ぐのは、シャッタースピードを上げて。
もっと、効果を期待したければ、ISO 感度を上げて。

      勿論、逆の流れもありますね。  ピントを浅く、スローで って時です。

         ちょっと脱線。
         ブレって、一言で言いますが、撮影者の手ブレ と 被写体の揺れ・動き があります。 一応。
         手ブレは良く指摘されますが、被写体ブレもお忘れなく。
         特に、前後の動きは要注意です。

ここで、考えておきたい事があります。
それは、被写体までの距離 です。
被写界深度は、近ければ浅くなり、遠ければ深くなる という事実です。
ピンぼけやブレの失敗は、近い程、可能性が高いです。
また、レンズの焦点距離に就いても同様な事が言えます。
被写界深度は、望遠なら浅くなり、広角なら深くなる という事実です。
ピンぼけやブレの失敗は、望遠程、可能性が高いです。


最近の、私 ShiroYuki_Mot の最大のテーマです これらは。
次は、とある方の Blog にコメントとして書き込んだ一文です。
実は、個人的に、ピントとブレは永遠のテーマです。
若い時はピントの山が掴み易かったのですが、最近 ... 。
オートフォーカスも余り正確ではないし ... 。
ピントやブレが原因でボツになる絵のなんと多い事か ... 。
これだけ、写真が安易に撮れる様になり、発表する以上、出来るだけ、くっきり すっきり で行きたいものですね。
勿論、敢えて、アウト・フォーカスや被写体ブレや手ぶれを 意図した場合は別ですけど。


出来てしまった絵を手直しするのに、アンシャープマスクでレタッチという手段も一応ありますけどね。
アンシャープマスクに依る輪郭の鮮鋭化は、色々なノウハウがあります。  興味のある方は調べて見て下さい。
実際に photoshop や GIMP 等のソフトで試して見るのが一番か とは思いますが。
 
 



[2013/12/16] タイトルの語句 一部訂正

0 件のコメント:

コメントを投稿