写真が趣味! なんて宣う様になると、 高級機種に憧れ ますね。
今回は、 どんな機種を 選べば 手にすれば 良いか? ではなく、
機材に依って、 撮る時の感覚が養われる と言う事を書いて見ます。
使っている機材に 大いに 影響されている! ですね。 端折ってしまえば。
そんな、
何を使っても、私は上手だ! とか、
うちのカメラ以上に高い機種は無いぜぇ! とか、
どうせ、駆け出しだから、初心者用で十分! とか、
仰らずに。
実は、知らず知らずのうちに、使っている機材に左右された撮影法が身に付いています。
それなりの 絵 が撮れるのなら、 敢えて、難しい作法に挑む方は少ない とも思います。
その機種を 使いこなす なんて、 とてもとても、叶わぬ夢です。
ほんの一部の機能を使って、写真を撮っているに過ぎません。
自分が撮影し易い方法でシャッターボタンを押している訳です。
あなた の 独自のスタイル が 確立されます。
そして、 その機種が あなたの写真の基準になります。
その機種とは言っても、
俯瞰的に、同じ時代の機種は、メーカーや型番に係わらず、
概ね、似た傾向を持ちます。
ですから、 具体的な機種はあまり関係が無い事にして話を進めましょう。
勿論、 撮影方法に 光学ファインダー 、電子ファインダー、後部モニタ(スクリーン) と、
そのスタイルは 様々で 大きな差異 がある 事は承知してはいますが。
今は、その過渡期なのかも知れません。
孰れ、淘汰され、 類似のものに収束して行くのが、 これ迄の この業界 の常でした。
様々な試行錯誤が繰り返され 複数が乱立している時期 は まだ熟成されていない証拠です。
でも、 熟成は永遠ではありません。
次のステップに向けて、また、新たな道を探し始めるからです。 .
例を挙げて見ますね。
コンパクトから一眼に移行して来た方は 撮影に背面のモニターを使いたがります。
今迄、そうして撮って来たから です。
嘗てのフィルム時代からの方々は 中央に被写体を置きたがります。
それは、中央に何らかの印があって、そこで撮りなさいと教わって来たから です。
連写に憧れて機種を変えた方々は やたらとパシャパシャと嬉しそうです。
嘗て味わえなかった、その音に酔っているのでしょう。
巨大なバズーカ砲的レンズを 肩に掛け 手に携えた 方々は 如何にもカメラマンと言ったお顔です。
そりゃそうです。 だって、高かったんですもの。 重いんですもの。
知らず知らずの内に、その方のカメラ遍歴が滲んでしまう瞬間ですね。
これらは どれもこれも 良し悪し を云々出来るものではありません。
それは身に付いたものであり、身に付いて行くものだからです。
撮った結果に満足しなければ、学習して行く訳ですね。
その機種に備わった様々な機能を駆使する様になるのです。
でも、お呼びで無い機能も沢山ありますね。
使った事の無い機能は沢山ある筈です。
将来、それが必要になる時が来るかも知れません。
寧ろ、気にすべきは、 使っている機種に応じた使い方が 躰に染み込んでしまう事。
つい、 いつもの あの 方法で、 が 頭を覗かせる様になる事です。
学習して、躰が憶えてしまった 行動パターン は なかなか抜けません。
そう、 彼の有名な パブロフの犬 的な あれ です。
さて、機種選び。
他人さまに聞けば、色々な答えが返って来ます。
どれが最善なのかは 分かりません。
答えは自分で出すしかないのです。
他人さまが、どんな経緯でカメラ遍歴して来て、どんなものを撮っていて、どんな結果を紡いでいるのか?。
それを充分に理解していれば、参考にはなるかも知れません。
でも、参考程度です。
大抵は、当て には なりません。
どの機種を選んでも、そうは、大きく外れにはならない筈です。
そして、どの道、 あなたの欲求を全て満たす オンリーワンな機材 はありません。
でも、そこそこ、使える筈です。
そう、信じています。
問題は どう使いこなすか? です。
そして、使えば使う程、 その機種があなたに寄り添います。
先に書いた、 別の機種に移行した時の傾向となって現れます。
背面モニターで撮影していた方が、光学ファインダーに切り替えると、
えらくバッテリーが持つ様になって、 とか、
お任せオートから単機能オートやマニュアルに切り替えると、
難しいが面白い、 とか、
高いだけあって、高級機種や超何とかレンズなら、
今迄、撮れなかった光景をゲット出来る、 とか、
勿論、今迄と勝手が違うので、
最初は、右往左往でしょう。
でも、その丘をヒイヒイ言いながら登れば、知らなかった景色に出会えるのです。
途中で諦めれば、永遠に、その景色は見られません。
でも、時には、開き直りも 肝心 です。
知らぬが仏! なんて言う 諺 を思い出して下さい。
丘の向うが絶景とは限らないのです。
仮に、一度、その絶景を味わってしまうと、 麻薬的な誘惑が あなた を襲います。
手持ちの機材で楽しむ のも良いものです。
手慣れた撮影方法で楽しむのも 良いもの です。
そのうち、自然と、次の機材の姿が浮かぶ様になりますって!。
ほら!、 メーカーが、写真友達が、カメラ屋が、 これ買え! って、呟いてますよ。
寧ろ、その誘惑を断ち切る勇気の方が難しいのかも。
そして、悲しいかな、 やっと手に入れた機種は直ぐに時代遅れになります。
誘惑は次から次へと。
でも、 撮らなきゃ 始まりません ... 。
そして、 そのカメラでの経験が あなたの スタンダード となって行きます。
そう言う意味では、最初のカメラ選定は重要かも知れません。
いずれ、そのカメラに無い別の機能を求めてカメラ遍歴がスタートするからですね。
いえ、 最初で無く共、同じですね。 カメラの選定。
覚えて置いて下さい。
今使っているカメラは あなた に知らず知らずのうちに 喰い込み、
あなた の カメラの使い方 を縛り付けています。
そして、
究極の1台 ... は 存在しません。
皆、どれも、 欠点だらけで、 そのくせ魅惑的な もの ばかり だからです。
究極の1台 は ... 存在しません。 恐らく。 そして、何時でも。
機材を替えたから、 写真が変わるなんて、 ほんの 僅か です。
結果として残る写真の本質はそうは変化しないのです。
その ほんの 僅か を求めて、 やれ このカメラは ... 等と宣う訳です。
カメラの性能を評価する為に写真を撮っている方を除外すれば、
大抵の方は 写真を撮る為に その カメラ を担いでいる 筈 ですから。
ならば、 長所短所を飲み込んだ上で、 その機材に愛情をもって接し、
歴史を刻んで行って下さい。
最高級のカメラが あなたにとって 最高級 とは限りませんし、
入門者対象のカメラが 上級者に不足だらけである とも限りません。
中級扱いだからと言って、鳴かず飛ばず とも限らないですし。
皆、長所もあれば、欠点もあります。
欠点の無いカメラ何て永遠に現れません。
長所 0 のカメラは これ迄も 無かった筈です。
長所短所 と言っても、それは一般的な噂や定評ではなく、
使っている あなた が感じている事ですよ。
どうか、 巷の評判に惑わされずに、ご自分の評価をしてあげて下さい。
あなたの中では違うかも知れませんから。 :) 。.
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