と思ったのが、地獄の始まり。
まぁ、何とか凌げたから良いものの、
一時はどうなるか! でした ... 。
少し前と異なり、2.5 インチ SSD (SATA) も随分とお安くなりました。
流石に、草臥れて来た 古~い ノート PC なのですが、
見た目は 極普通に 稼働している様に見えます。
しかし、
内部で不整合がある様で、
改善や修復を行っても、元の様に 不安定 になります。
不安定 と書きましたが、 使え無いレベル では 無い のです。
まぁ、我慢出来る範囲 ... 。
そうです。 変な挙動を見せる事があるのが、
痛い処。
将来に向けての 一抹の不安材料。
いざ、2.5 インチ SSD に お引越し となると、
隠れていた 不整合 が顔を覗かせて、
作業を遮る状態です。
さて、
HDD は 500GB で、用意した SSD は 512GB と、容量違い。
出来れば、同一容量にして置けば、不安要素も減った筈ですが ... 。
フリーの お引越し ツール を 幾つか試しましたが、
悉く 壊滅! なのです。
そう、最後迄、完走する事無く、
途中で 座礁 して、失敗! に終わるのです。
恐らく、理由は、
元の HDD が 不良セクタ を抱えている事。
オマケに、
OS Windows の内部でも不整合を抱えていて、
帳尻が合わない状況なのでしょう。
表面的に、整合が取れていると報告されても、
其の実、完璧な状態では無く 動いている 、 と。
MFT が(部分的に)壊れていると 報告 する ツールもありましたし、
CRC が不一致で読み出しに失敗するツールもありました。
不良セクタ部分は 使用禁止 のフラグが立ち、
データは無いと思うのですが、
或いは、シャットダウンの終了処理の最中、
其処にアクセスして仕舞ったのかも知れません。
故に、
前に書いた様に、週末に落として週明けに立ち上げた瞬間に、
地獄の蓋が開いた ... と。
そう、 スリープで逃げている平日には事は起こりませんでしたから。
起こるべくして、事は起こった のだと思います。
そして、 修復を経た後も、完璧な状態とは程遠い なのでしょうね。
此の手の状況を打破するには、新しい記憶装置でクリーンインストールが王道ですが、
何分にも、古~い PC 。
オマケに、
此の PC のみの 従前の古い 環境 もあって、捨て難い状況なのですね。
温存して置きたい処。
かと言え、 最初から、環境を再現する作業を熟すのは、
避けて置きたい処 なのです。
其処で、辿り着いたのが、
前回お世話になった Ubuntu にある ディスクコピーツール ddrescue 。
不良セクタ がある前提で、コピー作業を熟します。
なので、今回の対応には ピッタリ でしょう。
因みに、
Ubuntu LiveUSB に ddrescue は入っていませんし、
入れたとしても、次回には消されているので、
毎回、Install が必要となります。
そう、Internet 接続は 必須! と言う事になりますね。
USB 接続の Wifi Rooter なら 疑似 Ethernet を Ubuntu が確立しますが、
Wifi 接続の場合は SSID や キー の入力 が必要でしょう。
ddrescue の Install は こう です。
1. Terminal(端末)立ち上げ
2. sudo apt update
3. sudo apt-get install gddrescue
実際に動かす前に、ドライブを確認します。 重要!。
今回は dev/sda (HDD) と dev/sdc (SSD) と、でした。
Terminal から Command で行う方法もありますが、
今回は GUI からで 済ませました。
そして、肝心な ddrescue の実行です。
4. Terminal から
5, sudo ddrescue -f -v -n /dev/sda /dev/sdc
尚、重症なケースでは、
sudo ddrescue -f -n -v /dev/sda /dev/sdb logfile.log
# next
sudo ddrescue -f -d -r1 -v /dev/sda /dev/sdb logfile.log
とステップを分ける事もある様です。
今回、OS 絡みの 救え無い ファイル があっても、
最悪、OS Image から dism させる心算ですので、
.log による 複数回の吸い上げ は しません でした。
但し、 HDD > SSD (容量違い 500 > 512、共に MBR、USB 接続は 2.0) でもあり、
6時間を費やしています。
流石に、長~い ですね。
Terminal の std-out(出力)を掲載して置きましょう。
ubuntu@ubuntu:~$ sudo ddrescue -f -v -n /dev/sda /dev/sdc
GNU ddrescue 1.23
About to copy 500107 MBytes from '/dev/sda' to '/dev/sdc'
Starting positions: infile = 0 B, outfile = 0 B
Copy block size: 128 sectors Initial skip size: 9856 sectors
Sector size: 512 Bytes
Press Ctrl-C to interrupt
ipos: 161676 MB, non-trimmed: 0 B, current rate: 9984 B/s
opos: 161676 MB, non-scraped: 73728 B, average rate: 23621 kB/s
non-tried: 0 B, bad-sector: 4096 B, error rate: 256 B/s
rescued: 500107 MB, bad areas: 8, run time: 5h 52m 52s
pct rescued: 99.99%, read errors: 12, remaining time: 1s
time since last successful read: 0s
Finished
ubuntu@ubuntu:~$
当初、
容量の増分は各パーティションに振り分けられ、
未使用領域(未割当)無し で 構成 されています。
OS の入ったドライブ(パーティション)の容量が増えているのが、不安です。
理由は C:¥Windows¥bootstat.dat は ドライブ情報をも保持 だから (?)。
しかし、電源断と再投入を経て、似た構成に変わっていました。
(詳細は不明 勘違いだったのか? 画面コピーのタイミングを間違えたのか?)
(ファイル名の時刻は UTC JST なら UTC+9:00)
恐る恐る PC 本体 の HDD を SSD に換装し(此れが結構なハードルかも?)、
OS Windows で立ち上げて見ます。
換装して、最初の起動時に、自動修復 が走ります。
一回目は 失敗 の様ですが、
再度、メニューから試すと、
暫く、アクセスランプが着き捲った挙句に、
修復完了となり、
目出度く、起動になりました。
自動修復が失敗したら どうしようか? と不安でしたが、
安堵 安堵 です。
其の後、sfc /scannow や dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth を経て、
正常化!。
sfc では、回復プロセスも伴った様子でした。
dism の方は 問題無し です。
認証も問題は無さそうです。
此れで、暫くは、安泰! だと思いたいです。
古~い PC ですから、CPU も おっとり の動きですが、
IO 絡みが HDD から SSD によって 高速化 された 恩恵 で、
全体的なスピードアップに繋がっています。
何よりも 嬉しい のは、
不安定な要素 を 解消 出来たであろう事。
安心して、処理が任せられる状態に復帰した事が、一番!。 ;)
何時、地雷を踏むかと恐れ乍ら の 状況 を 打破 出来た事が大きいです。
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