2020年9月14日月曜日

PC 管理者昇格の不思議

標準ユーザーと管理者ユーザー。
管理者は、より高度で強力な権利を持っていますね。
一般的に、まぁ、管理者なら何でも出来る! ... と。
しかし、UAC の下では、色々と、不思議な事があります。


UAC User Account Control は、一部では厄介がられていますが、
最近の Windows では、基本的な機能として、概ね、受け入れられています。
まぁ、安全確保の為、通常、無効化は避けるべきでしょうね。

さて、
システムの構成を変える様な、重大な局面では、
管理者で実行し、更に、昇格 が必須な事をご存知でしょう。

例えば、
時代遅れになり掛け、しかし、未だに、便利な コマンドプロンプト cmd.exe 。

基本的に、これ自体は、管理者を要求される訳ではありません。
従って、普通に実行すれば、管理者であろうとも、
管理者特権を行使せずに、標準ユーザーと同じレベルのコマンドプロンプトが立ち上がります。
でも、其処から実行するコマンドが 管理者として実行 を要求する場合、
通常は、UAC の確認ダイアログ が出て昇格するか、
或いは、コマンドプロンプトそのものを 管理者として 起動し直す 事になりますね。

これが 基本 です。

でも、基本とは異なる、自動昇格 もあるので、複雑です。

PC の方で、ユーザーが管理者グループに属していれば、自動に(暗黙の裡に)昇格を済ませる場合もあるのです。

コマンドプロンプトの場合は、
昇格の有無は、其のタイトルバーに表示されますから、
確認が可能ですが、
実行するものに依っては、区別が着かない事も多いですね。

では、例えば、
マイクロソフト 管理コンソール mmc.exe で見て見ます。
基本、これは、管理者用のツール群を束ねる 組み込みアプリ で、
一部は、標準ユーザーでも使われています。
???.msc と名のついた もの が其れに当たります。
 パフォーマンスモニター perfmon.msc  もそうですね。
 尤も、perfmon.exe もあって、perfmon.exe /res で リソースモニターが立ち上がります。
 う~ん、複雑。
 脱線はこれ位にして、
コマンドプロンプトからパフォーマンスモニターを立ち上げましょうか?。

先ずは普通に、コマンドプロンプトを開きます。  管理者昇格無し ですね。
其処で、perfmon.msc と入力し、[Enter] です。
普通に立ち上がります。
この場合、
管理者ユーザーなら、自動昇格していますし、
標準ユーザーでも、無論、昇格無し で動いています。

自動昇格は見た目には分かりませんが、
タスクマネージャー Taskmgr.exe を立ち上げ、
詳細タブ を選択し、項目を右クリックして、
列の選択 から、 管理者特権 をチェックすれば、
管理者の場合、昇格して動いているのが分かると思います。
はい、名前は mmc.exe になります。
そう。  perfmon.msc は mmc.exe の下で動いているのです。

でも、動いている パフォーマンスモニター からは、標準としてなのか管理者としてなのか、
推し量る事は出来ません。

では、同じ 未昇格の コマンドプロンプト から、 mmc.exe と入力し立ち上げますと ... 。
昇格の為の 確認ダイアログ が現れる筈です。

えっ! どうして、違うの? ... 。
先程は、自動昇格になったのに、 単独では、確認を求められる ... 。

管理者特権が必要なものでも、
自動昇格するものもあれば、確認を求められるものもある!。

まぁ、利便性を考慮して、重篤性 重要性 が低いものは、自動でやってあげましょう と言った処でしょうか?、ね。
  重篤性 では、病気になって仕舞いますから、重要性 ですかね?。  えへへ。
  どうも、コロナ禍 の所為で、感覚が狂って仕舞っています。  ;)

この場合、
単なる表示ですから、
ユーザーの属するグループに応じて、自動で推移していると考えれば良いのでしょうか?。

他も皆、同じ様に、確認無しで済ませられれば良いのですが、
確認ダイアログが出る事で、
重大な変更をする事になるかも知れない! と 心構えが出来る 事も確かではあります。
操作の危険性を事前に通知する役割もあると考えましょうか。


尚、
同じプログラムでも、
管理者昇格の有無で、挙動の異なるものもありますので、
先に述べた タスクマネージャー の 管理者特権 表示を有効化して置けば、
何かの時に便利かも知れません。
  一度設定すれば、次回からの操作は不要です。



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