2018年7月5日木曜日

GIMP 2.10 制限事項 GEGL スクリプティング

GIMP 2.10.2 に於いて、以下の制限事項があります。
新しく加わった GEGL のフィルター類を使っての、スクリプトの作成は 現在 出来ません。
もう少し時間が必要の様です。
早期の実現を期待したい処ですが ... 。


済みません。
この 投稿 は 6月下旬には用意出来ていたのですが、公開が遅れてしまいました。.

さて、本題。.


GIMP は その画像処理ライブラリを GEGL に移行する事で、
新たな 時代 を迎えました。

昔ながらのフィルター類も残っていますが、
どうせですから、新しいものを使って見ようと思うのが人情です。

そして、仮に、それが 前後に何か 定型的な作業 を伴うものであれば、
スクリプトにして、楽をしよう! とか、誤作業を防ごう! と思うのも必然の流れです。



例えば、
GEGL の High Pass も、そうです。
ハイパスって、カメラのフィルターに使われているハイパスフィルターのそれと同じ意味ですね。
カメラには、
ハイパスを除外(フィルター)するものと、 ハイパスフィルターレス とかと呼ばれるものがあったりしますね。
ハイパスは高周波の事で、 写真では、モアレの原因にになり得る成分(細部)の事です。
一時、このフィルターの有無が騒がれましたね。
さて、 GIMP での ハイパス は、
周波数分解して得られる 高周波部分 だけを取り出す ものになります。
これを元画像にレイヤーとして加えれば、
その加え方次第で、 シャープネスを 上げたり下げたり が可能になります。

うっ、周波数分解しなくても済んじゃう! とばかりに、嬉々! として 使っています。

さて、この作業は、事前のレイヤーコピーと、事後のレイヤーモード変更が必須です。
ならば、スクリプティング! ... 。


各種の Browser を眺めて見ても、その名称は見付かりません。
そうなのです。


現行の GIMP 2.10.2 では、これは、未だ、サポート外! です。
GEGL Filter 群 を使う Script は ... 書けません!。
Script-Fu でも、 Script-Py (Python Script) でも、 書けません。

  自分の調べ方が悪いのかと思い、 GitLab にて質問して見ましたが、
  その回答は 未だサポート外で、将来対応! との 回答 を 戴きました。

  その前の検索の段階で分かった事は、
  GUI を伴わない、Console の Batch から呼び出す事は可能 (?) の様ですが ... 。.

  更に、
  強引に スクリプト化 するのであれば、
  既存の GIMP 2.8 用の High Pass Script を、重複を考慮しつつ、導入し、
  この Procedure を使う 別の Script を書く事で、 思った通りのものにはなりそうですが、
  凄く無駄な行為にも思えます。 
  同じ編集作業のものが それも 類似の名称で ふたつ 存在する事になるので ... 。.


今の状態は、
GEGL に移行したが、 メニュー項目に載っているだけで、
それを使ったスクリプトの作成は 将来のバージョンでのサポート と言う次第です。


それが、 GIMP 2.10.x の世代で可能になるのか、
更に、ライブラリ群をリニューアルする GIMP 3.x を待たなければならないのか、
は、 現在は不明です。

         もしかしたら、もしかしたら、ですが ... 。
         実は、 現行のライブラリ構成には無理があるのかも知れません。
         今回の投稿の件以外でも、 開発陣の 悩み を垣間見る機会があります。
         その意味に於いては、 GIMP 2.10 は 意外と 短命で、その役割を終え、
         GIMP 3.x の 時代到来 が 早まるのかも ? と想像しています。.



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