2020年2月5日水曜日

PC ノート PC をメンテナンス

パソコンは熱に弱い ... 。
はい。  常識かも知れません。
でも、 あなたのパソコン ... 特に ノート型、
大丈夫ですか?。


半導体は熱に弱い。
従って、冷やさないと、効率は落ちるは 劣化も進むは ... 。
挙句の果てには、突然、動作停止し、ウンともスンとも謂わなくなる ... 。

ですから、日頃、溜まった塵を お掃除しましょう! と 注意喚起 されています。

勿論、買ったばかりのものは、溜まる程ではありませんし、
永年使っていても、利用環境や、利用者の性格によって、随分と違っている筈です。
使えば溜まる ... 塵。
狭い筐体に押し込まれた ノート PC では、尚更です。

最近は、半導体の進化によって、設計発熱量も低下傾向ですが、
昔のもの等、熱源と化します。
より良く排熱させる為に、 排気口に溜まった塵を取り除く! はお勧めの行為です。


でも、今回、長年の使用で不調の兆しのあった ノート PC を分解したのですが ... 。
開けてビックリ 玉手箱!

通常のパーツ交換では触らないと思われる CPU 排熱アセンブリ をバラした時です。
(今迄、何回か分解して来ましたが、此処を触るのは、今回が初めてでした。)
ファンと熱伝達フィンとの間に、多量の塵! ... 。
それも、ファン回転方向に合わせ、片側に顕著に溜まっています。
溜まっていない箇所は、空間が開いていても、通風には余り意味が無いのです。
そして、この部分は、パーツを完全にバラさないと出て来ない(触れ無い)所です。
熱伝達フィンに繋がる外部排気口には、(ゼロでは無いですが)塵は見られない のです。

そう、いくら、外部排気口 を掃除しても、その内側には 取り除けない塵があったのですね。

分解前、
どういう状態であったか?、と言うと、
外見からは、ファンが異音を発する様になっていた、ですが、
分解した結果から想像すれば、
実際には、
異音がする、そのずっと前から、
ファンが回転しても、溜まった塵によって、排風経路が邪魔され、
異常稼働させられたファンは必要以上に高回転を強いられ、
CPU は高温になったままで、
実行スレッド数は高温故に制限され、筐体内の温度上昇が HDD にも襲い掛かる!、
だった様です。
詰まり、悪循環。
壊れる道を ひたすら まっしぐら!。

HP Probook 4420s Inner
ファン交換前、ファン動作確認とアセンブリカバー取り外し

ファン交換後、
嘘の様な、静寂な環境が戻って来ます。
おまけに、CPU が正常稼働出来る様になった為か、PC の挙動もキビキビ! になりました。

モニタリング ソフト で温度やパーツの状態を監視して見れば、
温度上昇後の低下がしっかり出来ていて、
温度対策が機能しているのが確認出来ます。
通常の作業であれば、ファンが唸る事は無くなりました。



もし、
ファンが唸る異音を無視し使い続けていたら、
恐ろしい事態が待ち構えていた事、必須です。

随分と長い間便利をさせて戴いた ノート PC ですから、
止むを得ない共、言える訳ですが、
其の状況(突然の故障時)での データ リカバー は 痛い ですから ... 。


機械である以上、定期的なメンテナンスは重要で、
必要であれば、リストアに近い作業も 検討の余地あり ですね。


そんな時、デスクトップ PC の方が、
部品調達の容易さや代替手段の多さから、
対策を取り易い ... これが私の経験則です。


参考迄に、 一般的な ノート PC 確認ポイント.

・ファンから異音はするか?
・ファンの送風量は適切か?
・温度モニタリングソフトで、温度変化は正常か?
  負荷中高状態でのピークと負荷低下後で、
   異常に高かったり、温度低下が遅く無いか?
・部品の発熱箇所を知り、その状態は正常か?
  手で触って熱い(暖かい)場所を確認する
  キーボード等筐体直下のパーツの位置をネット画像等で確認の上、
   CPU や チップセット 等直接の熱源以外にも、
   放熱用パーツの位置の温度変化を推測する



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