写真の部分拡大(原寸)とそれの位置を示した相関図。
其の位置を正確に表示するのは、
結構、大変です。
写真等でその部分拡大を表示する時の例です。
原画の位置を白い枠で表示し、全体像の位置関係も示すケースです。
GIMP で作って行きましょうか。
例として、GIMP 起動時の Splash Screen を使います。
原画に見立てるこの図のサイズは 687x433 です。
写真と違い、相当、小さいですので、その点にご注意を。
それを 500x300 の新規画像に、原寸表示し、
取り出した部分の位置関係相関図を小さく挿入します。
こんな出来上がりです。
手順は
個々の作業詳細は省きますので、
必要でしたら、検索して見て下さい。
1. 新規画像 500x300
2. グループを追加
3. 原画をグループ内にレイヤーとして開く
例ではレイヤー名:貼り付けられたレイヤー
4. 矩形選択で左上座標 0, 0 、サイズ 500, 300 を指定
ぼかさない、丸めない、拡げない、で
5. 新規レイヤーを追加し、選択範囲境界線を描画 白 線幅 8 px
線幅はその後縮小するので大きめに
6. グループをコピー
グループ名:レイヤーグループ コピー 縮小
7. コピーしたグループを縮小
例では 200x126
* 8. 原画 #1 をコピーし、全体選択の上、白で塗り潰し
* 9. 塗り潰したレイヤーをサイズ拡大(中央配置 余白透明)
*10. サイズ拡大したレイヤーをコピー
*11. コピーしたレイヤーにガウスぼかし
例では x y 共に 3.5
12. 縮小したグループを適切な位置に移動
13. 元のグループにある白枠のレイヤーを不可視へ
以上です。
数値は例ですので、
実際に使う素材や作る画像の大きさに応じて、適宜、調整して下さい。
特に、相関図に描く白い枠線の太さは、その後の縮小作業で縮められますので、
ご注意を。
写真の場合、概ね、5倍 から10倍強 が相当でしょうか?。
実際に、写真の中央部で無い位置を指定すると、
縮小時、あらぬ位置で縮小され、画面から消え去ります。
焦らずに、画像表示倍率を最低に下げて、小さくなったグループを探して下さい。
それを移動して、先ずは、画面内に収まる様にしましょう。
その後、拡大表示して、位置合わせをします。
尚、
上の手順では、
相関図に描く白い枠線 は 線の外枠 が範囲を示します。
枠の内側が拡大されている訳では無いので、ご了解を。
また、線は半分の幅になりますので、その心算で幅の数値を決めて下さい。
上図では、少し、面倒な手順を経て、
追加レイヤーを原画と同じサイズ位置にしていますので、
白い枠線の中央が境界線になっていますが、
単純化する為に、説明では、以上の手順にしました。.
線の内側でする場合には、手順 5. で、
画像、追加レイヤー共にひと回り大きくし、
選択範囲を上手に使い、その中を削除すれば OK の筈 です。
削除しなければ、線幅2倍で、中央が境界線です。
画像サイズを元に戻すのをお忘れ無く!。
8 ~ 11 は挿入した全体像の外側に薄い白いぼかしを入れる為の作業です。
例えば、これを割り込ませないで、別画像にする様な例では不要ですし、
ぼかしでは無く、別の表現にする方法もあるでしょう。
以下にレイヤー構成を示しますが、
原画が大きい場合、画像の外に飛び出した部分は実際にはいらないデータになります。
ですから、
画像サイズに合わせて、原寸表示のレイヤーを切り詰めて仕舞った方が良いと思います。
但し、切り詰め後は、拡大箇所の移動は不可になりますので、
事後の位置調整等が見込まれる場合は、保存容量膨張を許容して、そのまま弄らずに温存して下さい。
w-offs h-offs width height name
267 142 220 146 /G レイヤーグループ コピー 縮小
277 152 200 126 / ␣白枠 8px #1
277 152 200 126 / ␣貼り付けられたレイヤー #1
267 142 220 146 / ␣貼り付けられたレイヤー #2 真っ白
267 142 220 146 / ␣貼り付けられたレイヤー #3 ガウスぼかし 3.5
-167 -52 687 433 /G レイヤーグループ
-167 -52 687 433 / ␣白枠 8px (不可視)
-167 -52 687 433 / ␣貼り付けられたレイヤー
0 0 500 300 / 背景
どうです?。 結構、面倒でしょう?。 ;)
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