2016年5月1日日曜日

PC windows 10 SSD+HDD クリーンインストール (1)


正規の Windows 7 sp1 から、 Windows 10 version1511 build 10586 に クリーンインストール する手順をご紹介します。
OS の構成は SSD + HDD です。
Users フォルダの実体を 別ドライブ上に置き、システムドライブにあるものとしてもアクセス可能な 方法です。
同様な方法で構成した Windows 7 は、これ迄、トラブルを起こした事はありませんでした。
認証も問題なく済みます。


先ずは、インストール前の準備について。


1.1 準備

クリーンインストールですから、後に、必要なソフトやアプリのインストールが待っています。
その為に、 旧 OS 上で、 インストールで利用しないドライブ(勿論、外部ドライブやネットワーク上でも可) に、
それらのインストローラーを準備します。
これらは、インストール作業で、間違ってドライブ指定しない限り、データ温存されます。

重要なのが、旧 OS 上での、ドライブ構成の確認です。
インストール時には、 ドライブの順番が、マザーボード上のポート順位で決定されるので、
D: ドライブ が D: ドライブ として表示されるか は分かりません。  E: かも知れないし、 G: かも知れません。
そこで、全てのドライブにある ラベル を紙に書き写しましょう。  ラベルなし には、新たに 名称を与えて置くのを お勧めします。
この時に、論理ドライブ番号や容量を控えて置くのも作業ミスを軽減するのに役立ちます。
更に、重要なドライブについては、容量そのものが異なる様にして置くのも 良い方法 です。  Win7 より小さめにしました。.
仮に、新しい未使用論理ドライブを幾つかのパーティションに分断して利用するなら、
旧 OS 上で、フォーマット迄 済ませて置くと、 作業が楽です。  インストールの最中に操作も可能です。 でも、大変。.
今回の私の例のように C: ドライブが OS 本体、 D: が 旧 OS ユーザー F: に新ユーザー 等と言う構成(旧 OS 上)も可能です。
  この場合、旧 OS での C: は全書き換え、D: は温存、F: は新規(未使用) になります。  マルチブートではありません。.
  お勧めは インストール及び OS 初期設定で弄るドライブが 論理ドライブの若い順に並んでいる様にする 事で、作業ミスを減らします。
  これを行うには ハードウェアでのドライブ繋ぎ替え(ポート変更)が必要になります。

  目標の構成は、新 OS 上で  C: OS 本体 D: OS ユーザー W: OS 作業用 (Temp)  で、
  インストール前に与えたラベルは、旧 OS 上で  C: OS-SSD F(D): D2 G(W):W2  で、
  C: 以外は未使用新ドライブ1台にパーティションを切ったもの。
  用意したドライブは 1TB HDD です。
  参考までに、各容量は C: 167GB (論理180GB) D: 380GB W: 50GB 新ドライブ空き:未割当  W はもっと少なくて良い気もします。.



尚、以前の OS はドライブ中央にファイル配置していましたが、 Windows 10 では、ドライブの先頭からファイルを詰めて行きます。


さて、 Windows 10 以外の OS からクリーンインストールに行くには、プロダクトキーが必要です。
別投稿 Win PS プロダクトキー取得 をご参照下さい。 *1.


さあ、本題。


1.2 開始

USB メモリに準備した Windows 10 OS イメージ から、 ブート します。  メディア作成ツール で作った USB メモリ です。
ブート方法は お使いのマザーボード(ハード機種) によって異なりますので、 マニュアル等をご参照下さい。
多くの機種は、BIOS が最初に動き出し、 画面下に 選択には 何かキーを押せ! と英語で表示されている筈です。

ブートされると、 インストローラ用の OS である Windows PE が起動されます。
この時の OS の使うドライブは X です。

画面に 警告 が出ます。
メディアからブートしてるけど、 アップグレードならそれを外して Yes、 クリーンインストールなら No、 を押して と、
促されます。  No を選択です。

次に、 インストールする 言語と ロケール(時刻と通貨) と キーボード入力 と 種類 と の4項目の選択画面になります。
通常は、 そのまま、 次へ です。

ライセンス認証の画面に変わります。
必要なら、ここで、プロダクトキーの入力をしますが、
Win10 の同じエディションで、で認証が通っているなら プロダクトキーがありません をクリックします。
  今回は特殊なケースで、 Win7 HomePremium から win10 Home に上げた状態で、
  Win8 Pro 優待キー を適応する為、 そのキーを入力して、 先に進みました。
  因みに、プロダクトキー は、エディション や 販売形態 (OEM / DSP) の情報も持っているのかも知れません。.

ライセンス条項の同意の画面に変わります。  同意します で 次へ。

インストール場所の選択画面になります。
現在 旧 OS が入った状態ですので (MBR 構成) 、
  ドライブ 0 パーティション 1 システムで予約  100.0 MB
  ドライブ 0 パーティション 2 ラベル       xxx.x GB  ラベル は OS とか System とか様々。.
  ドライブ 0 パーティション 3            450.0 MB

 
これを、上から選択しながら、 枠の下のある 削除 で 未割当 状態にして行きます。
こうなっていれば OK です。
  ドライブ 0 パーティション 1 の割り当てられていない領域  yyy.y MB
  ドライブ 1 ....          以下省略

次へ。

Windows をインストールしています の画面になり、 インストールが開始されています。
待ちましょう。


1.3 ユーザー用のドライブを設定

何回か再起動を繰り返し、 画面も少し変わります。
暫くすると、 青い背景の 綺麗な画面で こう表示されます。

すぐに使い始めることができます

もう、あなたのお使いの PC は Windows 10 で起動された状態 ? になっています。  確か、 BuiltInAdmin. だったかな?。.
インストールの最終段階の ユーザー登録ステップを残すだけ です。

でも、待った!。
そのまま、何もせずに(簡単設定を使う や カスタマイズ を押さずに)、 私の話を聞いて下さい。

このまま、次のステップに入ってしまうと、 当初の目的の 複数ドライブへのインストール分割 は 出来ません。

この画面 すぐに使い始めることができます で キーボードから Shift + F10 を押して、コマンドプロンプトを立ち上げます。

そこで、次の作業をします。  図は作業前。
 

内容は、 
     Users フォルダの 別ドライブへのコピー と 削除 と Junction での 元の状態への参照 を追加
     レジストリの設定を変更(GUI 使用)      コマンドラインからの操作も可能ですが、タイプミスは致命的ですから。.
具体的には 以下の枠の中のコマンド を実行して行きます。
          システムが入っているのが C: ユーザー用のものが D: で認識されているものと仮定します。

 重要:
 ここで、表示されているドライブレター(C: とか D: とか)は、 ご利用の環境(記憶装置を接続したポートの順位)によって異なります。
 異なる文字が表示されている場合に、 C:+D: の構成にするには、
    記憶装置の繋ぎ替え後に再クリーンインストール または
    この robocopy コマンド実行前に、 diskpart コマンド(assign)による ドライブレターの個別振り直し が必要になります。
                             Vista の頃のリンクですが ... DiskPart のコマンド ライン オプション
                          既に 、配置構成が終わっている System (OS) の入った C: は移動しないで下さい。


robocopy "C:\Users" "D:\Users" /E /COPYALL /XJ

rmdir "C:\Users" /S /Q

mklink /J "C:\Users" "D:\Users"

regedit

  HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows NT\CurrentVersion\ProfileList

      Default              EG_EXPAND_SZ    D:\Users\Default

      ProfilesDirectory    REG_EXPAND_SZ   D:\Users

      Public               REG_EXPAND_SZ   D:\Users\Public

exit

注: ブラウザ上の表記は C:\Users ですが コピーペーストすると C:¥Users になります。  ブラウザの仕様です。
    敢えて、そのままの表示にしてあります。  ご自分でキーボードからタイプなさる時は \ を ¥ に替えて下さい。.


こうして、構成し直した状態で、 次のユーザー登録に進み、 インストール作業そのものは終了です。

この状態で、 既に、 ユーザー絡みの実体は HDD 上に存在しています。 *2.


続いて、 OS の初期設定をして行きましょう。
メイン PC の位置付けのこのマシンは、 ネットワークブリッジ を持ちます。  特殊な例ですが ... 。.
ですから、ネットワークの構成 と、 基本的な OS 設定 と、 ソフトの導入 について書く予定です。  
次の 投稿  PC windows 10  SSD+HDD クリーンインストール (2) を参照下さい。



[2016/05/01] 準備 に プロダクトキー取得 を追記 *1.
[2016/05/01] 図を挿入
[2016/05/02] 次の投稿名をリンク化
[2016/05/07] 間違い訂正 *2.

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