第３６回 御嶽山の噴火に思う

御嶽山の突然の噴火。　2014/09/27 11:52:。
被害に遭われて、お亡くなりになった方々の　ご冥福を祈りたい　と思います。

天災は忘れた頃にやって来る　の故事の通り、　何時何が起こるか分らないものです。
正直、自分にも降り掛かるかも知れない災難の恐ろしさ。


此処の処、連日、報道されている 御嶽山の突然の噴火。
こんな恐ろしい事が起こるんですね。


休日土曜日のお昼時、
快晴に恵まれた天候、
山頂が紅葉し丁度見頃。

写真を趣味とする者として、この様な場所に立てば、それこそ有頂天でシャッターを切り続けていると思います。

それこそ、今日は　絶好の撮影日和　といった処でしょう。
それこそ、自分の幸運に感謝して、天にも昇る気持ちで撮影を楽しんでいると思います。

こんな条件下での、前触れも無い　噴火。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　予報や注意情報があれば まだしも ... 何も起こらない筈の山 での出来事。


正に、天国から地獄。
正に、青天の霹靂。


そんな時、私なら、どうするのか。
　　シャッターを切り続けるのか、
　　呆然と立ち尽くすのか、
　　おろおろと逃げ惑うのか、
　　ちゃんと身を守る行動を採るのか、
　　共に行動していたパーティに気を配れるか、
　　他人さまにも声を掛け逃げられるのか、
　　負傷したりした方を手助け出来るのか、
そんな事が頭を過ぎります。
果たして、どの行動を採るのか、正直、自分でも分りません。
とっさの判断が、その後の、運命を左右する。
しかし、　これは なって見なければ 分りません。


でも、こうした　天変地異で、人々が採った行動を見るに付け、
偉い方々がいらしゃるなぁ　といつも思います。　　　　　　　　　地震の時もそうでした。

正確な知識や経験を お持ちの方。
他の方々を生存への道に誘導される方。
助け合いの精神。
沈着冷静な方。

特に、 経験豊富な方の適切な指示と言うのはありがたいですね。
そんな方が、有事に 身近に居られるかどうかで、生死が分かれる とすれば、　複雑な思いです。


豊富な経験と的確な判断と身を守る術 このどれをも持ち合わせない 自分がこの場に遭遇したら。
考えるだけでも身の毛がよだちます。
噴石・高温の粉塵・熱風・無視界・危うい足元・走雷と悪条件は揃っていますし。
山頂の岩場では身を隠す場所さえもありませんし。
何時、溶岩が噴出して来るかも知れない恐怖　と向き合うのは　想像を超えています。 


避難なさいながら撮影された映像や　救助活動の映像を　見るに付け、
自然現象の恐ろしさを実感します。
... 映像の力 は 凄い もの です。


最後に、仕事とは言え、救助活動の任に当たられてらっしゃる警察・消防・自衛隊の皆さんに励ましの言葉を。
ご苦労様です。　　どうか、お体に気を付けて。　　そして、ありがとう ございます。

そして、最後に、もう一度。
被害に遭われて、お亡くなりになった方々の　ご冥福を祈りたい　と思います。