2016年11月8日火曜日

PC GIMP Pattern ファイルを作ろう 1 パターンについて

GIMP の画像編集時に重宝する パターン ですが、 使っていますか?。
自作のパターンを作って置けば、 一々、ファイルを開いてコピーして、 等の手間が省けます。
時期的に そろそろ 年賀状作成シーズンですが、 地模様に 淡く パターンを敷き詰めて ... も いいですねぇ。
そこで、 基本的な事を纏めて置きます。  ~ GIMP 2.8.x を対象。.


連続模様を作り出す場合が多い パターン ですが、
GIMP には、 見本的に、 幾つかの パターン が登録された状態で、 インストールされます。
  公式 Help  https://docs.gimp.org/ja/gimp-concepts-patterns.html


標準以外のものは、 ファイルとして、 様々な場所で公開されています。
公開に添えられた 利用規約 や制限事項 を 良く 読んだ上で、 入手して下さい。
「 GIMP Pattern 」 で検索すれば、 沢山のものが Hit する筈です。
でも、 なかなか、思ったものが無い!。  そんなケースもありますね。
かくなる上は、 自作!、 と相成ります。


実は、 パターンを自作する前に、知って置いて欲しい事があります。
頻繁に使うのではない場合、
画像コピー されたもの (クリップボードに転送したもの) は パターン のダイアログの先頭にある!、
と言う事です。

そして、 もうひとつ。
パターン の ダイアログ で 表示される 最下段の 左から3番目 リストで表示 をクリックすると、

パターンの 大きさ を知る事が出来ます。   (GIMP 2.8 系では その位置にあります).

通常の操作では、
パターンで塗り潰すと、 その オリジナル の大きさ で埋められます。
ユーザー側から見ると、 予想していたものより、 出来上がりの模様が 大きい 或いは 小さい と。
サイズが何とかならないの! と溢す事も多いのではないでしょうか?。

そんな時は、 先程の パターン の 大きさと同一の画像を開き、
その背景を 一旦 塗り潰します。
  勿論、パターン ファイル そのものの 名称やフォルダが分かっていれば、
  それを直接開き、後続の作業を進めても良いでしょう。  編集保存はしない様に気を付けて下さい。.
そして、 画像を拡大縮小し、 それを コピー すれば、
パターン ダイアログ の先頭に 加工したパターン が 登場 します。

   ダイアログに 登場する順序 は、 GIMP 2.8. 系の場合、
   クリップボード(最新のみ) > ユーザー追加 > 標準添付
   の順で並んでいます。

大抵の パターン は、 背景塗り潰しを前提に作られているので、
連続模様になり (継ぎ目なしタイル のパターンと呼ばれます。)、
透過部分が無い 状態です。

でも、パターンに透過部分を作って置く事も可能で、
その場合は、 塗り潰しは 下の画像が 透過度に応じて、 透けて見える様になります。


パターンを自作する場合には、
普通、 連続模様を生み出す様に作ります。
画像の選択範囲からのコピー等で作業する場合、 パターンが前後左右に繋がった時に、
肉眼では感じ取れなかった色の差異が線模様となって滲み出る事が多いので、
注意して下さい。

また、幾何学模様の場合、
パス を多用される事をお勧めします。
パス と 選択範囲 とを 交互に使い、変形移動拡大縮小統合は パス を対象に行います。
拡大縮小にやたらと強いこの手法は、  綺麗な図形を作成する上では有効な手段です。

  図形にしてしまった画像を編集するのと パスの状態で編集するのと では 結果 が異なります。
  図形の状態では 劣化 は避けられず 滲んだり ぼやけたりします。
  それを逆手に取って 効果 として使うなら別ですが、 明瞭なものが欲しければ、パスが有効です。

  他の作業に於いても、 有効な手法ですので、 パスは難しいですが、 習得すると重宝しますよ。
  尤も、 写真編集中心 の私には、 そうは出番が無いのも 事実 ですが ... 。.

そして、最も基本的な事は、 パターンファイルを作るには、
普通に、 小さなサイズで 画像を作り、 ファイル拡張子を .pat にする と言う事です。
この保存時に、 どんな説明を表示するか聞かれますので、
日本語で書いて置くのも良いでしょう。

   ファイル名は 半角英数字 で、 説明は 全角混じり で、 です。


さぁて、 次回に、 パターン作成の様子を書いて見ます。
扱うのは、 日本の古来からの 代表模様 の 青海波 です。  そう、 折角ですから、ファイルも公開しましょう。



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