静止画を元に、動画ではありませんが、動いて見える パラパラ漫画感!。
楽しいですね。
でも、GIF にはいろいろと制限が ... 。
実は、GIF アニメで、どうしても超えられない制限がありました。
はい。 色数です。
256 色しか許されていないので、諧調を綺麗に出すのはそれなりの工夫が必要でした。
ですから、写真を並べて、次から次に表示する、なんて芸当はとても 苦手 ... 。
その稚拙な表現力でも、それを超えて、動く魅力に嵌まったのでした。
でも、でも、 最近の GIMP は変わりました。
同様に、ブラウザ側も進化して、新しい技術が採用可能な状況が揃って来たのです。
それは .webp と呼ばれるファイル形式です。
類似の規格に、.webm と言うのもあります。
これは、本格的な 動画 の様です。
検索して戴ければ分かりますが、
共に、Google が推し進めたファイル形式の様です。
YouTube ではお馴染みかも知れません。
画像や動画を滑らかに再生する為の技術と捉えられています。
そう言えば、
GIMP の此れ迄の進化で、その手のファイル形式を追加サポートした旨を読んだ記憶があります。
.webm では無く、.webp ですが。
.webp は 静止画と捉える向きもありますが、
アニメーションもサポートされています。
そして、色数の制限は ありません!。
おおっ!。
こりゃぁ、使わない手は無い! ですね。
早速、試して見ました。
こりゃぁ、いい! ですね。
感心しました。 :) ;)
でも、ファイル作成時のオーバーヘッドが大きいのか、
時間は掛かります。
尤も、GIF でも、減色等の処理が絡むので、重かった記憶がありますので、
正確な比較は出来ませんが。
作成手順は、GIF アニメ と大きくは変わりません。
減色するプロセスが無いだけです。
将来的に変わるのかも知れませんが、
Combine / Replace の区別は現状では無く、 Replace の一択です。
透明背景に部分描画したレイヤーを挿入すると、
透明を白背景として処理している様です。
この事からも、Replace の心算でいれば、問題は生じません。
GIF アニメ作成を、各フレームを透明背景無しで、最後に減色してファイル生成しているなら、
元の .xcf File から .webp 拡張子でエクスポートするだけで、
色制限のないファイルが作成可能です。
各コマの時間調整も GIF アニメ 同様で、
各レイヤー名の (200ms) の数値部分( ここでは 200 )を書き換えるだけで調整出来ます。
何よりも 綺麗で滑らかなのが 最大の喜び です。
もっと、早く、試して見るべきでした。
以下、例示しますが、
お使いのブラウザ依存ですので、IE や Safari 等(2019/09 現在)表示不完全の場合もあります。.
そして、きっと、もう、 GIF アニメ には戻れないかも知れません。
個人で楽しむ分には、十分なメリットを感じる WebP ですが、
未だ、時期尚早 なのかも知れません。
これから書くのは、2019/09 での状況です。
少し時間が経過すれば、ガラッと変わっているかも知れません。.
と言うのも、此れを取り囲む環境が整備されて来たとは言え、
完璧ではありません。
作成編集を GIMP で熟し、表示確認を一部のブラウザ(例: Firefox )に任せるとしても、
他のブラウザ では まちまち です。
Edge での表示は可能ですが、これは、ファイルを投げ込む事は出来ませんし ... 。
IE は 表示不可 な筈ですが、 投稿表示で考えると、Blogger の場合、表示しています。
でも、或いは、これは、送り出し時に、GIF Animation に変換しているのかも ... 。
何と言っても、私のファイル保存先は、お膝元の Google/Blogger さま ですから。
不可とされているブラウザで見えているとしたら、小細工が介在する可能性があります。
Chrome は試していませんが、ご本家なので、問題無いでしょう。
Opera は可で、Safari は不可と説明されています。
詳細情報はこちらを。 https://developers.google.com/speed/webp/faq
提唱元の Google さまは、専用のツール類を公開していますが、
開発向けの位置付けで、一般向けでは無いです。
参考サイト: https://developers.google.com/speed/webp/docs/precompiled
コマンドライン用の vwebp.exe は ローカルファイル表示で重宝しそうなのですが、
GUI に慣れ切った一般ユーザーは嫌がるでしょうし、 ね。
Windows Explorer でも、アニメ冒頭フレームの静止画として、サムネイル表示しています。
単一フレームのものなら、大きな問題はなさそうなのですが ... 。
しかし、アニメ前提で見れば、多くの汎用組み込みアプリは、恐らく、非対応でしょう。
それらに無理やりファイルを投げ込めば(投げ込めれば)、途端にクラッシュしたりもします。 一部ですが。
実は、この Blogger へのアップロードや表示でも、一筋縄ではいかない 姿があります。
投稿作成時には、
アルバム等にアップロードして直ぐには静止画として表示されていて、
暫く経つと、アニメーション表示に変わります。
憶測ですが、アップロード先のサーバーで GIF Animation に変換しているのかも知れません。
それが合っていれば、現在、未サポートの筈の IE でアニメとして表示されたり、
公開ページの画像の MIME が GIF になっている事の辻褄が合うのです。
しかし、投稿中に画像を 特大 で入れると静止画扱いされる様です。
アニメとして表示されるのは、サイズ 大 迄の様ですね。
Blogger 投稿公開後には、
特に、大きな問題であろう、 拡大表示時の扱い!。
これらへの現状での対応は HTML 記述の変更 が必要です。
挿入画像の 解釈 を WebP にさせる為に、
URL のパラメータを弄ります。
例えば、 特大の場合、
通常の画像挿入の後、
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhMwE_yxFFNysMPs2qFz53jxEB4HKWl96IU8yIneZzZmrdP0MpAdjjcuuv3lhPIAEMUmgV0oRB9D8Z1eWHpRQFrLpslWIrRrC4GABOwSMFR5_wU2hOwc0MS2LswYhIgg_bEmQgwlMT0ElU/s640/MyWebPAniSample1_Frames.webp
この表記を変えます。
https://blogger.googleusercontent.com/img/b/R29vZ2xl/AVvXsEhMwE_yxFFNysMPs2qFz53jxEB4HKWl96IU8yIneZzZmrdP0MpAdjjcuuv3lhPIAEMUmgV0oRB9D8Z1eWHpRQFrLpslWIrRrC4GABOwSMFR5_wU2hOwc0MS2LswYhIgg_bEmQgwlMT0ElU/s640-rw/MyWebPAniSample1_Frames.webp
の様に、sに続く サイズの後に -rw を挿入します。
一応、2箇所(<a href=" 及び <img= ... src=")ある筈ですから、
双方共、書き換えて置きます。
これで、一応は、対応ブラウザでのアニメーション表示になりますが、
拡大時に、非対応ブラウザでは 表示すら不可 になります。 下部サムネイルは表示。
そして、 MIME タイプは
画像サイズ HTML記述 MIMEtype*
大 GIF
特大 JPEG
特大 -RW WEBP
注: * Firefox69 の解釈
う~ん、複雑。
これらがすっきりと解消すれば、面白い 画像の見せ方 になると思ってはいるのですが ... 。
[2019/10/01] Blogger での画像の MIME タイプ を追記
To Dear alex, Thanks for your comments.
返信削除I am not thinking of changing from .png/.jpg. It for animation only.
WebP format is so good, I think so.
That will cover GIF animations weak points.
And the automatic conversion of file formats makes a difference in the details... not the same.
I hope every web-browser will support that, someday!
Ref; https://www.macrumors.com/2020/06/22/webp-safari-14/