2014年4月16日水曜日

PC 8.3 形式のファイル・フォルダ名

いやぁ、懐かしい響きですね、8.3 形式のファイル・フォルダ名。 ショートファイルネーム。
嘗ての DOS 時代 或いは 初期の Windows ではお馴染みだった言葉ですね。
ファイルは 8 文字の名前 と ピリオド と 3 文字のファイル拡張子 とで名前を付ける 事です。
フォルダは 8 文字の名前 だけでした。
実は、今でも、綿々と、引き継がれています。


長い名前や間にピリオドを入れても良くなってから随分と経ちます。
すっかり、忘れていました、 これ、 8.3 形式。

あなたの Windows パソコンにも、実は、これが併記される形で登録されています。

例えば、必ずある筈の PROGRA~1 フォルダ。
えっ、と思う方が、いらっしゃるでしょう。
これは Program Files フォルダに付けられた 別名 なのです。
                             別名 と言うと、次の語句が浮かびますが、それら とは違います。
                             ショートカット や ハードリンク や シンボリックリンク や ジャンクション(リパース・ポイント)

Windows 7 のスタートボタンの検索窓 や Explorer を操作していて、この名前に出会う事はありません。

しかし、コマンドプロンプト( cmd.exe ) を起動して、次の二行を順番に入力して 各々Enter キーを押して見て下さい。
cd c:\
dir /X /AH /AD
注: 最初は cd c:¥  ですが、Blog で ¥ を表示すると、コピーペーストした時、正常に動かないので。
       手入力する場合は、cd c:\ を cd c:¥ に読み替えて。 各々 Enter を。
       コピーペーストする場合は、そのまま。 この時は Enter は不要。
       で、どうぞ
                                                           OS は C ドライブに入っているものとします。 普通の構成

この様な画面が出て来る筈です。
   環境に寄って結果が異なります。 これは Windows 7 x86 です。 管理者でなくても大丈夫です。



尚、この状態で、 cd PROGRA~1 と入力し Enter を押すと、ちゃんと、このフォルダに移動出来ますよ。
プロンプト表示は c:¥PROGRA~1> になりますが、いる場所は c:¥Program Files です。
可笑しいですね。  混乱しそうです。

因みに、x86 ( 32 Bits OS ) では、PROGRA~1 と PROGRA~2 、
また、 x64 ( 64 Bits OS ) では、PROGRA~1 と PROGRA~2 と PROGRA~3 がある筈です。
             Progra で始まる 別のフォルダを C ドライブ直下に作っている場合は 更に 数が増えます。



以前、破損してしまったソフトを削除する件で、わからないぃ~ と嘆いていたのが、やっと、分かりました。
こんな カラクリ だったのですね。

フォルダ名を調べていて、8 文字で、 頭 6 文字目までが英数字 続いて ~ と 数字等 の場合、この 8.3 形式の可能性あり です。
但し、全てではないです。 長いフォルダ名を省略した場合ですから。
また、ドライブのルートからの記述になっているとも限りません。 相対表示になっている場合があります。
同じ様な出だしのフォルダやファイルが 5 個以上ある時や 漢字が混ざる時は、更に複雑ですが、ここでは説明しません。
詳細は、以下を参照下さい。   Windows で長いファイル名から 8.3 ファイル名が生成される方法
但し、長い名前付けが増えている昨今、もう、この仕組みも限界らしく、
Windows 8 ではシステムボリュームを除き、無効化されている様です。  Windows 8.1 不明。
      これは、ソフトのインストール先となるシステムボリュームでは、まだ、8.3 形式が必要と考えられている証拠でしょうか。

トラブル・シューティングの時に役立ちそうなので、アップしておきます。


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