GIMP の 色のフィルタ に サンプル色付け と言う項目があります。
具体的に 何それ? って、思いませんか。
写真(画像)を、一旦、白黒のトーンに置き換えて、それに、色を被せるものでした。
でも、どうも、使い方が良く分んない ですね。 私だけ?。
でも、使いこなすと、 出番が とっても、多くなりそううですよ!。
写真の編集で挫折するのは、その結果の 不自然さ ではないでしょうか。
如何にも、手を入れました 的な ... 。
えっ、これ、加工してるの ! と言われたいですよね。
個人的に、一番大きな壁は、色目が崩れる事。
全体を弄ったりは、流石に、しないので、 部分補正が殆どです。 積極的に、素材として弄くり廻す時は別にして。.
撮影時の失敗を補う もしくは 直すのでなく、 絵 として見た時に、主題を喰う部分に手を入れる事しかしません。
言い換えれば、 被写体は ほぼ 撮影時のまま であるのが大半です。
一応、色々考えて、撮ってますので、 全体像を変える事はあり得ません、 と言いたいですね。 そう言える様に頑張ってます。.
そこで、重要になるのが、以前にも書きましたが、 範囲指定。 選択範囲の指定 です。 今回は、これには触れません。
また、オリジナルを直接書き換える事はしません。 レイヤーを別に取り重ねます。 (効果の確認の為)
さて、 どうしても、明暗を調整したりして行くと、色が変わって来ます。
編集によって、例えば、極薄い青が 赤みを帯び過ぎたり 緑に被ってくすんだり するのです。
どの様な光線状態でもあり得ない様な色に変ってしまい、慌てたりします。 これじゃぁ、直すんじゃなく、壊すんだぁ~ って感じ。.
色が転ぶなら、 そう、 白黒化して色を被せれば、 完璧!ですね。
白黒化して、諧調を調え、理想の色を載せる。 ... 、 言葉では簡単ですが、作業は そうは 行きません。
実は、この投稿を書く少し前に、四苦八苦して、一枚 仕上げました。 MGT#0042 Snow Falling
別の複雑で面倒な方法で ... 。
何とか楽が出来ないかと、考えていた時に出会ったのが、今回ご紹介する方法です。.
では、本題。 サンプル色付け に行きましょう。
良くある例題は、選択範囲ではなく、レイヤーに対して です。
でも、冒頭に書いた様に、 ここでは、 選択範囲に行います。
さて、GIMP の ヘルプ ページをリンクして置きます。
http://docs.gimp.org/ja/plug-in-sample-colorize.html
これを読んでも、 とっても使える と感じる方は 少ないのではないでしょうか ... 。
長くなりそうなので、詳細は次回にしますが、
こんな感じに、加工が出来ます。
参考迄に、色目が崩れたり、調子が狂う 例 を、少し大袈裟に ... 。
注意点を。
どうして、撮影した画像を編集して、思わぬ色が出て来るのか、 は注目すべき点です。
単純な色は自然界には無くて、様々な色が、微妙に溶け合い重なり合っています。
一見、同じ様な色に見えても、別の色が潜んでいる と言えば いい のでしょうか。
その結果が、編集による色目の破綻 に感じられる訳ですが ... 。
逆の見方をすれば、 広範囲に単調な単色のグラデーションを適応するのは、 自然に反しているのかも知れません。
環境色や 反射色を 受けて、見えているのを忘れてはいけません。
絵の中の狭い範囲を弄りながら、全体のバランスにも注目するのを心掛けて下さい。
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