いえ、私が GIMP で図形を弄るのが 苦手 と言ったら正確でしょうか。
今迄、これを嫌って、 態々、 MS Paint で作業していました。
でも、パスを上手に使えは、驚く程、精密に書けるのですね。
GIMP で図形 それも 線で と言うと Gfig 辺りが解説に登ると思います。
Gfig は シェイプ を扱うフィルターです。
https://docs.gimp.org/ja/plug-in-gfig.html
あっ、塗り潰さない線分図形の類です。
でも、 このGfig が難しい ... 。
思った通りに書けないのです、 私。
そこで、普段の少しの訂正には Microsoft さまの Paint を使っているのですが、
GIMP で何とかならないか?。
GIMP には パスを扱い その境界を描画する と言う手があります。
パスは慣れないと使い難いのですが、 何回か使ううちに この 便利さ が身に染みています。
そこで、 今回、 図形の線分表現を パス を使って表現して見ましょう。
1からパスを描いて行っても良いのですが、
アンカー (点) と ハンドル (線の曲がり具合) とを入れて行く作業は 慣れないと難しいので、
選択範囲からパスを作成する機能を有効活用しましょう。
一般的な図形は 四角だったり、丸だったり、楕円だったり、線だったりします。
これらは、選択範囲を作る機能としてあり、皆さん ご利用かと思います。
ここで、難儀なのが、 位置合わせや水平の正確さ でしょう。
なかなか、思った位置に マウス ポインタ を置くのは難しいですから。
そこで、活躍するのが、 ガイド や グリッド です。 特に、ガイド。
これらを設定すれば、 ぴったり位置合わせ が可能になります。
では、実際を。
位置合わせに精度が要求されないのであれば、 4. 5. 10. のガイド絡みは省略出来ます。
- 画像を開く
- Window の枠を拡げ、画像の上下左右に作業用の余白を設ける
- 線の色になる ForeGround 描画色を指定する (ツールボックス)
- 画像にガイドを縦2本・横2本を追加する(画像(I) > ガイド(G) > 新規ガイド(P or G)...)
- 4本のガイドを移動し、ラインの位置へ (ツールボックス > 移動 > 対象:レイヤー つかんだレイヤーまたはガイドを移動 > 画像枠外でガイドを移動)
- 選択範囲を作り、ラインの元を作る (例:四角 ツールボックス > 矩形選択 等)
- 選択範囲からパス作成 (選択(S) > 選択範囲をパスに(P))
- 選択範囲の解除 (選択(S) > 選択を解除(N))
- パスの境界線を描画 (編集(E) > パスの境界線を描画(K)... > 線の幅 選択 > 描画(S))
- ガイドの削除 (画像でガイドを枠外へ)
パスの境界線は、選択範囲がある場合には パスの内側に指定線幅で描画 されます。
選択範囲が無い場合には パスの内外に指定線幅で描画 されます。
パス自体の表示は中心から内外に幅を持つ線で表示されています。
選択範囲がある時に描画する線は パスを挟んでその内外 ではありませんので、注意して下さい。
ですから、 上の 8 と 9 の順番を入れ替えれば、描画位置も変わります。
そうそう、 上の手順では、移動対象を 掴んだレイヤーまたはガイド にしていますので、
元に戻すのを忘れて、 レイヤー移動をしてしまうと 位置ずれの元になりますから、 注意して下さい。
位置合わせが アバウト で良いなら、 6. 以降のみでも 構いません。
既存の画像やレイヤーに書き込まずに、新規レイヤーを作って そこに書けば 色の変更や図形変形も自在です。
また、 パスが出来ているので、 これの移動・回転・変形・コピー等を経て、再描画も可能です。
その時は、対象を レイヤーから パスに 変更 して置くのを忘れずに。
別画像での転用すら可能です。 (パスの 別画像への ドラッグドロップ)
パスを直接的に弄らずに済むなら、 Gfig より、お手軽 かも ... です。
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