暴露してしまいましょう。
今迄、写真の ゴミ修復 は、 よく分からないまま、 GIMP で、闇雲に弄繰廻していました ... 。
それでも、何とか、ぱっと目には、直るんですけれど ... 。
一度、ちゃんと、確認して置こうと思いまして。
こんな素材を用意しました。
そう、 グレーのトーンに浮かぶ オレンジ色の ゴミ ふたつ。
GIMP の ゴミ修復機能の 基本 である スタンプ (Stamp) と 修復ブラシ (Heal) と を比較して見ましょうか。
そうそう、 書き忘れていますね。 ゴミ と言っても、写真に写ってしまった 浮遊塵 を想定しています。. *2.
選んだ ブラシ は "2. Hardness 075" です。
これは、 中央が濃くて 周辺に向かって 薄くなる ブラシ ですね。
同様に、"2. Hardness 025"、"2. Hardness 050" なんて名前のものもあります。
さて、ご存知の様に、 ゴミの修復は
ブラシを選択し、(サイズも指定して、)
コピーする元となる位置を Ctrl + クリック で指定して、
ゴミの場所を クリック して行く
作業になります。
すると、摩訶不思議!、 ゴミがあった箇所が 塗り潰されて行く のですね。
でも、知っていましたか?。
ここで選択した ブラシ。
サイズの全ての範囲が修復されている訳では無い事を!。 選んだブラシが その理由ですが。
論より証拠。 画像でご覧戴きましょう。
上が スタンプ、 下が 修復ツール です。
スタンプ と 修復ツール との 違いも 分かると思います。
黄色い円が コピーする元となる位置 です。
上のオレンジは直下(L) 下のオレンジは右(R) から持って来ました。
各図の右の灰色の円は
スタンプ が夫々の元を別の箇所に押したもの、
修復ツール が1~3回重ねて押したものです。
注目すべきは、 修復ツール で 下の修復が、とんでもない箇所からサンプルを拾ったのに ちゃんと 直っている点でしょうか。
更に、双方共、 30 px のゴミに対して 50 px のブラシを使ったのに、 修復し切れていない点が 要注意事項!です。
ブラシ "2. Hardness nnn" の nnn は % ですね。
075 なら 75% の範囲と言う事でしょう。
サイズを 50 px に指定していれば、 50 x 0.75 = 37.5 px の範囲が 修復され、
中心部は 濃く(効果が高く)、外周部は 薄く(効果が低く)、 訂正されるのです。
30 px の範囲を直したければ、 50 px のサイズでも 駄目 で、
更に大きなサイズに変更するか、 同じ場所に複数回の修復を加えるか、 が必要です。
30 px を 75% で割った 約 40 px で済むかと言うと、 外に向かって薄くなっているブラシですので そう 簡単には行きません。
50 px のサイズですら、ご覧の通りです。
よく私がしていた失敗は、 このサイズに纏わるもので、
修復後に外周部がドーナツ状に残っている 奴 です。
適切な ブラシの設定 や 修復方法 に なっていなかった 事になりますね。
では、同じブラシで、3回重ねて修復したものを見て見ましょう。
実は、今、作っている スクリプト の実験を兼ねていたりしますので、 余計なものが入っていますが ... 。
余計なものとは 赤 と 濃い黄色 の 円 です。.
そうそう、 ゴミ修復 の練習素材としても使えそうなので、
ファイル CleaningDustTest2.xcf として公開します。
別投稿をご覧下さい。 *1.
GIMP xcf File CleaningDustTest2 *1.
この 別投稿 のリンク は 転載禁止! です。 *1.
これを使って、練習して見て下さい。 ブラシ選択の試行錯誤にも どうぞ。
ガイドが設定してあるので、 位置合わせは 簡単な筈です。
[追加情報 #1] *3.
修復箇所(スタンプ先のブラシ)の外縁部に、隣接する お隣の ゴミ が横断する形で存在する 場合には
要注意 です。
修復ツールの場合、 この お隣の ゴミ を うっすらと再現してしまいます!。
この場合、選択されたブラシのサイズが お隣の ゴミ を内包する程 大きければ、 その様な事態は避けられます。
[2016/03/19] ファイルへのリンク(別投稿)の記載漏れ を追記 *1.
[2016/03/19] ゴミ が 写真の 浮遊塵 の事である旨を明記 *2.
[2016/03/19] 追加情報 #1 を追記 *3.
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