2013年8月21日水曜日

写真を使った便箋用紙を作ろう VB アプリ (2)

前回の 写真を使った便箋用紙を作ろう VB アプリ (1) に引き続き、ご紹介です。
基本的な動作(仕様)については前回をご参照下さい。
今回は、追加した 所謂 アプリの目玉機能。
写真周辺部の装飾や透明度の変更についてです。


市販の便箋をご覧になれば、絵やイラストがはっきりくっきり出ているのって、所謂、お子様向けが多いですよね。
個人的には、少し、色目を押さえた、薄めの絵入りがいいなぁ~って。
また、ポストカード ソフトでお馴染みの、写真周辺の装飾ですが、これも、さり気無く、がいいなぁ~って。
そこで、このふたつを、実装して見ました。

実際に、印刷プレビューの画面コピーでご覧戴きましょう。
A4 用紙の下部が拡大されるようにプレビューを操作したものです。
以下の図で、赤い字は、説明用に後から加えた文字です。


 

装飾用のマスク・ファイルをアプリが別に持ち、これを重ね合わせる事によって、装飾を実現しています。
マスク・ファイルは1種類毎に独立していますので、追加・削除・編集も可能で、個々の環境用にカスタマイズできます。



編集は、別途、画像ソフトが必要ですけど。
重ね合わせは、VB の参考書にあるように、指定色を透過色化する方法と、元々透明下地で作成する方法があります。
最初は、指定色を透過でやっていましたが、微妙な階調を持つ絵では色調が狂ってしまう為、
途中からは専ら透明下地でマスクを作っていました。( OS 標準の'プリント'では不可能 )
この辺りの説明は 以前 VB での画像の重ね合わせ という ラベルが アプリVBコード の投稿で書いてあります。
 (そんくらい前に作りました 古いネタです。)

上の例で、一番最後のものが、写真の透明度を下げた(? 上げた 色を薄くした) ものです。
紙に印刷して文章を書いてみると分かりますが、写真が強く自己主張しないので、便箋として見た時、いい感じ!ですね。(個人的に)

これ以外にも、写真の大きさや位置を変えられたり、写真中に文字を入れたり、自分の名入りだったり、罫線の色・種類・太さを操作できたり、薄~い色で設定情報を印刷してあったり、 工夫してます。
それから、設定情報を外部ファイルに吐き出す事によって、再利用も簡単です。
一々、設定し直すのは面倒ですからね。

最後に、線種が実線以外のものは、モニタ解像度と印刷解像度の違いから、プレビュー時にある程度以上に拡大表示しないと、ちゃんと表示されません。
これには、参りました。 お茶を濁して、逃げましたが ... 。


いや~、こんだけ作るのも、大変でした。  また作って って頼まれても、嫌です! です。
VB のお勉強にはなりました けど。
そう、VB お勉強中の皆さん、作ってみては、如何?  腕が上がりますよぉ~。
   ソースコードの総行数は、概ね、1500 行位ですかね。 3つのソースファイルです。



[2013/08/22] 前回の投稿をリンクに
[2013/09/08] ソースコードの総行数を追加

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