2022年1月15日土曜日

美人薄命 な 竹

別 Blog でご紹介した写真なのですが、
MTT#0866 竹や
https://shiroyuki-mot-photos-casket.blogspot.com/2022/01/mtt0866.html
此れが気になりまして ... 。


とても綺麗な 幹模様 を持つ 孟宗竹 です。  (後述)

そう、歳寒三友 から 松竹梅 を取り上げる事が多い 私 です。
写真好きで園芸好きでもあった 私 は、
普通よりは少し此れ等にも興味があって、知識も 少しは ある筈です。
オマケに、Internet 検索すれば、知識は多少は増える ありがたい 世の中!。
其れでも尚、謎は謎のまま、解けない事も 多々 ありますね。
餅は餅屋に聞け! です。
その手の専門家なら、ご存知かも!。

また、松竹梅 の3種の中で、
個人的に、出会う機会が減っているのは 竹 かも知れません。
写真の素材として、竹を考えると、
竹林で検索する事になろうかと思います。
写真を撮り易い 竹林 は なかなか ありませんから。
そして、関東であれば、宇都宮に有名な 竹林 がある事は以前より知ってはいました。

其処に行って見れば、何か、得られるかも?。
最悪、写真素材(作品)を得られれば本望!。
ちゃんと整備された 竹林 は 初めて ですし。

いざ、実行!。  :)


お目当ては、

若竹の杜 (若山農場  株式会社ワカヤマファーム)!。

公式サイトは https://www.wakayamafarm.com/ です。

  映画や CM のロケ地となっている事でも有名で、
  広大な敷地内に、幾種類もの竹林があって、観光(入場)も可能です。

  実際に、入場して見れば、とても お勧め! です。
  此の時は、野点付きの入場 を選んだので、
  美味しい お抹茶 と、栗と砂糖のみで作られた お茶請け(御栗) とで、
  心を温められました。
  竹林は 別世界に居る様 ですし、 何処か 懐かしい 感覚にも襲われます。
  時間が経つのを忘れそうになる程、魅力的ですので、
  訪問時には、時間的な余裕を持って入場されると良いでしょう。
  日本人の DNA に訴え掛けるものがあるのでしょうね、 竹林!。

  其の折の写真は、来年の今頃、別 Blog で ご紹介予定 です。
  暫し、お待ち を。  ;)

其処で、偶然にも、
場主(?) / 代表 の 若山 太郎 さま と会話する機会に恵まれました。

早速、 過日の 別 Blog に上げた、
幹(竹の稈)に白い縦筋が入る件について、お尋ねしました。

とは言え、写真を見て戴く方が速いと思い、
該当ページ の URL を ... 。

事前に用意していれば、兎も角、
突然の事で、
URL を正確には覚えていません。
なので、
ShiroYuki_Mot と 竹や とで、検索して下さい、と、お願いしたのです。

  帰宅後、考えて見れば、
  お願い事で 先方に 検索 を強いるのは 宜しく無い ですよね。
  なので、
  其の時、戴いた お名刺 に記載の有る e-mail に、
  正確な URL と、
  非公開の 写真(足元が分かるもので、正常な兄弟竹も入ったもの)を添付しました。
  情報は少しでも多い方が良いだろうとの判断から、です。
  
実際の URL は、
  MTT#0866 竹や
  https://shiroyuki-mot-photos-casket.blogspot.com/2022/01/mtt0866.html
です。

写真のみ、転載 して置きましょう。
こんな 竹 なのです。

MTT#0866 竹や

どうです、 凄く綺麗でしょ。  ;)

  因みに、文脈から、お分かりかと思いますが、
  此の写真の撮影場所は 若竹の杜 ではありません。


さてさて、
程無く、ご返信を戴きました。
ありがたい事 です。  感謝。

どうやら、普通の孟宗竹で 当年生 の弱ったもの の様です。
其れも、 珍しいケース との事。
専門家の方が 珍しい と仰るのですから レア ケース なのでしょう。

そして、此処からが 重要!。
此の写真は 1月早々 に撮ったものなのですが、
通常は、こうした竹は 直ぐに 枯れてしまう運命 との事。
極稀に 1~2年 耐え忍ぶ事はあっても、育たない! と。

此れが、お答え の 骨子。



以下に、其の Mail の遣り取りの中から 抜粋 して 転載して置きます。
引用中、
Royal Blue の文字は 若山 さまのもの、
Forest Green の文字は 私 のもの、 です。
 
さて、稈がシボシボなのですね。
結論から言うと普通の孟宗竹です。
白い粉がしっかりあり、たけのこの皮がきれいに残っているので当年生の竹です。
たけのこが竹に生長する過程で弱ってしまうとこうなることがあります。
普通はすぐに枯れてしまいますが、たまに1~2年生きる物を見かけます。
伸びたばかりの当年生のまだ柔らかい物を夏頃までに切るとこうなります。
真竹の仲間でシボ竹といってそのままの種類もありますが、見た目に珍しいですよね。

面白い物をありがとうございます。

白い粉(チロシン?)は、通常、節の周りにだけ出てやがて止まりますが、
先天的なのか、後天的なのか、は別にしても、
生長点の成長時に 竹皮が節から脱落した後も穴は塞がらず、
樹液を垂れ流し続け 成分が固まる事で、縦縞模様を描くのでしょう。
重要な成分 が外部に流れ出て止まらない為、生存能力 が無いに等しく、
当年若しくは数年で枯れて仕舞う、と。

先天的と仮定すれば、 謂わば、突然変異で、生命力の無い子。
徒花は美しい、美人薄命、 と同じ。
斑入りが維持管理が難しいのも、同じ理由。
其れにも増して、決定的に、欠陥! なのですね。
人間で言えば、 血友病 先天性血液凝固因子異常 。
竹は 樹液 を失い 助からない ... 。

チロシンであってます。
筍が竹に生長するために必要な栄養素とされています。
節の部分が生長点で筍の皮が付いていることが成長の条件です。(成長途中で外すと止まります)
そこから漏れた物が節の下に白く残ります。
成長時にしか生成されませんのでそれ以降だんだんなくなっていきます。

シボシボには筍後半で親が力をきらしてきた頃になりやすいです。
通常は筍のまま成長が止まり腐ってしまいますが(止まり筍といいます)、何とか成長した感じでしょうか?
こんなに白くチロシンを吹いている物はあまり記憶にありません。
シボシボになったことで皮が浮いてダダ漏れなんですかね?
と言うかこんなに生成されるのですね。

あくまでも私の推測でこの見解が合っているとは限りませんが、こんな物でよろしければご自由にお使い下さい。


若山 太郎 さま、 ひたすら、感謝! です。  :)



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