出来れば、ピシッとピントが決まって、不要なブレの無い写真が撮りたいものですね。
ブレは、まだしも、ピントは ... 。
そこで、考えなくちゃいけないのが、シャッタースピード と 絞り と ISO 感度 です。
先ず、断っておきたいのが、失敗の代表と言われる ピンぼけ と ブレ。
必ずしも、失敗 とも限りません。
かなり著名な写真関連の本 ちょっとピンぼけ by Robert Capa のタイトルでも分かる様に、
写っているものが全てです。 あっ、私、この本、読んでませ~~~ん。
少し位、ピントが外れていようと、ぶれていようと、良いものは良い。!!!
それが、二度と撮れない状況なら、なおさら ですね。
では、皆さん、何で、かくも ピントやブレ を気になさるのか?
特に、写真を批評したり、選別する場合に。
それは、やはり、くっきり すっきり 写っている方が、安心して見ていられるから ?
それは、やはり、ボケたりブレたりしてると もっと良く見せてぇ ~ となるから ?
それは、やはり、もう一枚無いの って 冷酷かつ極当然の要求に繋がるから ?
では、どうやって防ぐのか。
いっその事、思いっきり ぼかしたり ぶらしたりして、文句を挟む余地が無い様にでも しちゃいますか ... ?
こんな作風もある訳ですが、ここでは、ちょっと 端に置いて おいて っと。
私はカメラのオート任せですって あなた には、参考程度にしかなりませんが ... 。 一応、知識として ... 。
シャッタースピード と 絞り と ISO 感度 で調整しましょう。
露光量はこの3つで決まります。
昔のフィルム時代なら、 ISO 感度は固定で、シャッタースピード と 絞り の組み合わせを変えました。
今、デジタル時代は、これに、ISO 感度が加わります。
少し説明しましょう。
撮影時の光の量は Ev ( Exposure Value ) で一定とします。 つまり、露光の調整・補正は考えません。
Ev 値は、シャッタースピード ( Sv : Shutter Value /or/ Tv : Time Value ) と 絞り ( Av : Apature Value ) を掛け合わせたものです。
正確な表現ではありません。
F2.8-1/500sec、F4-1/250sec、F5.6-1/125sec は、同じ、 Ev の値 Ev 12 となります。
つまり、同じ露光値なのです。
これを応用したのが、プログラム・オートとかプログラム・シフトと呼ばれる仕組みです。
因みに、露出補正を EV +1/3 とか言うのは、この Ev の値を +1/3 にして撮りましたという事ですね。
上の説明は ISO 感度を固定した時の話なので、更に、ISO で調整出来る事になります。
ISO 感度を上げる事で、シャッタースピードを上げたり、絞りを絞ったり、出来る様になります。
ピントを救うのは、被写界深度 つまり 絞って。
ブレを防ぐのは、シャッタースピードを上げて。
もっと、効果を期待したければ、ISO 感度を上げて。
勿論、逆の流れもありますね。 ピントを浅く、スローで って時です。
ちょっと脱線。
ブレって、一言で言いますが、撮影者の手ブレ と 被写体の揺れ・動き があります。 一応。
手ブレは良く指摘されますが、被写体ブレもお忘れなく。
特に、前後の動きは要注意です。
ここで、考えておきたい事があります。
それは、被写体までの距離 です。
被写界深度は、近ければ浅くなり、遠ければ深くなる という事実です。
ピンぼけやブレの失敗は、近い程、可能性が高いです。
また、レンズの焦点距離に就いても同様な事が言えます。
被写界深度は、望遠なら浅くなり、広角なら深くなる という事実です。
ピンぼけやブレの失敗は、望遠程、可能性が高いです。
最近の、私 ShiroYuki_Mot の最大のテーマです これらは。
次は、とある方の Blog にコメントとして書き込んだ一文です。
実は、個人的に、ピントとブレは永遠のテーマです。これだけ、写真が安易に撮れる様になり、発表する以上、出来るだけ、くっきり すっきり で行きたいものですね。
若い時はピントの山が掴み易かったのですが、最近 ... 。
オートフォーカスも余り正確ではないし ... 。
ピントやブレが原因でボツになる絵のなんと多い事か ... 。
勿論、敢えて、アウト・フォーカスや被写体ブレや手ぶれを 意図した場合は別ですけど。
出来てしまった絵を手直しするのに、アンシャープマスクでレタッチという手段も一応ありますけどね。
アンシャープマスクに依る輪郭の鮮鋭化は、色々なノウハウがあります。 興味のある方は調べて見て下さい。
実際に photoshop や GIMP 等のソフトで試して見るのが一番か とは思いますが。
[2013/12/16] タイトルの語句 一部訂正
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