ここで、約1年近く運用してきた、写真投稿の手順をご紹介しておきます。
何かのご参考になれば幸いです。
以下に、GIMP を利用した、元画像から投稿用画像作成までを説明します。
今回は、予備作業ともいうべき、ベースファイルの作り方です。
前提条件として、利用する画像サーバーは Blogger 標準の Picasa とし、Google+ 利用とします。
これで、画像は 2048 pixels x 2048 pixels まで無料・無制限の筈でしたね。 ( 2013/11/上旬 現在 )
掲載する写真は適切なサイズと品質でリサイズしなければいけませんね。
適切ってどの位? これは難しいですね。
写真を見て戴く側としては、可能な限り、原画のままにしたいですけど、Internet 上のやり取りも考えねば ... 。
以下に示すのが、今現在の、私の妥協点です。
勿論、個人情報が特定出来得る Exif 情報や、GPS 情報は削除しなければいけませんね。
敢えて付加しておく場合は、これの限りではありませんが。
折角、発表するのですから、 これは私の写真! って、画像の中にサインとかも入れたいですね。
トリミングや簡易編集しても、画像サイズや縦横比が揃うようにもしたくないですか。
必要に応じて、編集やレタッチにも凝って見たり したいですよね。
元画像は手付かずにしておいて、安心して思う存分、捏ね繰り回したいですよね。
以下の方法でこれらを叶えます。
以下、GIMP での作業です。 GIMP 2.6. 系で説明 します。 (掲載画像も)
1.標準サイズの決定
Picasa の制限や、一般的なモニターのサイズ( 1920 x 1080 ( 1200 ) pixels ) 、そして、
カメラの縦横比 2:3 ( コンパクト概ね3:4 ) から、考えます。
個人的には、w 1800 x h 1200 pixels で加工しています。
この数値が、GIMP でのキャンバス・サイズになります。
コンパクトやスマホの写真が主体の方は、縦横比を変えたほうが良いかも知れません。
1600 x 1200 とか 2000 x 1500 とか。 元画像の比率から検討して見て下さい。
2.ベース・ファイルの作成
GIMP 上で、投稿用画像の基本となるファイルを作ります。 最初だけです。 使い廻します。
作業のイメージを図示します。
以下の図で、左がベース・ファイル、右が各投稿用画像ファイルです。
最終的な保存状態は、左のファイルが .xcf ファイル( レイヤー情報あり )、
右のが.jpg ファイル( 同なし・重ね合わせ後・次回に解説 )です。
GIMP を開き、新規作成で キャンバス・サイズを上記1.の数値で設定します。
ファイル(F) > 新しい画像(N) > 幅(W) 1800 高さ(E) 1200 > OK(O)
背景レイヤーが出来ましたね。
重ね合わせる文字が判別し易い様に、色を着けます。
ツールボックス > 塗りつぶし{斜めのペンキ缶} > 色を選択(黒い四角形をクリック) > 適当な濃い色をクリック > OK(O)
文字が乗るレイヤーを作ります。
レイヤー(L) > レイヤーを追加(N) > OK(O)
文字を入れます。 幾つでも、どうぞ。
ツールボックス > テキスト{A} >
色を選択(細長い四角形をクリック) > 白色をクリック > OK(O) >
フォントを選択 > {Aa }をクリックしてスクロールしながら選んで。
大きさを指定 > 16 ~ 60 位がお勧め、お好きな数値を。
画像上にポインタを動かし> 文字入力
文字の位置決めをします。
ポインタが十字の矢印形の時は 移動出来ます。
もし、ポインタが通常の矢印 や アイビーム {I} なら
レイヤー,チャンネル,... > 該当文字のレイヤーを選択 >
ツールボックス > テキスト{A} > キャンバス上の該当文字 をクリック > 移動(ドラッグ)
3.ベース・ファイルの保存
適切なフォルダを用意し、投稿用のファイルは写真とは別保存します。
ベースファイルもこの中に保存します。
保存名は、投稿基本.xcf ( 可能なら、BlogPhotoBase.xcf ) 等とします。
ファイル(F) > 名前を付けて保存(A) > 名前とフォルダを指定 > 保存(S)
GIMP 自体も Windows も、日本製ソフトではありません。
日本語の扱いは、減って来ているものの、問題が生じる場合があります。
重要なフォルダやファイルでは、半角英数字のみの命名がお勧めです。
特殊文字も、半角スペース等は避けておいたほうが無難です。
保存前の 名称未設定 状態の GIMP |
追加説明.文字に関して
尚、レイヤー追加で背景色が透明のままなら、ロゴマークや手書きサイン等の自筆文字画像を取り込んでもいいですね。
無論、ペン・デバイスで、文字入れも OK !ですよ。
これらの時は、文字ではなく画像扱いですが。
通常、文字を加えると、T という表記のレイヤーが出来ます。
文字情報を別に持ち、後から色やサイズやフォントを変える事が出来ます。
お勧めはこの状態で、保存しておく事です。
従って、最初の図で一番上のレイヤー (文字が乗るレイヤー) は複数のレイヤーの集合になります。
GIMP の図で、背景のレイヤー以外のレイヤー ここでは3つ。
新規レイヤーは何も無いので実際は削除できるのですが、
写真を挿入する時の誤操作防止の為に残しておいた方がいいでしょう。
文字の各種指定が定まり、もう、変更しないのであれば、レイヤーの統合 という機能を使って、
文字レイヤーをひとつに纏めておく事も出来ます。
管理は楽ですが、後から、色を変えたりといった変更は面倒になります。
以上、文字は、白で説明しました。
色を着ける方法もありますが、下に来る写真との関係から、対策を練らないと。 応用と言う事で説明は省きますね。
また、発表時の画像サイズが固定されていて可変でない前提です。
大小取り混ぜて表示する場合は、文字のサイズも大小と用意した方が、統一感が出ますね。
この場合は、工夫をして見て下さいね。
勘の良い方や GIMP にお詳しい方は もう お分かりですね。
次回 は、写真の取り込み方や投稿画像作成時の留意点 を書きますね。
[2013/11/07] 次回 をリンクに変更
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