2021年9月26日日曜日

GIMP 縦長写真をそのまま開く時 追記

GIMP 縦長写真をそのまま開く時 で書いた EXIF Tag による回転ですが、
さて、 開いた後に保存するとどうなるか?。
無論、EXIF 付きで保存 のケースですが、
此れは理解して置いた方が良さそう、と思いましたので


GIMP 縦長写真をそのまま開く時 で書いた様に、
カメラで撮影された画像は、横長 が データ格納の基本 になっています。
其のままでは 再生時の認識 で不都合が生じ易いので、
撮影時のカメラの向きを元に、回転データを EXIF Tag で保存が可能です。

此れに対応する多くの アプリやソフト では、
表示時点で、向き(回転)変更をサポートし、
より正確な 再現 を可能にしています。
(但し、全てのものが対応している訳ではありません。)

其れが、先に示した GIMP での対応方法になります。
回転を選ぶ事が可能 と言った立ち位置。  下図は従前の投稿から流用 (GIMP 2.10.14)。


では、
EXIF 情報に沿って、回転した状態でファイルを開き、
画像に 何某かの編集 を加え、
再び、EXIF 情報付きで保存すると、
回転情報はどうなるのか?。

結果は、
EXIF から 回転情報 は 初期化 され、
生データ 1、回転角度 0°、で 保存される事になります。
格納された画像は 回転した後の並び で 保存されています。

ですから、再び、其の編集後画像を開けば、
従前の回転情報を加味した内容で再現されます。
そして、ソフト類の EXIF 回転対応 如何 に拘らず表示される事になります。


さて、此処迄は 良し としましょう。

では、
開く時に回転させず作業したらどうなるか?。
回転情報は保持されるのか?。
答えは ノー! です。
回転情報は 破棄 され、
カメラを水平で撮影された状態に変化して仕舞います。
仮に、如何にも縦位置で撮ったコマであっても、です。
そう、横長に化ける、と。
回転は温存はされない事になりますね。

そうなると、
基本的には、 簡単に、再び 回転情報 を付加する術はありません。
GIMP Console (Script-Fu / Python Script) を使って、
Tag に 直接 編集を加える手段は残されますが、
専門的になる為、一般的では無いでしょう。

  そう、GUI では、EXIF 書き換えは未対応の様です、 現状では。
  でも、全く不可能 では無い! と付け加えて置きます。

  該当箇所の切り出しと 置換と 上書きとを 熟す必要があります。
  無論、EXIF の回転データ形式を知っている前提にもなりますが。

ですから、 普通は、困り果てるとすると、
他の EXIF Tag を操作可能な ソフトやアプリ に頼る事になるのかも知れませんね。


まぁ、 悩ましい事でもある 気がします。
しかし、きっと、 素直に、回転させて作業しなさい! と怒られるのが 関の山 かも。



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