2020年1月16日木曜日

GIMP 写真のトリミング縮小を手動で

年頭に、 GIMP Script-Py (4) Python らしく UI を 追補 実例 を投稿した訳ですが、
スクリプト等の詳細を示さないのは如何なものか ... と思いましたので、
手動で実行する場合のポイントだけ、
載せて置きます。


GIMP Script-Py (4) Python らしく UI を 追補 実例

で、UI を中間に挟んで、対話実行 且つ トリミング縮小の自動化例を示しました。
元画像の縦横比を維持しながらトリミングする方法です。

そこで、スクリプト公開はしないと決めた訳ですが、
縦横比維持でのトリミング は 需要がある と思いますので、
スクリプトでは無く、
マニュアル操作で行う場合の ポイント を示して置きましょう。

要は、
矩形選択範囲 を 元画像の縦横比にする事 です。
  元画像を全て選択 すれば、簡単!。
  但し、対象レイヤーに対して全てが見える画像サイズに調整されている事が必須です。
その後、画面を見ながら、矩形選択範囲を小さくします。

こうして、
切り出した選択範囲コピー(レイヤー若しくは画像)に対して、
縦横比を維持したまま、目的のサイズに縮小すれば、
目的達成! と相成ります。
まぁ、当然の事 ... なのですが。

例として、
1800x1200 の元画像を トリミングし 900x600 に縮小する場合の、
矩形選択範囲の手動操作例を図示します。



ここで、ちょっと、解説。

上の説明は、
画像サイズをその縦横比(アスペクト比)で縮小するものです。
でも、複数のカメラモデルが混在する場合、ちょっと、複雑な事になります。

カメラ(写真)の縦横比(アスペクト比)は 例えば 2:3 であっても皆同じではありません。
モデル固有の揺らぎがあります。
これは、恐らく、jpeg の量子化の最小基準 8 に基づく、画像センサー起因の制限です。
きっちり、その比率になっていないケースも多いです。
ですから、
同じアスペクト比にした写真でもカメラモデルが変われば、微妙に、縦横比が揺らぎます。

これを、統一された サイズに縮小する場合、
切られるのを承知で プロポーション維持を優先するか、
全画面表示に拘り 微細な縦横比誤差を許容するか、
の2択になります。
此処で、詳細には触れませんが、
検討の余地あり、と書いて置きます。

脱線。
先の投稿で、スクリプトのメニューダイアログに New Frame Setting (As New Layer) の項目があるのも、
其れへの対応です。
同様に、解説中の図に、背景と記したレイヤーが存在するのも同様です。



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