2018年12月3日月曜日

GIMP Script-Fu と Python-Fu の違い

利用言語の違いから、GIMP には Script-Fu と Python-Fu とがあります。
でも、実は、言語の違い以外にも、大きな差異があります。
それは、実行形態。
これを念頭に置かないと、苦労します。


さて、実験!。
GIMP を起動して、その動きを追って見ましょうか。

taskmgr.exe を起動した状態で、GIMP を走らせます。
すると、GIMP の中では、プロセスが複数立ち上がるのが分かります。
Plug-in と言う別プロセスが並行して走っています。
これは、最初、本体と親子関係ですが、
何か プログラム (Python-Fu / ex. xxx.py) が走れば、GIMP から 独立したプロセス となります。
Python Console とて同じです。
幾つか走らせれば、皆、独立して行きます。  C:\Program Files\GIMP 2\32\bin\pythonw.exe として。 .
そして、現行バージョンでは、独立した子は x86 32 ビットで動いています。  x64 GIMP でも。
これに対して、Script-Fu は 本体 GIMP の中で、ひとつだけ動かせます。
これは、実は、重要な事です。


普通に、教科書通りに、スクリプトを書いていると、
Script-Fu では、書いた関数はメニュー登録していなくても動きますが、
Python-Fu では、メニュー登録しないと呼び出せません。
書いたスクリプトを各々の Console で実行する場合も同様です。
Python-Fu は その関数名の冒頭に pdb. と修飾して呼び出します。
そうです、別ファイル化した ライブラリ的なものは、簡単ではありません。
登録してしまうのが、最も簡単で安直な方法なのかも ... 。
  Python をご存知の方は ? or 違うよ! と仰られると思いますが、
  殊、Windows 上の GIMP Python に関しては、そんな気が ... 。
  単に、 Module を Import だけでは済まないのです、 現行 GIMP 2.10.8 では。
或いは、将来の Version で変わるかも知れませんが、
この事(簡単では無い)は、 OS Windows 特有の問題 の様で、 別投稿にしましょう。

          GIMP Script-Py (3) Python-Fu のモジュール化 for Windows



似ている様でいて、結構、違う  Script-Fu と  Python-Fu と。



[2018/12/08] 別投稿リンク追記

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