春。
良い季節が訪れる訳ですが、
例年、悩みがあります。
実に、下らないものなのですが ... 。
写真 です。
秋にも似たケースに襲われますが、春は殊に顕著です。
春らしい写真が撮れない! と言った 当たり前の悩みではありません。
身近な景色を撮る事が好きな 私 は、
俗に言う 風景写真 が その守備範囲になります。
春らしい の 代表格 は、そう、開花 でしょう。
濃淡はあるものの、 一年中、 何らかの花が咲きますが、
その種類と色や形態に於いて、他の季節を圧倒するのが、春 なのですね。
カメラ片手に繰り出せば、何らかの花の写真が残る事になります。
暖かくなって、身も心も、軽くなり、 行動半径や意欲も充実しています。
梅に始まり、椿や 桜や 桃や 菜花 や タンポポや チューリップや ... 。
数えるとキリがありません。
斯くして、色々な種類の膨大な(?)写真が手元に残されます。
さて、それらの中から、春らしい写真を選ぶとなると ... 。
苦行!以外の何物でもありません。
これもあれも、と焦点が絞られません。
正に、百花繚乱の趣き。
でも、待って下さい。
春は、花の季節のみならず、新葉展葉の季節でもあります。
これも、実に、美しい!。
この時期にしか見る事が出来ない 微妙な トーン のパレット に 覆われます。
微妙なと言えば、
開花後の蕊の残った草木を引いて(遠目に)に見ると 恰も 靄が掛かった如く 樹姿が覆われる事もあります。
はい。 開花前の 蕾を沢山抱いた姿 も微笑ましいですね。
この様に、 色々な 春 の姿があります。
とても、 一枚とか数枚で 表現 出来るものではありません。
でも、 選ばないと ... 。
さて、
困り果てる 或いは 大いに悩む 訳です。
例えば、 Blog に公開となれば、
一般受けし易い 桜 が ひとつの ポイント になります。
気象情報を引き合いに出せば、 前線が発表されるのは 桜開花前線 だけですし ... 。
桜開花前線 が全国的に使われるのは ひとえに 染井吉野 と言う 単一品種が普及したお陰 です。
この園芸品種は 実生ではなく 挿し木接ぎ木繁殖 なので、 個体差が少ない 為でしょうね。
そして、一時期、 盛んに植樹され、全国に拡がって一般化されている 珍しい 状況 でもあります。
だから、天候の指標として、有益 と判断されているのでしょう。
でも、 前に書いた様に、 春は 色々な写真素材が 目白押し です。
あれも、これも、 ... 。
きりがない 状態です。
そして、このピークの短い期間は あっという間に過ぎ去ります。
うかうかしていると、 直ぐ、次のシーズン入りに ... 。
それに拍車を掛けるのが、 撮影場所による気候の変動が大きい事です。
少し、北や高地に移動すれば、 季節は逆回りしてしまいます。
春が欲しければ、 動き廻れば良い のですが、
その結果、更に、公開候補が乱立する 羽目 に ... 。
斯くして、 出し剥ぐった お気に入り が溜まって行く事に ... 。
恐らく、季節感を無視して、お気に入り を漏らさずに公開して行けば、
春や秋ばかりの Blog が誕生するでしょう。
夏を過ぎても、春の絵ばかりの Blog ... 。 それも、面白いかも知れませんが。
冬になっても、春の絵ばかりの Blog ... 。 それも、面白いかも知れませんが。
秋になって、やっと夏の絵が登場する Blog ... 。 それも、面白いかも知れませんが。
夏になって、偶然にも、季節が合う Blog ... 。 それも、面白いかも知れませんが。
撮れなければ 撮れないで 悩みは多いし、
撮って溜まれば 溜まった分だけ 増える悩み ... 。
あ~、 季節感を重視した Blog は ... 難しい。
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