2019年7月24日水曜日

写真と天候

晴れ 曇り 雨 雪 そして 日没後 ... 。
天候によって、写真は 勿論 変わります。
さて、あなたはどのお天気がお好きですか?。
私は ... 晴れ かな ... 。


今年の梅雨は例年とは異なり、
梅雨の晴れ間の極めて少ない異常な年ですね。
その梅雨も、そろそろ開けると予報が言っています。  慣れない暑さが突然やって来る!。.
曇りがち雨がち でしたので、 此処の処、撮影意欲も低下気味 でした。


はい。


写真がカメラを介して記録されるものである以上、
天候によって、記録される画像は大いに影響を受けます。

晴れ 曇り 雨 雪 嵐 暴風 霧 靄 そして 日没後 ... 。

夫々、趣のある 作品 を生むチャンスでもあります。

でも、実際にカメラを持ってその状況下に立つとなると ... 。
さあ、 あなたは どの天候が お好き ですか?。

一般的には、いいえ、少なく共、私には、
晴れ が 無難な 回答 です。

気持ち良く、カメラを手に動き廻れるからですね。
もし、雨等の悪天候になれば、
カメラとご本人とを守る道具(例えば、傘)が追加で必要となりますから ... 。
酷く成れば、カメラを仕舞い込み、撮影断念のケースもあるでしょう。

そもそも、 もし、途中から雨でも降り出そうものなら、(そして、傘を携帯していれば、)
傘を差し乍ら ... になる訳で、
手持ち撮影が基本の私の場合、 ぶれやピンボケの確率が上がる可能性が大です。
カメラを両手でホールドするなら、 傘はその柄を脇に挟む格好になり、
もし、傘の角度が狂えば、大量の水を被る事もあったりして ... 。
これじゃぁ、何の為の傘だか分かりませんし ... 。
特に、雨プラス風 のケースでは要注意なのです ... 。



幾ら、カメラが進化し、防水機能が充実しても、
撮影意欲が湧いて来なければ、駄目ですし ... 。
防水だから、事後のお手入れが不要と言う訳でも無いですし ... 。


さて、 最近は、お天気予報の的中率が向上し、
予定を立てる折の、頼れる情報 になりました。

となると、
無難な 晴れ を期待する事が多い事に気付きます。

雨ぇ!、それじゃ行くのを止めよう、 とか、
嵐ぃ!、無理、無理、 とか、
曇り!、どうしようかなぁ~、考えちゃうよなぁ~、とか、
etc. etc. ... 。

勿論、既に、予定が決定事項であれば、
それに対する、準備を抜かり無く、となるのですが ... 。
天候予報を見ながら予定を立てるケースでは ... 。
悩んじゃう訳です。
予報通りとは限らないのが通例ではありますが ... 。

太陽が空に出ていれば、 撮影枚数が稼げる事を、経験上、知っているからでしょうね。
従って、歩留まり低下 が見込まれる 悪天候 は避けたい ... と。

でも、待って下さい。

撮影枚数の多い少ない では無い筈です。  結果の良し悪しは。
数少ないショットに好結果がある事も経験上知っている筈なのですが ... 。

悪天候時こそチャンスがある! のですが ... 。
問題は、それとの 遭遇 確率が低下する事 ... 。

この テイタラク(為体)!。

写真に対する姿勢が 積極的 なら、
天候等気にせず、前向きに ドンドン なのでしょうが、
経験年数のみ積み上がった マンネリ カメラマン の 悲しい性 ... 。

安易に、数を見込める方を期待する訳です。
それに、帰ってからの、カメラのメンテも楽ですし ... 。

困ったもんです。



さて、 では、晴れと曇りとで、比較して見ますか。

光の直進性と拡散との違い。
そして、 その光量の違い。

一般的に、光量が多ければ、低い ISO 速いシャッタースピード 深い 絞り値 が使えます。
ブレずにボケずに捉える事が可能ですね。

曇って仕舞えば、それが逆に働く訳です。

でも、晴れは影を齎します。
一部が陰で暗くなり、順光逆光を考慮しないといけません。
晴れは、謂わば、超巨大なストロボを遠くからボンと炊いた感じです。
光は強いので、空の色を反映して、色が少し変化します。
曇れば、 柔らかい光で、対象の隅迄、一様な状態で捉えられるのですね。
そう、スタジオ撮影に喩えれば、曇りはディフューザー付き光源です。
空を覆った雲がその役割を果たします。
曇り空はグレーなので、色に与える影響は最小になる次第です。
人物や被写体の色を正確に捉えるなら、
ホワイトバランスに留意さえすれば、曇りの方が有効かも、です。


でも、印象的な絵を作る上で、
刻々と変わる晴れの日の方が、曇りの日より、変化に富んでいます。
曇りの場合、 被写体次第、と言い換えても良いかも知れません。

フラットに廻り込んだ光は、被写体の姿を克明に捉えます。
でも、 普通、明るさが低下します。
雲が厚く垂れ込めれば、尚更、です。
乱反射している分、少なくなるのですね。

ですから、そんな時は、ぶれぼけ 注意報 発動中 と相成ります。
にも拘わらず ... 。
何時もの、屑の山 作成 になって仕舞うケースが多いのです。



皆、一長一短!。
夫々の良さがあります。

お天気は 天からの恵み です。
それが、どの状態でも、です。
どの状態が良いか?悪いか?は一概には決められません。
本来であれば、その全てが魅力的で、写し止めて置きたい 光景 なのです。

幸いかな、カメラの進歩のお陰で、どのシチュエーションでも撮影が容易になって来ています。
昔に較べれば、ですが ... 。

様々な状況を、楽しもうではありませんか!。
そんな前向きの姿勢になれる事を祈っています。

そして、この事は、マンネリ気味の 自分に対する 叱咤 でもあります。



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