前投稿 で、GIMP GEGL で色温度を操作可能と書きました。
カメラのホワイトバランスの解説。
必ず出て来る 天候用語を使った値の図。
自分で作って見ましょうか。 参考程度にご覧下さい。
前投稿 では カメラには 天候用語毎の 既定値 がある旨を書きましたね。
図示したかった訳ですが、
う~ん、なので(著作権の問題!)、自分で作って見ました。
其の前に、色温度の 温度 。
はい、 数値の単位は K ケルビン ですね。
℃ が日常使う 温度の単位(セルシウス / 摂氏)ですが、
此の 摂氏温度、以外にも、華氏温度 と 絶対温度 とがあります。
色温度で使われる数値は 絶対温度 で、
熱力学最低温度 -273.15 ℃ を 0 K(絶対零度)とした時の相対値になりますね。
T = t + 273.15 T:絶対温度 t:摂氏温度
序に、
炎色反応や酸素混入等の難しい話を棚に上げれば、炎の温度が高いのは 赤より青 と経験から知っています。
まぁ、炎の場合、温度的には 高くなっても 数千度ですから、青にはならない筈ですけれど ... 。
星の色でも、似た様な知識がある筈です。
はい、 太陽の表面温度は 5772 ~ 5778 K 近傍 (約 6000 ℃と表記される事が多い)。
ですから、曇り で採用されている値と近似しますね。
深く考え出すと混乱しそうですから、 此の辺で。 ;) 。
さて、本題に戻り、
以下の手順で進みます。
使う ソフト は GIMP !。
元データは Wikipedia さま から 拝借 !。
Planckian-locus.png CIE1960UCS_Wikipedia_PublicDomain
から、手作業にて、
1000K 毎に、近時点の HTML 色番号を取得。
曲線及び直行直線は黒表示の為、
左下の近傍点で計測。 (by GIMP Color Picker / スポイト / Dropper/Baster)
故に、更に、誤差を多分に含む。
K html#
1000 ff3b00
2000 ffc23f
3000 ffe9a1
4000 fff9dd
4500 fffbf0
5000 fffdff
6000 f1fbff
7000 daedff
8000 cbe3ff
9000 c0dcff
10000 b8d6ff
数値のみの列挙では ? と感じるでしょうから、
大元の Wikipedia さま から、図を引用して置きます。
Adoniscik, Public domain, via Wikimedia Commons
ページ名:CIE 1960 色空間
名称:マクアダム色度図 (u, v) 上のプランキアン軌跡
著作権:Adoniscik さま
https://commons.wikimedia.org/wiki/User:Adoniscik
参照 URL : https://ja.wikipedia.org/wiki/CIE_1960_%E8%89%B2%E7%A9%BA%E9%96%93
https://en.wikipedia.org/wiki/CIE_1960_color_space
作図に当たっては、
ふたつの HTML 色を GIMP の Blend に依って着色しましたが、
4000 ~ 5000 K に於いて、偽色 (?) が混入した為、
この区画を更にふたつに細分化して、見た目を補っています。
細分化せずに、最大最小値で Blend すれば分かると思いますが、
以下の成果品の図の様には ... なりません!。
中央部に 白 は現れず、全く異なったものになる筈です。
実際には、元図を見て戴ければお分かり戴けると思いますが、
色温度の分布は、
薄青は間隔が狭く、黄橙へ向かうに従って間隔が拡くなります。
でも、自分の作図に当たっては、 等間隔に区切って色を載せて見ました。
各色は正確では無く、概要を掴んで戴く為のものです。
D65 は、どうやら、此の曲線上 6500K には無く、Green 側に飛び出している模様です。
因みに、D65 で 6500K と表記して来ましたが、
正確には、6504K だそうです。
何れにしても、極々薄い青みがかった白であるのは気に留めて置く方が良いかも。
輝度、そう、光が強くなれば、白に近付く訳ですから、
極薄青い光 が最も強い場所を 白く表現している と考えれば良いのかな?。
作図の方法を思い付いて、簡単に熟せると思っていた訳ですが、
そうは単純ではありませんでした。
特に、html 番号で取得した 元図 は、一体、どうやって作っているのだろう?、
と、低頭脳の私には ちんぷんかんぷん です。
何れにしても、その資料に 感謝! ですね。
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