第７１回 芸術の秋に因んで 写真は？

芸術の秋ですねぇ。
みなさん、
芸術 してますかぁ～。
まぁ、何と、馬鹿な 出だしだ 事 ... 。　　写真も芸術？。


文化の秋 とも言いますので、　その辺りの グダグダを ... 。

写真が趣味 と公言してから もう 随分の月日が流れました。

写真を撮るのも、カメラを弄り廻すのも、写真を見せるのも、　大好きです。


文化芸術の範疇 に括られる事の多い　写真　ですが、
でも、　芸術家 気取り で写真を撮った事は ... ありません。
作家　と表現者の事を呼びますが、　個人的には　作家　ではない ！ とも思っています。
作品　と呼ばれますが、　そんなに大それたものは無いし、　小品 若しくは 我が子 位が 丁度 合っている気がします。

大昔から、　他の分野 （絵画・音楽・文学 等） の創造性 には 嫉妬 しています。
連中は、　何も無い 処 から、　筆や楽器やペンを使って　ものを創造します。
無から有の創造、　とも言われます。

でも、 ... 。
写真は違います　ね。
だって、　在るものを　借りて来ている　訳ですから ... 。
シャッターを押して切り取るのは　現実の光景 な 訳です。
テクニックが介在して、　どんな素晴らしい 絵 を紡いでも、
元にあるのは　あるがまま　の景色です。　　人物です。

所詮、　やつら　には　敵いません。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　そう、　他分野にも、　被写体にも。


主観 100 % の　あの方達に比べ、　客観性から逃げられない 写真 の立ち位置 に戸惑う事すらあります。
勿論、　撮影 つまり 切り取ると言う行為 は　主観を伴います。
それが、写真を撮る方の 経験や センスを反映している事 も重々承知してはいます。
客観性から逃げられない とは言うものの、　写し手（カメラマン） の反映になるのですね。
だから、　100 人いれば 100 種類の 写真　が誕生します。

他の分野でも、　記録を主目的にした ものが存在します。
でも、　そこでも、　作成者の立場を反映したものが生まれます。
例えば、　史記。　　勝者の目から見たものが残され、敗者側から見れば、それは違う！　と言う事に。

詰まる処、　皆、都合の良い様に、デフォルメされたものが 残るのですね。

でも、やはり、写真の場合、　デフォルメする 元のもの　が存在する訳で ... 。
残念な事に、　それは　借りもの　です。

借りて来たものを 弄って　文化芸術？　と訝しく思ってしまいます。


少し、加工 （画像編集の意味ではなく、撮影行為そのもの） しただけで、
成り立ってしまう　写真。

他の分野なら、　盗作紛い！　ですぞ！。


でも、　そんなに肩肘張らず、　単純に　写真を楽しめば良いのです。
やれ、　写真芸術 だの、　高尚な趣味だの、　と言わず、
単に、好き！　で良いのです。
存分に、楽しめ！ ば　良いのです。

借り物で結構！。
その一面を見せてくれた 景色に 人物に、感謝しつつ、　シャッターを切る！。


芸術、芸術って騒ぐものだから、　劣等感が頭を持ち上げる　この時期です。


そう、写真は　芸術や文化ではなく　単なる　娯楽　趣味　楽しみ。
そう割り切って、　カメラ片手に　街へ山へ海へ　出掛けましょうか？。

そう、　今日も天気は晴れ！。　　？。　　うッ！、　生憎、　曇り？、　雨？、　... 。
さぁ、撮って！　と被写体が あなたを 私を 呼んでいます。