2018年8月25日土曜日

Nikon Mirrorless 劇場 2 公開後

いよいよ、新時代が来るのでしょうか?。
とうとう、公開された Nikon Z7 & Z6 !。
ミラーを持たない、新しい機構 の誕生です。
一旦、嘗ての経緯や経験を忘れて、眺めて見ては如何ですか?。


呪縛からの解放。
私はそう見ました。


実は、
公開時のライブ配信も、劣悪な通信環境の所為で、切断が重なり、真面に見れていないですし、
カタログ等の公表資料も 未だ 斜め読み状態です。



ですが、
F マウントのライン、DX や FX と言う製品ラインナップとは異なるものとして、
判断しなければ、と思っています。
どうしても、既存ラインや他社さんとの比較が入り込んで仕舞うので、
類推 混乱 の域を出られません。
でも、これは、全く別のラインなのだろう と思うのです。


そして、この新しいラインは、D ライン それも FX の更に上 に設定されているのだろうと言う事です。
Nikon 1 の CX を、暫定的かも知れませんが、失った今、
再編成の途に就いたばかりであろうと思っています。
FX や DX がどうなって行くかは、Z の経過次第でしょうが、
全く別のライン構成を描いているのではないかと想像してしまいます。  妄想。
CX に替わる 別の Z 類似フォーマットとの2本立て、が最終目的(当座の将来展望)なのでは。.
Z の下位ライン の センサーサイズ探し。.


カメラ業界は、どうも、嘗てのフィルムを未だに引き摺っている!、そう言う印象を持ちました。
未だに、フルサイズ と言う言葉が生きています。
フルなのは、ほんの一部の フィルムの種類( 35mm )に対して、なのですがね。
いい加減、死語になって欲しいのですが ... 。

思えば、
自分が、初めて、デジタルに移行したのは、コンパクトでした。
その前は、135( 35mm )はサブ的な 或いは 記念写真やスナップの為のフォーマットでした。
そう、コンパクトは、ミラーレスと同じ構造で、レンズ固定、交換不能。
しかし、その魅力は今も忘れていません。
写したいものがその場で見える!。
でも、バッテリとホールディングに辟易して、DX 一眼を手にしたのでした。
其の時の印象は、見慣れたマウントに、ちょこん! と見える 小さな小さなセンサー ... 。
小っちゃい! が偽らざる印象でした。

でも、その少し前、メーカーさんとしては DX で充分と仰っていた様な。
そして、踵を返し、当たり前の顔で、FX を展開し出します。
やはり、フルサイズで無いと、 と言う世論を取り込んだのでしたね。
想像するに、 設計サイドでは、この矛盾は、設計の関門として往時から燻っていたのではないか?、
と思うのです。
替えたいけど、変えられない マウントの呪縛。
無理をして、押し込む、レンズ設計とボディー機構。
ミラーを使って被写体を覗く機構と、付随する各種機構の複雑化。
無理難題を克服して来た歴史ですが、これは余地を見出すのも難しいでしょうし、
更に上に行く為には、コスト膨張も避けられなくなって来たのであろうと。


そろそろ、全てを白紙に戻して、やり直したい!、と思うのも当然です。
仕切り直し。

きっと、フィルム時代のフィルム有りき と同様に、
センサーサイズ有りき でスタートした筈です。
新しいシステムを構築する! の気概を持って。

制限要素の減った仕様は、
無理に弄り廻さなくても、吟味出来る余地が十分にあります。
素直な設計で済めば、素性も良く、破綻も出難い筈です。
その結果がレンズ性能の向上となって現れる気がしています。
設計していて、楽しくてしょうがないのではないでしょうか?。

きっと、メーカーさん曰く。
嘗ての概念を捨てて下さい。
製品から紡ぎ出される画像を見て下さい、と。
其処から判断して、新しい、判断基準を持って下さい、 と。

DX や FX の D シリーズとは次元が違います、 と仰っている気がします。

十分に吟味しました、 後は、使って戴いた結果次第で、 必要なら進化させていきます、と。


此処からは、更に、類推の度合いが上がります。
Z マウントは 広角から中望遠で威力を発揮します。
望遠系ではそのメリットは少ないのであろうと。
新マウントの威力を発揮するのは、こうしたレンジの焦点距離で、
望遠系でマウントを載せ替えるだけの製品化は、後に見送りたい、と。
マウントアダプターを介してそこそこの性能を発揮出来るなら、後回し、と。
製造ラインの有効活用からの判断なのでしょうね。

そして、光学性能は、従来の F1.4 クラスが F1.8 (F2) クラスで、賄える様になったのでしょう。
素っ気ないデザインの適否は別にして、
実質的な 販売価格の低下 と仰りたい気持ちが伝わって来ます。


脱線しますが、
電化製品の、将来を見越した接点や拡張機能が、将来的に、有効に機能したケースを知りません。
形状が変わったり、規格そのものが変わるのが、常でした。
そうならない事を願いましょう。.


更に、
全体的な価格設定が高めに見えてしまう ジレンマ を受け手側がどう捉えるか、が成否の鍵を握る気がします。

  個人的には、バッテリの 持ち に不安感を抱いています。
  ユーザーの使い方で、実数値が大きく変動する予感があるからです。
  頻繁にフレーム位置を移動しフォーカスポイントを動かし再生確認する 私の撮り方 は、
  大いに CIPA 基準 より少ないと思うから。
  レンズの素性が良くなったのに、未だ、ズーム用フードは蔑ろです。  (写真撮ってないからでしょうね。).
  光学性能云々ならば、不要入射角の光をカットするのがベストな筈。  物理的な遮蔽に勝るもの無し。.
  何時か、本当に、フードも必要としない光学系が出現するのでしょうか?。.



個人的には、 大好評で 息切れしない ヒット になる事を祈っています。

兎も角、 Nikon さん!、 おめでとうございます!。



0 件のコメント:

コメントを投稿