やはり、本調子では無いのかも知れません。
其処で、本格的に、調査や対策を。
sfc や dism を使って、調べました。
上書きインストールを覚悟していた修復が、
chkdsk /R で済んで仕舞い、胸を撫で下ろした訳ですが、
どうも、
本調子では無い様な気がしていました。
修復そのものは 其の参 を参照下さい。
特に、格別の不調を呈していた訳では無いのですけれど、
何と無く、そんな気がしていたのです。
動きが もっさり していて、Sleep Mode も効いていません。
長年の勘 と言う奴でしょうか ... 。
上書きインストールを覚悟、ですから、
手元には、ESD USB の 媒体 があります。
しかし、此れから試み様としている dism を使った修復の説明は、
企業ベースの OS のものを参考に書かれる事が多いからか、
install.wim を対象に話が進みます。
ESD USB に格納されているものは、
複数の .wim を圧縮した .esd 拡張子のもの。
dism を使って、此れを .wim に展開してから、
該当作業に入りましょうと説明される事が殆どでしょう。
さて、具体的に。
尚、
古い PC なので、結構な時間を要しますが、 ね。
後々、詳しく書きますが、
先ずは、 sfc による 整合性のチェックを。
管理者 として、cmd.exe を開き、
sfc /scannow を実行しましょう。
リソース保護は、整合性違反を検出しませんでした。
幸い、問題報告はなされず、パスしました。
続いて、同じく、cmd.exe から、
DISM /Online /Cleanup-Image /ScanHealth を実行します。
コンポーネント ストアは修復できます。
操作は正常に完了しました。
あはは、見事に 引っ掛かりましたよ。
ESD USB の cmd.exe から chkdsk /R を動かした際に、
幾つかの システム絡みのファイル を失っていたのを思い出しましょう。
DISM /Online /Cleanup-Image /Restorehealth の出番ですね。
イメージのバージョン: 10.0.19045.2486
[==========================100.0%==========================]
エラー: 0x800f081f
ソース ファイルが見つかりませんでした。
機能の復元に必要なファイルの場所を指定するには、"Source" オプションを使用してください。ソースの場所の指定方法の詳細につ いては、https://go.microsoft.com/fwlink/?LinkId=243077 を参照してください。
DISM ログ ファイルは C:¥WINDOWS¥Logs¥DISM¥dism.log にあります
しかし、ファイルがありません! と怒られて仕舞います。
当然! かも。
dism.log を覗くと、何処かで見た記憶のあるファイル名がエラー表示されています。
成る程、Chkdsk /R で失ったファイル群は 此れ等 だったのか、と。
此処で、
検索で教えて貰った install.wim を使った 修復 を試みます。
まぁ、素直に、上書きインストールを行う手段もある訳ですが ... 。
ESD USB の中には、
install.wim は存在せず、
install.esd として保存されています。
此れは、複数の Editions (Home/Education/Pro) を ひと纏め にしたもの。
其の中から、該当 Edition のものを抽出するのですね。
第一の作業は ファイルのコピー です。
ESD USB の中から、 install.esd を写します。
以下の例示では、
J:¥WinOSImages¥W10v22H2¥
に置くものとします。
第二の作業は 情報の確認 です。
以下のコマンドを叩きます。
J:¥WinOSImages¥W10v22H2>
DISM /Get-WimInfo /WimFile:install.esd
展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.19041.844
イメージの詳細: install.esd
インデックス: 1
名前: Windows 10 Home
説明: Windows 10 Home
サイズ: 15,539,072,865 バイト
インデックス: 2
名前: Windows 10 Education
説明: Windows 10 Education
サイズ: 15,883,789,822 バイト
インデックス: 3
名前: Windows 10 Pro
説明: Windows 10 Pro
サイズ: 15,880,797,481 バイト
操作は正常に完了しました。
1番目が Home で、3番目が Pro ですね。
第三の作業が .wim 作成 になります。 Edition Home の場合。
J:¥WinOSImages¥W10v22H2>
DISM /Export-Image /SourceImageFile:install.esd /SourceIndex:1 /DestinationImageFile:install_Home.wim /Compress:max /CheckIntegrity
イメージをエクスポートしています
[==========================100.0%==========================]
操作は正常に完了しました。
因みに、うちの Windows 10 群には Home も Pro も混在していますので、
序ですから、両方のものを作成して置きました。
但し、以降の実行時には 間違えない様にしないといけませぬ。
其れ故、命名に Edition を含んだものにした訳です。
第四の作業が やっと dism 修復の再トライ です。
C:¥WINDOWS¥system32>
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /source:WIM:J:¥WinOSImages¥W10v22H2¥install_Home.wim:1 /LimitAccess
展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.19041.844
イメージのバージョン: 10.0.19045.2486
[==========================100.0%==========================] 復元操作は正常に完了しました。
操作は正常に完了しました。
注意点が幾つかあります。
1. dism command は 他の Windows Tools とは異なり、
大文字小文字を区別する事!。
正確に、パス名とファイル名 を記述する事が肝要!。
2. 対象ファイルに、Read Only 属性が 付加 されていない事!。
3. OS の Edition/Version/言語 と相違が無い事!。
さて、以前も本件は検索した事があります。
其の折の記憶では、
WIM では無く、ESD と指定し、Image Index を正確に指定すれば、
.wim を取り出さず共、実行可能なのかも。
今回は試しませんでしたが、
興味のある方は トライ して見て下さい。
但し、圧縮してある ESD ですから、展開のオーバーヘッドがある筈です。
最近の機種ならば速いので問題は無い筈ですけれど。
其の折のコマンドは以下の様なもの。
Edition Pro の場合。 <full-path> は 要置換。 コピペ時に ¥ は 打ち直して!。
DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth /source:ESD:<full-path>¥install.esd:3 /LimitAccess
因みに、
此の修復作業は OS 再起動 によって、有効化される筈です。
実際に、再起動前に スリープ しても 不調 でしたが、
再起動 を経た後は、正常に 稼働 しています。
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