Windows7 で IE11 が使える様になった件の追加や補足です。
Windows も、x84 ( 32 bits ) の場合は Internet Explorer は1種類です。
しかし、x64 ( 64 Bits ) の場合は、2種類が提供されていました。
x84 ( 32 bits ) と x64 ( 64 Bits ) のふたつですね。
でも、待って下さい。 昔とは違います!
以前、既定で起動するブラウザは、Win 7 x64 では、IE x84 ( 32 bits ) でした。
Win 7 公開当時、アドイン等の x64 版の不提供や不具合を懸念し、x84 ( 32 bits ) の方を標準扱いした様です。
この方が、問題が置き難いからでしょう。
つまり、OS x64 には、x84 ( 32 bits ) と x64 ( 64 Bits ) と、ふたつの IE が共存していました。
これは、実は、IE9 までのお話!
実は、IE11 のアップグレードを、Windows Update に依る自動更新ではなく、自分で UpGrade する迄は良く分かっていませんでした。
以前は、もし、Win 7 x64 で、どちらの IE が起動しているか調べたい時は、
IE の右肩 ツール > バージョン情報 と辿って表示される中に 64 ビット の表記の有無で判別していましたね。
IE10 から、各環境用の独立したふたつのIE という構成 では無く、
x64 版の中に x86 も共に含まれる形に変更になっていたのですね。
詳細に書きますと、 IE10 からは、
親プロセス( IE の Tab と外側・本体 ) が x64 動作 (固定)。
子プロセス( IE の Tab の中身・内容 ) が x86 動作 (切替 拡張保護モード OFF ・標準)。
子プロセス( IE の Tab の中身・内容 ) が x64 動作 (切替 拡張保護モード ON ・要設定)。
プロセスの後の括弧書は正確な表現ではありません。 イメージ的と捕らえて下さい。
以前の様に、バージョン情報への記載はありません。
Tab そのものと各子プロセスは1対1の対応ではありません。
別の書き方をすれば、x64 版 IE をインストールすると、
C:¥Program Files¥Internet Explorer¥iexplore.exe
C:¥Program Files(x86)¥Internet Explorer¥iexplore.exe
このふたつの実行ファイルが保存されている と言う事になっています。
Win 7 x64 IE10 環境でどうなっていたかを以下に示します。
IE11 でなくて済みません。 字が小さいので拡大して見て下さい。
OS 側から見れば、32 bits には32 bits の IE を、64 bits には64 bits の IE を、と言う事になりますね。
前の様に、両方入れなくても、いいんです ね、 x64 の OS の場合。
尚、C:¥Program Files(x86)¥Internet Explorer¥iexplore.exe を直接実行しても、親 x64 子 x86 で立ち上がります。
良く出来てるなぁ、どうやってるんだろう って疑問が。 無論、興味本位で ... 、分った所で ... 。
この原稿を草稿中に、Windows Update で正式に公開されました。 2013/11/12 夕刻。
Windows Update では、システムにあったものを自動的に導入してくれるので、これらの事に悩まずに済みますね。
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