そう。 択一 です。
と、 以前の投稿 で書きました。
でも、 ふたつの GIMP の共存は可能です!。
普通は、この様に、古い環境を保持する必要は無い筈です。
ソフトが更新されれば、それに従って、新しい器に入るのが 吉 です。
でも、時によっては、
双方でのテストをしたい! とか、 新しいソフトの不具合対策で双方を保持したい! とか、
そんなケースもあるでしょう。
前置きはこれ位にして。
GIMP 2.8 と GIMP 2.10 とを 併存 される方法を書きます。
インストーラが面倒を見てくれない処を 何とか強引に かわします。
はい。 非公式です。 推奨外です。
一見、問題は無さそうなのですが、 個人責任において、お試し下さい。
未だ、GIMP 2.10 がインストールされていない状態からスタートします。
以下の例で、 GIMP 2.8 の Home Directory (GIMP 2) の時刻が新しいのは、
一旦、2.10 をインストールして 2.8 が書き換えられた為、
アンインストールして、2.8 を再インストール(ヘルプ共)したからです。
また、2.9 や 2.10 のものは Unstable や RC 版が作ったものです。
通常の 2.10 は GIMP 2 にインストールされます。 .
尚、これからの文章は以下に投稿した内容を加筆修正しました。
https://bugzilla.gnome.org/show_bug.cgi?id=795654
コマンドプロンプト cmd.exe を 管理者として 立ち上げます。
そこで、以下の様に、ROBOCOPY を実行します。
ROBOCOPY "C:\PROGRAM FILES\GIMP 2" "C:\PROGRAM FILES\GIMP 2.8" /S /DCOPY:T
(Copy from 'GIMP 2' To 'GIMP 2.8')
Prompt On Japanese Windows 10 version 1803 cmd.exe
Microsoft Windows [Version 10.0.17134.1]
(c) 2018 Microsoft Corporation. All rights reserved.
C:\WINDOWS\system32>dir "c:\program files\gimp*"
ドライブ C のボリューム ラベルは OS です
ボリューム シリアル番号は xxxx-yyyy です
c:\program files のディレクトリ
2018/04/30 21:57 <DIR> GIMP 2
2018/03/29 21:51 <DIR> GIMP 2.10
2017/09/07 19:30 <DIR> GIMP 2.9
0 個のファイル 0 バイト
3 個のディレクトリ 71,580,262,400 バイトの空き領域
C:\WINDOWS\system32>rem "gimp 2 dir. is installed stable 2.8.22"
C:\WINDOWS\system32>rem "try old gimp kept, installing new one!"
C:\WINDOWS\system32>ROBOCOPY "C:\PROGRAM FILES\GIMP 2" "C:\PROGRAM FILES\GIMP 2.8" /S /DCOPY:T
-------------------------------------------------------------------------------
ROBOCOPY :: Windows の堅牢性の高いファイル コピー
-------------------------------------------------------------------------------
開始: 2018年5月7日 23:59:42
コピー元 : C:\PROGRAM FILES\GIMP 2\
コピー先 : C:\PROGRAM FILES\GIMP 2.8\
ファイル: *.*
オプション: *.* /S /DCOPY:T /COPY:DAT /R:1000000 /W:30
------------------------------------------------------------------------------
新しいディレクトリ 0 C:\PROGRAM FILES\GIMP 2\
新しいディレクトリ 0 C:\PROGRAM FILES\GIMP 2\32\
新しいディレクトリ 49 C:\PROGRAM FILES\GIMP 2\32\bin\
<中略>
新しいディレクトリ 1 C:\PROGRAM FILES\GIMP 2\_off\
100% 新しいファイル 12.1 m libgs-8.dll
------------------------------------------------------------------------------
合計 コピー済み スキップ 不一致 失敗 Extras
ディレクトリ: 499 499 0 0 0 0
ファイル: 6391 6391 0 0 0 0
バイト: 321.30 m 321.30 m 0 0 0 0
時刻: 0:00:39 0:00:34 0:00:00 0:00:05
速度: 9762346 バイト/秒
速度: 558.605 MB/分
終了: 2018年5月8日 0:00:21
C:\WINDOWS\system32>
End Prompt
その後、 もし、デスクトップアイコンがあれば、
リンク先(T): と 作業フォルダ(S): とを コピー先のパス に変更して置きます。
具体的には、 GIMP 2 を GIMP 2.8 に変更します。
これで、 インストールされた GIMP 2.8 の 実体 がコピーされ、
GIMP 2.8 が ふたつ ある状態になります。.
そこで、 インストーラ gimp-2.10.0-setup-2.exe *1 *2 を使って、
GIMP 2.10.0 を、同じ環境下にインストールします。
上書きインストール、詰まり、アップグレードに相当します。.
インストーラによって、
古い GIMP 2.8 の実体及び OS 絡みの設定が、 GIMP 2.10 に書き換えられます。
勿論、 複製した GIMP 2.8 の実体に影響はありません。.
以上で、 めでたく!、 GIMP 2.8 と GIMP 2.10 が 共存 する形となります。 :)
さて、補足を。
OS から見た場合、
GIMP は、 2.10 に置き換えられた形です。
従って、 .xcf ファイルに関連付けされたソフトは GIMP 2.10 になります。
ファイルダブルクリックで立ち上がるのは GIMP 2.10 です。
そう。
主力は 2.10 が担い、 必要に応じて、デスクトップアイコン等から 2.8 も利用出来る、
そんな構成になります。
幸いなのは、このふたつの組み合わせは、ユーザー絡みの設定の保存場所が異なっている事です。
GIMP 2.8 : C:\Users\<UserName>\.gimp-2.8
GIMP 2.10 : C:\Users\<UserName>\AppData\Roaming\GIMP\2.10
インストーラは自動で古い設定を新しい場所にコピーしてくれる筈です。
でも、 これから(将来)は、あなたがそれを管理する事になります。
また、複製後の GIMP 2.8 のアンインストール等は OS が面倒を見てはくれません。
該当フォルダを手動で削除する必要があるでしょう。
再インストールも難しい(面倒な)気がします。
必要でしたら、バックアップを保持して下さい。
[2018/05/10] 注釈追記 x64 の場合、不具合が生じたら、古い gimp-2.10.0-x64-setup.exe を試して!。 *1.
[2018/05/15] gimp-2.10.0-setup-1.exe は上書きインストールで古い環境を引継ぎ問題を起こすケースが報告されています。
対応されたものが近々登場すると思いますが、 当座は アンインストール を挟む方が良いでしょう。 *2.
[2018/05/16] gimp-2.10.0-setup-2.exe が公開され、上記問題回避がなされました。 *3.
[2018/05/19] Python Console の不調が認められる場合、以下を参照して下さい。
http://shiroyuki-mot-presents.blogspot.com/2018/05/download-gimp2100-file-default-env-win64.html
Link の無断転載を禁じます!。.
[2018/05/29] gimp-2.10.2-setup.exe になっても、上書きインストールは問題がありそうです。
アンインストール 並びに 不要データ削除を行った方が良いでしょう。
対象は以下のふたつです。
C:\Program Files\GIMP 2
C:\Users\UserA\AppData\Roaming\GIMP\2.10
より慎重を期す場合、以下のフォルダもリネームをしてのインストールがお勧め。
C:\Users\UserA\.gimp-2.8
Plug-In 等の .exe や .dll そして .scm や .py が 対応していないケースを想定。
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