GIMP 将来を睨んで

GitLab に以下の項目が新設されました。
GIMP 3 公開前な訳ですが、
既に、其の先の将来を睨んで、
模索が始まろうとしています。


GitLab 。
Preparation for the future XCF
https://gitlab.gnome.org/GNOME/gimp/-/issues/10076

此れが、最近、新設された項目です。

英語ですし、内容的にも相当専門的になりますから、
普通は　ふ～ん　で終わりかも知れません。

また、実際に、蓋を開けて どうなるか？ は 別もの ですし。

でも、
こんな事も考慮されて開発が進んでいる、そんな例として、
取り上げたいと思います。


ソフトやアプリの開発では、
既存のファイルフォーマット基準に沿って進められるケースが多いと思います。
独自の規格を設けて進む例は 極僅か かも知れません。
自由度が上がる反面、将来を見越した設計が重要になります。
なる！ と思います。

GIMP も 独自の File Format を持っています。
.xcf ですね。

歴史の長い もの になる訳ですが、
取り巻く環境も変化しています。

サイズ拡大に伴う画像ファイルの巨大化。
　　写真等の元画像自体が巨大化する傾向ですね。
　　大きくなれば、読み書きの負荷も増えますね。
非破壊編集への取り組み。
　　個人的には既に同様な作業を別レイヤーに持たせていますけれど。
　　驚く程に大きなものが生まれたり ... 。
　　前項のサイズ拡大に拍車を掛けて仕舞ったり。
自動保存や部分分割（作業経緯や諸設定）保存への要求。
　　其の機能群を持て囃す傾向があるからでしょうか？。
等々。


さて、項目内に登場する SQLite に あれぇ～！ となりました。

所謂、ファイルベースの Database Management System (Engine) のひとつ。
頑丈なセキュリティを備え無い代わりに、軽快なもの。
組み込みにも利用されていたり。
パブリックドメインなので、利用制限は無いに等しい、のかな。

Database で画像となると、
展開したサムネイル状の生データを埋め込んだり、
OS が扱える形式のファイルへの Path を文字データで持たせたり、
が浮かびますが、
画像 Format .xcf の GIMP で 此の文字 を見掛けるとは 意外！ でした。

知識不足ですから、
どうやって応用するのか、見当も付きませんが、
ファイルアクセスに DB-Engine の手法を応用するのでしょうか？。

結果が楽しみですね。　　;)