HDD の容量が 2TB を越して製品化され出した頃から目にするようになりました。
今は MBR から GPT への過渡期に当り、MotherBoard のUEFI 対応や OS Windows 8 の登場により、本格的に普及時期に入ろうとしている様です。
ただ、現時点では、様々な要因から、全面的に GPT を採用するのは時期早々との印象があります。
ここでは、OS Insatall や WHS2011 の絡みから見てみましょう。
基本的なおさらい ... 。
MBR ( Master Boot Record )
GPT ( GUID Partition Table )
どちらも、HDD を MotherBoard が管理する上での規格です。 ( OS よりハード寄り の存在 )
DOS の頃から利用されてきた MBR に対し、より柔軟で堅牢なモノを目指しているのが GPT と言えるでしょう。
何十年にも渡って使われて来た MBR の仕様こそ、今思えば、先進的だったのかも知れません。
MBR が最大約 2TB 迄の領域迄しか管理できないのに対し、GPT では、最大約 8 ZB 迄を管理できる とあります。
これは、ひとつのパーティション( Partition )に対してで、作成できるパーティション数にも違いがあります。
各々最大で、MBR は 4 つ、GPT は 128 個 ( Windows x64 ) です。
起動ドライブではシステム( OS )が予約領域として、1 個のパーティションを別途確保しますので、注意が必要です。
最大容量 最大P数 最大利用可能P残数(起動D時)*
MBR 2TB 4 3
GPT 8ZB 128 127
注: P:パーティション D:ドライブ *: OS 用を含む
OS と言えば、Windows 系より Unix 系(Linux 等)の方が、この点に関しては進んでいます。
Windows では GPT でのインストールも可能になって来ています。
しかし、バックアップ等のソフトを見ると、まだ、 GPT 完全対応にはなっておらず、MBR の方が選択肢も多い状況です。
WHS2011 に関しては、OS を GPT でインストールをすることは可能です。
しかしながら、クライアントをバックアップするとなると話が変わります。
GPT でインストールされたクライアントは、そのバックアップに失敗します。 これは現在の仕様です。
[2013/03/09] 追補 HotFix にて対応可能に 別投稿 WHS2011 GPT のクライアントに朗報! を参照の事。
Forum を見ていて気づいたのですが、厄介なのは、既存のメーカー製 PC で GPT インストールの機種がある事。
カタログには記載など無いでしょうから ... 。
この冬以降に、PC を新調なさる方は、お気を付け下さい!
この秋の導入 PC が自作で良かった ... ? 対応が可能ですから。
PC 上での確認の仕方
次の何れかやり易い方で。
CMD.EXE を管理者として実行 > DISKPART [Enter] > LIST DISK [Enter] > EXIT [Enter] > GPT 欄を確認
ディスクが MBR の場合、GPT 欄は空欄です。
以下の例は MBR です。
ディスク 状態 サイズ 空き ダイナ GPT
### ミック
------------ ------------- ------- ------- --- ---
ディスク 0 オンライン xxx GB 0 B
ディスク 1 メディアなし 0 B 0 B
ディスクの管理 ( diskmgmt.msc ) > OS のディスクを選択 > 右クリック > プロパティ > ボリューム > パーティションのスタイル で ( ) 内を確認
MBR もしくは GPT の表示があります。
ディスクの管理 の開き方はハショリました。
なお、よく GPT フォーマットと言う言葉が使われますが、単に起動ドライブをフォーマットし直しても変える事は出来ません。
複数のドライブ(パーティション)が格納されているディスク(物理ドライブ 例:HDD )の先頭にある管理領域の事ですから ... 。
この辺の事は別途、投稿する予定です。
[2013/03/09] WHS2011 HotFix の件 追補
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