2018年2月5日月曜日

写真 縮小 参ったなぁ モアレ が

写真を縮小して白黒化した際の出来事です。
あれっ、 モ、モアレ が ... 。
最近、余り、お会いしなかった モアレさん とご対面。
さて、 どうしたものか?。


カメラの機種依存に原因がある可能性もありますので、
モデル名を明記して、以下に話を進めます。

Nikon D810 、そうです、高解像度タイプの ローパスフィルタ無しの 機種 です。
でも、 原画に明確なモアレが生じている訳ではありません。
一見、 綺麗に描画していて、破綻はありません。
原画に現れた モアレ ではないのです。

でも、縮小して、更に、白黒化した時に、
細部でモアレが発生しているのを発見しました。

  慌てて、原画を見直したのですが、
  原寸ではでていないものの、 ViewNX-i 等の全画面表示でも、やはり、モアレが見出せます。
  縮小する事が 諸悪の根源 の様です。

Nikon D7000 を使っていて、かなりの画像を縮小して来ましたが、
同様なケースは無かった筈です。  ( と、記憶しています。  或いは、見落としでしょうか?。)
D810 で 画像の正確さが増している分、今回のケースを招いた様な感覚があります。

でも、きっと、稀なケースである とも思っています。
D810 では、いつも、では無さそうですし ... 。  そんなに、頻繁に目にするものでもなさそうです。
レアケース。  偶然が幾つも重なった結果と考えています。
何か悪条件が重なって仕舞った結果が齎した 不運 です。 

さて、今回のこのケース。
縮小倍率にも依存する様です。
ある範囲の縮小比率で目立つ様です。

白黒化する前、つまり、縮小のみでは、気付けませんでした。
良く見れば、勿論、分かるのですが ... 。
  作業に焦って見落としていた と言うのが 真相 ではあるのですが、ね。.
でも、グレートーンのみの画像に変換すると、よりハッキリ、出て来ちゃうのですね。
暴かれた 破綻 ってな処でしょうか。


それは、電線に代表される様な 斜めに横切る細線 で起こりました。
逆光で、煙(他に喩えれば靄霞) を透過した光が当たって出来る ハイライト部分 です。
モアレと言うか、輝度ノイズと言うか、フリッカー擬きと言うか、
丁度それは、斜線をスムージングし忘れたかの様な まだら模様になっています。
規則正しく斜めに並んだ線を表現するのに、斜線では無く、濃淡の在る階段状になって仕舞っています。
きっと、スケールダウン時に、実際の色より 濃い部分と薄い部分を交互に繰り返す 結果を招いたのです。
これが、恰も、モアレの様に見えるのです。
       モアレ と呼ぶのが正しいか否かは分かりませんが ... 。
線分の傾きが少し変わると、それは、嘘の様に薄らいで行きます。

隠れモアレ が 顕在化 でもしたのでしょうか?。
  下図は修正前です。
  投稿本文中は 更に 縮小されて表示になるので 酷さ が緩和されています。
  画像をクリックして原寸でご覧下さい。  w:1243 x h:829 が元の大きさです。  w:6144 から切り出し。.
  この時、ブラウザの表示範囲を変更すると、大きさが変わって、モアレの出方も変わって面白いですよ。 .


  さて、この絵は もう少ししたら (?) 、別 Blog で お披露目 します。
  もう少し足搔いて見たいので、暫しのお待ちを!。.

結局、編集結果は 白黒画像なので、 取り敢えず、
その 異常な部分のうち、顕著な箇所を、線分をなぞる形 で修正しました。

  検索すると、
  原画を縮小する前に、数 px のボカシを入れてから、縮小する方法や、
  縮小のアルゴリズムを替えて試す方法や、
  縮小処理を 通常の 8 ビット処理では無く、 16 や 32 ビット処理に変える方法や、
  縮小後に、専用のスクリプトで救済する方法が、
  見付かりましたが、試してはいません。


画像サイズは、大きい程良い との意見もあるかと思いますが、
実は、利用時の縮小によって、思わぬ 落とし穴 に嵌ります。
情報量が多く、且つ、整然とした繰り返しを重ねている場合、
縮小によって、何方附かずの状況に出喰わし、不自然な描写に化けてしまうのですね。
編集時のハンドリングのし難さ が良く取り正されますが、
それ以外にも、編集による情報量低下に伴う不都合が紛れ込む可能性があるのですね。

想像するに、
D7000 での類似現象が少ないのは、
ローパスフィルターによる 拡散 が表面化しない 混沌 状態で記録され、
不均一になっているが故に 縮小時に モアレ化 等の再現を 回避 出来ていた と考えているのです。
このフィルターが無く 画像サイズ的にも大きい D810 では、
正確に記録出来ているが故の こうした 落とし穴 が待っている のでしょう。


  余り考えられないのですが、 原因 のひとつ として、
  撮影箇所に業務用電線類が複数走っていたり中継ボックスがあったり、なので、
  それからノイズを拾った(同調した)のか ? ... 。
  いえ、
  そんな事は無い筈です。
  原寸でも数 px の斜線のグラデーションですから、
  大きく縮小すればギザギザの濃淡の繰り返しになるのが当たり前なのかも。.


あちらを立てれば、こちらが立たず ... 。
悩みは尽きないものです。

それにしても、 どうしてこうなってしまったのか?、
やはり、 疑問ですね。



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