CD に お気に入りの音楽を詰め込んで、 少し、体裁を整えて上げたい時、 って、ありますよね。
ここでは、 GIMP 2.8 系を使って、 CD のカバー(二つ折のリーフレット) を作って見ます。
ケースに収めた時に、 片側が 表紙、 もう一方が 裏表紙、 になります。
両面印刷すりゃぁ~ 終わりだろ って言わないで下さい。 うっ、その手もあるか ... 。
CD 一枚 70 ~ 80 分の記録が可能ですね。
かなりの数の曲が入ります。
さて、 CD のカバー(ジャケット) を考えます。
これをリストしてしまうと、画面一杯になってしまいますし、 文字だけじゃぁ味気ないですし、 ... 。
そこで、通常の CD や レコード を見習って、 表 に画像、 裏 に収録曲等の情報を印刷します。
紙のサイズが決まっていますので、一般の家庭用プリンターでは両面印刷で済ます のは簡単ではありません。
A4 のしかるべき位置に配置すれば良いのですが、 全てのプリンターが両面印刷対応ではないですし ... 。
そこで、 GIMP 2.8 系を使う カバーの雛形 を作りました。
簡単です。
標準で用意された CD カバー ( 300 ppi ) を横に繋いだ だけ ですから。
そして、 GIMP 2.8 系の 強力な機能 グループ化 を使います。
素材集め や、 記載情報の収集 が、 事前に必要です。
画像に関して。
カバーは 1400 x 1400 px 程度の大きさ(正確ではありません!) が必要なので、 それを考えて置いて下さい。
Windows Media Player から作るのなら、 アルバム アート の 流用も考えられますが、 これは 200 x 200 px 程度です。
また、システム属性が付いていて、通常は、その存在が表示されていません。.
曲情報に関して。
Windows Media Player なら、 CD を焼く時にプレイリストを作るケースも多いでしょう。
このファイル (拡張子 . wpl ) をメモ帳で開き、 右端の折り返し なし にすれば、 その中に、
<media src="C:¥Users¥User1¥Music¥MusicianC¥AlbumA¥01 SongNo3.wma"
albumTitle="AlbumA" albumArtist="MusicianC" trackTitle="SongNo3" trackArtist="MusicianC" duration="1234567" />
こんな感じのデータが 収録順に 並んでいる筈です。 これをコピーして加工しましょう。
そう、時間の単位はミリ秒です。 ですから、1000 で割れば 秒 単位。 ... 後は ... 分かります?。.
さて、それでは。 作りましょう。
その前に、注意事項。
横幅が 1419 px、縦幅が 1418 px、 を越す 素材 を扱う時は、 要注意! です。
折角の、 Group による 各画面が崩れます。
大きな場合には、 Group の外に 追い出して 下さい。 Group の中に入れない で下さい。
これは、必ず、覚えて置いて下さい。
雛形のファイルを 以下のページ に用意してありますので、 入手して下さい。
GIMP xcf File CD 二つ折りラベル 雛形
https://shiroyuki-mot-presents.blogspot.com/2016/07/download-xcf-cd-jacket-2faces.html
Link の無断転載を禁じます!。.
変な話なのですが、
雛形の構成はそのままにして、 その上に 普通に レイヤーを重ねて行って下さい。.
これが 見本での材料です。
一応、画像が小さいものしか見付からなかった時を想定します。 500 x 500 px 。
最終結果は こんな感じです。
画像とテキストを レイヤーとして 配置して下さい。 GIMP の基本操作方法については割愛しますね。.
画像は ファイルを レイヤーとして開く や ドラッグドロップ そして 画像コピーの貼り付け(クリップボード から生成 > レイヤー) 等で入れます。
画像レイヤーを左側(表紙)中央に 寄せて見ます。
ツールボックス から、 整列 を選び、 基準を 最初のアイテム から アクティブなレイヤー に変更します。
レイヤーダイアログ で、 FrontCover グループの BackGround をクリックして アクティブにします。
画面上で、 画像をクリックしてから、 ツールオプション の 中央揃え(縦・横) を各々 押します。
これで、 画像レイヤーが 左側(表紙)中央に 来ている筈です。
テキストは Times New Roman, Bold 60 px で入れます。 コピーペーストを活用すると楽です。.
実際には、テキストの量(曲数)に合わせて調整して下さいね。 ここでは、曲数が少なく、かなり、大き目になっていると思います。.
その場合の、大きさ調整は、 ツールオプション 内の サイズ を弄って下さい。 画面上のものではなく です。
さて、画像ですが、 小さいですよね。
拡大しても良いの ですが、 Internet 上にある音楽関係のアルバム画像は 質が低く拡大に堪えません。
そこで、拡大して見て劣化が激しい場合には、 不透明度の値を下げて 薄くして 背景的に扱うのが お勧め です。
やって見ましょう。
アナログ時代の 見開きジャケットを再現しましょうか。 表から 裏に 繋がる 絵 の雰囲気です。.
レイヤーダイアログ での右クリックで、 画像のレイヤーをコピーして、 そのレイヤーを 元のレイヤーより下に移動させます。
そして、拡大。 2000 px にしています。 今回の例では、劣化が少ないので、わざわざ、ぼかしています。.
文字の切れ目が 折り返し部分に 綺麗に収まる様に ツールボックス の 移動 で 位置調整します。
さて、文字ですが、
同一サイズで並んでいてメリハリが無いと感じたら、部分的に、サイズや色を変更しましょう。
以前の GIMP では、文字時情報を破棄しないといけなかったのですが、 今の 2.8 系なら そんな事はしなくても大丈夫。.
試行錯誤したいので、 文字のレイヤーをコピーして、 片方を 不可視 にしたうえで 温存 します。
レイヤーを連結しておけば、移動時にも、一緒に動いてくれて便利です。.
ツールボックス から テキスト を選択して、
画面上の文字部分をクリックすると、 文字の近くに、 テキストツールボックス が現れると思います。
編集したい文字の辺りをクリックして、そのままドラッグして行くと、 黄色く選択された表示に変わります。 編集文字の選択です。.
テキストツールボックス で、の数字(大きさ)や 色 を部分的に変更出来ます。
この例では、 行全体の文字サイズが低下しているので、 テキストレイヤー全体の大きさも小さくなります。
レイアウトを考える上で、気を付けたいポイントです。
文字入れした後で、見て見ると、 裏表紙の文字背景が白で 連続感が乏しいですよね。
そこで、 BackGround2 のレイヤーをコピーして、 画像(絵) の中から 1色 を借りて、それで塗り潰します。
この時、 拡大画像の不透明度を下げているので、 全体を塗り潰してしまうと、 別のレイヤーに影響しますので、注意!。
拡大画像を選択した状態で、 選択範囲を反転 させ、 この選択部分で、 白部分を塗り潰します。
さあ、 これで、 冒頭に示した図の様なレイアウトになっている筈なのですが ... 。
説明を端折ったので、お分かり戴けたでしょうか? ... 。
本来の私の想定していた使い方は、
すべてのレイヤーが 1419 x 1418 px 以下で、且つ、各レイヤーが表裏を跨がずにレイアウトされる! でした。
この条件下ならば、 各レイヤーを所属するグループに収めれば、 使い易い状態になります。
と言うのは、 Group BackCover を 不可視にすれば、 FrontCover だけが表示されますから。
でも、 普通は、画像の拡大縮小や、表裏を跨ぐデザインも考えられますので、
上に書いた様な説明にしました。.
勿論、 跨ぐ場合でも、 レイヤーを分割すれば OK なのですが、 説明が難しいので、止めます。 分かる方は是非 Try !。 .
この状態で、 .jpg ファイルを別途生成して、 印刷を掛ければ 出来上がり! です。
後は、A4 に印刷したものを既定のサイズに切るだけ。.
印刷時には、 300 dpi で印刷指定が出来る事が条件です。 つまり、原寸のまま 拡大縮小せずに印刷が出来る事。
Windows10 環境下では、印刷時に dpi 指定や、 原寸を指定出来る ものは 少ないかも知れません。
自動倍率で 指定用紙に 収める 事に 注力して作成されている ソフト が多いと感じます。
自動調整機能の類も 余計なおせっかい! ですし。
古い周辺機器なので、原寸印刷させるのに、大騒ぎでした!。 紙を返せぇ~!。 どんだけ 無駄にした事か?。.
或いは、 今迄 避けていた GIMP の .xcf から 直接 印刷を掛ける方が 良い結果を齎すかも知れません。.
OS と プリンタドライバ依存の お話し なので、 これは 試して見ないと分かりませんが ... 。
機器特有の上下左右の余白が 印刷時に 弊害を齎さなければ、 .xcf から直接印刷が可能です。
しかし、全面印刷(縁無)したい とすると ... 。 う~ん。
Printer の Hardware margin が邪魔をして 白縁が 出来てしまうケースがあります。.
個人的には、 Nikon さまの ViewNX-i での印刷(.jpg 経由)で 好結果 を得られています。
恐らく、カメラ付属の閲覧ソフト からの印刷 は 上記の問題 を回避するケースが多いと想像します。 .
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