でも、バヨネット式の場合、衝撃吸収の役割を果たす場合もあります。
私のフードは、つい この前に、本来の役割以外で、 大活躍!でした。
只、大変だぁ 大変だぁ 的な状況でもあったのですが ... 。
恥ずかしながら、また、自分のドジさ加減を暴露 になりますが ... 。 トホホ。
やっと、書く気になりました。 その後、カメラは大丈夫そうなので ... 。 笑い話としてなら、書けますから。.
実は、フードは常設で使っています。
カメラバッグに収める時も着けっ放しです。
望遠系の場合には、高さが足らないと 逆向きに格納しますが、使う時は何時も ちゃんと 着け直します。
フードを外すのは、ストロボでケラレる時だけです。
この様な使い方をしていると、良く、フードが物に ぶつかる 場合があります。
お陰で、私のフードは、擦り傷だらけの、歴戦の勇士 状態です。
尚、常用のレンズのフードは バヨネット式 のものです。 溝が切ってあって 少しまわして固定する アレ です。
今回の投稿で これから お話しする フード HB32 は、既に、レンズ側のスリット部分に若干の歪みがありました。
さて、本題。 ドジ話。
ある日の雨上がり。
菜の花の綺麗な土手 での お話 です。
綺麗な黄色の花の中で、土手を登る細道が出来ていました。
コンクリートの階段は少し向こうにあるのですが、直ぐにでも撮りたい気持ちに負けて、その泥の細道を ... 。
カメラを構えた状態で登ってしまいました。
右手は カメラのグリップ、左手は レンズの鏡胴。
雨上がりの水を多く含んだ 泥 剥き出し の坂道。
... 。
ほぉらぁ、 いわんこっちゃぁ ない。
... 。
靴がグリップせず、 ... 、 レンズから泥に突っ込んでしまいました !!!!!! 。
余裕があれば、この時のカメラを写真撮っとけば良かった~。.
フードもフィルタも泥だらけ、 と言うより、レンズをスコップ代わりに土を掘った状況。
肘も膝も泥だらけ。 う~、水分を感じるぅ。
... 。
取り合えず、車に戻って、 泥を落とし、... 、... 、 ん!。
... 。
ふ、フ 、フードが、 マ、ま、曲がってる。
.. 。
(正確には)フードが噛み合わず、無理やり、押し込んで廻した状況。
そう、真っ直ぐでなく ずれ たまま、廻した様に、曲がって喰い込んでいます。
相当、力を込めて回そうにも、梃子にも外れない ... 。
出先の事ですから、工具も道具もないし ... 。
クリーニング関連は持ってますから綺麗には出来ましたが ... 。
目的地への途中の寄り道ですから、このまま、行かなくちゃぁ ならないし。
幸い、歪んで装着された状態のフードでも、ケラレは出ずに済んでいそうなので ... 。
しょうがない。 帰ってから、何とかしなくちゃぁ ~。 ... 。 絶句。
きっと、土中に突き刺さった時に、
フードが衝撃で変形し、
バヨネットのオス/メスの噛み合った状態が、
一気に、右図の様に傾いたものと思われます。
或いは、
元々、ちゃんと装着出来ていなかったか。
4本爪のうち、3本が正常で、
噛み合わせを乗り越えて、
1本がレンズ側に飛び出した状態で固定されていました。
歪んで固定されている為、無理やり回しても、そのまま ズレるだけで、一向に外す事が出来ません。
フードそのものに、著しい変形は見られません。 無論、装着部分は、円形から楕円形に歪んでいますが。
さて、どうやって、元に戻したか。
本来は、 サービスセンター持込 或いは 修理依頼 だと思いますが、
以下、緊急時の対応方法のひとつとしてご覧下さい。
必要工具: マイナス ドライバ 1本
修理結果: 修復
修理付随: 多少は傷や摺れが増える (加減を間違えると、フード破損の恐れ)
修理方法:
レンズ鏡胴の外側から、フードを持ち上げても、外れない。 時間の無駄です。
レンズ鏡胴前部の内側から、フードの底部の入り隅にマイナス ドライバを押し当て、
外側に押し出す感覚で押し広げるといいです。 少し、力 と加減 が要ります。
今回は、フィルタ装着状態でしたので、その枠を、梃子の支点にしました。 作用点はフードの爪付近の入り隅部。.
パチン (ゴ~ン) と言った調子で、一気に、1本の爪が、元の鞘に納まります。
冬季等、フード素材が 硬化 している時期には、暖めてあげると 割れを防げるかも知れません。
実際、春でしたが、 フード部分を暖めてから実施しました。
フードの材質にも拠ると思います。
HB-32 は金属でなく ?、単体で外径に沿って内側に加圧すると歪みます。
暖める事で、この歪が増やせるのを利用します。
恐らくですが、フードの材質や形状(スリット状の切り欠き) は衝撃を吸収する目的で付けられていのだろうと思います。
そして、今回の様に、想定以上の衝撃が加わると、変形したり割れたりする事で、レンズ本体を保護しているのでしょう。
尚、今回は、ズームを最短(最広角)位置にしていなかった為、
フードの噛み合わせが、 ズームリングには触れず、レンズ鏡胴前部側へ迫り出たのだと思います。
最短(最広角)位置だった場合、フードバヨネットの受け部分(メス)とズームリング前部分に余計な隙間はない為、
違う結果になっていたかも知れません。
因みに。
当初、ガラス面への傷を恐れ、鏡胴外部から手を付けたのですが、
円筒状の形状の為、作用点がないので力が逃げてしまい、 いい処まで行くのですが ... 。 何回やっても、駄目。
お陰でフード底部のバヨネット部が傷(ボコっと盛り上がる)だらけ。
これ以上続けても、鏡胴外部に陥没傷が出来そうなので、方針転換しました。
内側からやりだして、確か、数回で成功した と記憶しています。
バヨネット部に付いた傷は、装着には問題ありませんでしたが、 外した時に 余りにも デコボコに見えるので、
最後に鑢で 多少 整えています。
お陰で、最近、弛めになっていた噛み合わせが ピチッ と収まる様に。 思わぬ収穫でした。 エヘ 。.
ひとまず、これで、一件落着。
長い事、カメラを触っていると、こんな事にも遭遇して、胆を冷やします。 :) 。
[2015/04/21] 誤字訂正 1箇所
ご無沙汰しています。シロユキさん。すごい執念と、努力......流石!!と思いました。
返信削除とにかく愛用カメラ無事で良かった。
ドジな私ですが、”カメラだけは落とさない”と公言して、自分でも信じていましたが、先月、奈良の古い町を散策中、石畳でつまずき、広角レンズフードついたカメラを2メートル吹っ飛とばして落としました。あ~~とうとう壊した、とあきらめましたが、カメラ無事でした。驚きました。
強度も進化してるのでしょうか。
Tomoko さま コメントありがとうございます。
削除修理に出すと暫く帰ってこないし サービスステーションは遠いし です。
何とか自分で直せて安堵しています。
Tomoko さまは、確か、Nikon D5000 をお使いでしたよね。 そう、お聞きした様な。
石畳の2m先に落下で無事ですか、それは、凄い!ですね。
きっと、普段の行いが宜しいので、神さまがお助けになったのでしょう。
そう、因みに、私のこのカメラも以前に落下を経験させました。
その時の顛末は以下をご覧の上、笑ってやって下さい ... 。 同類相憐れむ で。
http://shiroyuki-mot-says.blogspot.com/2013/07/nikon-d7000-trouble.html
このカメラ、うちに来たばかりに、受難続きです ... 。 はい。