2018年7月10日火曜日

Win10 1803 HP ProBook 4420s の事 Audio

HP ProBook 4420s。 この古いノートパソコンを今でも使っています。
一見、問題無く動いているのですが、
実は、プログラムやデータを引き継いでいるので、
その中身は 綱渡り 的な要素が一杯ありそうです。


Windows 7 が OS であった この PC (HP ProBook 4420s) ... 。
今でも、Windows 10 に入れ替え、現役で、働いてくれています。
HDD も入れ替え、メンテナンスも怠り無く ... の心算だったのですが ... 。

でも、
やはり、昔の古い PC を 現在の OS 環境下で使い熟す のは色々と課題がありますね。
メーカーさんでは 既に サポート外ですし。

この PC は、元々、ビジネス用途を想定して、追加ソフトがバンドルされていたものなので、
必要最低限で、 OS の変化にも 柔軟に対応出来て来ました。
一般用途の 至れり尽くせり 的に バラエティに富んだバンドルソフト付き の構成は、
購入当初は便利でしょうが、その後の変化に対応するのが難しい場合が多いですから。

でも、落とし穴はあった様です。

問題は顕在化する事無く、一見、良くぞ動いてくれているな! と褒めてあげたい位です。
でも、
データやソフトを引き継がせて転がして来た為、
不都合を抱えた 構成 になっていた様です。
特に、大きな弊害では無かったのですが、 不安材料は一掃するに限る! ですね。

その項目は Audio です。

HP ProBook 4420s には Audio をサポートする為に、
IDT HD Audio と言うソフトがバンドルされていました。

これが無くても、今の OS Windows 10 は 音声をハンドル可能ですね。

しかし、引き継いだデータには スタートアップにこれが起動する構成 が残っていました。
COM ベースと思われるこの ソフト を起動するのですが、
ソフト自体は起動する事無く、 クラッシュ していました。

しかし、音声は問題無く鳴っていたので、気にしないで(調べずに)、此処迄 来たのです。
いえ、 クラッシュしていた事すら気付かずにいたのです。

これに気付いたのは、 Windows 10 version 1803 にして、どうも 不調 なので、その原因を調べていた時です。
信頼性モニター perfmon.exe /rel を見ていて、毎回、これが顔を出していたのです。
今回のこの件は、その原因とは異なると思っていますが、
繰り返しますが、 不安材料は一掃するに限る! ですから。


「Windows 10 1803 HP IDT HD Audio 」 で検索すると、
色々な情報が Hit します。

その中で、以下のものを参考に対処しました。

cf.; https://answers.microsoft.com/en-us/windows/forum/windows_10-update/explorerexe-loop-crash-on-windows-10-1803/da0da04a-49c0-49e5-853a-df215ab61bf6

既に、これ迄の 更新 で、 IDT HD Audio 自体は プログラム としては機能していない状態であるものの、
スタートアップで、これを呼ぶ構成になっていたのです。

そう、 Program Files の中には居残っていて、 アンインストールは出来ない形で 残存 でした。

スタートアップに記録されたいたのは、
C:\ProgramData\Microsoft\Windows\Start Menu\Programs\IDT HD Audio
リンク先
C:\Windows\System32\idtcpl.cpl
です。

そこで、 スタートアップからこの項目自体を削除しました。
結果は、
プログラムと機能 に リストアップされない 状態で、
Program Files の中には居残ったまま と言う環境になります。

恐らく、これで暫く運用し問題が無ければ、Program Files から IDT のフォルダ配下を 削除 する事になると思っていました。
しかし、 各箇所に、その残骸は残った状態ですから、晴れた気持ち ではないですが ... 。

実際に、その様に作業しても ... 、 消えません!。  駄目でした。
IDT そのものを消しても ... です。

以下、少し端折って書きます。
かなり 際どい! 事をする事になるので、懇切丁寧には書きません。
内容を理解出来る方のみ、参考にして下さい。
 
    2018/06/上旬 実行です。.
    既に、その頃に、投稿として用意していたのですが、 他の課題に追われて、今やっと公開です。.

C:\Program Files\IDT\WDM\AEstSrv.exe

タスクマネージャー taskmgr.exe の詳細タブでで同名を見付け、終了し、
Program Files で削除。

C:\Windows\System32\idtcpl.cpl
Rundll32 Windows Host  Process  Holding  うっ、掴まれています!。

そこで、 Microsoft さま の Sysinternals さまのご登場!。
以下、"C:\Memorandum\SysInternals_Microsoft\SysinternalsSuite\" に導入してあるものとします。
6月上旬に実施したので、Windows version 表示が古いままです。  X( 。 .

Microsoft Windows [Version 10.0.17134.48]
(c) 2018 Microsoft Corporation. All rights reserved.

C:\WINDOWS\system32>"C:\Memorandum\SysInternals_Microsoft\SysinternalsSuite\movefile" /?

MoveFile v1.02 - Creates pending movefile operations
Copyright (C) 2001-2016 Mark Russinovich
Sysinternals - www.sysinternals.com

usage: movefile [/nobanner] [source] [dest]

Specifying an empty destination ("") deletes the source at boot.
/nobanner    Do not display the startup banner and copyright message.


C:\WINDOWS\system32>"C:\Memorandum\SysInternals_Microsoft\SysinternalsSuite\movefile" "C:\Windows\System32\idtcpl.cpl" ""

MoveFile v1.02 - Creates pending movefile operations
Copyright (C) 2001-2016 Mark Russinovich
Sysinternals - www.sysinternals.com


Move successfully scheduled.

C:\WINDOWS\system32>

これで、システムが掴んでいるファイルの削除 が 次回起動時に予約 されました。
再起動して、暫し、待ちます。

参考迄に、 このファイルは コントロールパネル に現れる 項目 になります。
そう、自動実行されるのですね。

C:\Program Files を開き、件のファイルが削除され、フォルダのみになっているのを確認した上で、
フォルダ IDT を削除します。

念の為、コントロールパネル control を開き、件の項目が表示されていないのを確認します。
更に、気になるのなら、
信頼性モニター perfmon /rel で、再起動後の時刻に 動作停止が記録されていない事 を見て下さい。

タスクスケジューラ taskschd.msc を覗いて、 係わっていそうなタスクを見付ける事も重要ですが、
今回は 該当しそうなもの はありませんでした。  ぱっと見 ですが。.


これで、恐らく、一件落着の筈ですが、
前にも書いた様に、 推奨外の 大捕り物 です。
OS の動きや その仕組み を理解していないで、 他の類似事項に応用するのは、 お止め下さい。
私も 理解していない 部類ですが、 危ない橋を渡っている 位は分かります。  :) 。


教訓!、 下手にシステム構成が崩れると そのリカバリー は もう 大変!。
     その原因が、元々、 Windows Upgrade を 極 普通にやった結果 でも ... です よ。

     実際、この手の 顕在化しない 問題 は多く存在する気もします。
     なので、 何かをきっかけに それが頭を持ち上げて来た時は 結構 大変 になります。



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