2023年4月29日土曜日

PC .mht ファイル さぁ、どうする?

昔 昔、そう、5年程の昔。  いや、もう少し前の事。
.mht と言うファイル(拡張子)がありました。
ブラウザから単一ファイルで保存が可能なものでした。
でも、今は ... 。


ふと、昔の記憶装置を覗けば、多くの .mht ファイルがありました。
.mht は 昔の Firefox で閲覧したページを単一ファイルとして保存したものです。
単一ファイル内に画像等も組み込んで置けるので 重宝 していました。
UnMHT と呼ばれる アドオン で実現されていましたが、
其れは Firefox Version 56 迄で、
Quantum とも呼ばれていた 次期 Version 57 (2017年) から、
此の 拡張機能 は、Firefox 本体と互換性がなくなりました。
ブラウザの改竄防止やマルウェア侵入阻止などを目的とした大改造の煽りですね。
そう、現行の Firefox では閲覧は 不可! となっていて、
保存してあっても無意味にも思われました。
往時は、IE Internet Explorer でも表示が可能でしたが、
ご存知の通り IE も、其の役割を終え、後継の Edge に切り替わっています。
基本的に、此の Edge も .mht はサポートしていません(後述)。

待てよぉ~。
確か、Edge には 後方互換 を目的とした IE Mode があった筈。

現状では、此の IE Mode で 何とか 表示は可能です。
ファイルの関連付け で .mht を Edge と結び付けさえすれば、
ファイルのダブルクリックで、表示されます。
でも、其処から、表示されている Local の Page を、
別の形式 で保存する事は出来ません。
単に、表示するだけ。

果たして、何時迄、此の 後方互換 の IE Mode が残ってくれるのか?、
少々、不安は残ります。
情報としては、2029 年 迄は残る?、 とか。
尤も、此れは 企業向けのお話 の様で、
一般向け がどうなるのかは不明なのでしょうね。


さて、視点を変えて見ます。

保存した .mht には 大元の URL 情報が含まれています。
該当ファイルを メモ帳 notepad.exe で開けば、
最初の方に記録されています。

此の情報は 或る意味 貴重です。
URL を通常の辿り方で巡っても、既に、ルートが閉ざされているケースもありますから。
探したくても探せ無い状況も多いと思われます。

もし、保存した URL が生きていれば、現行 Browser から、
最新の形で .mht 同等の ファイル が生成可能です。
( 例えば、SingleFile アドオン 拡張子 .html )

URL が生き残っているなら 今の方法で 作り直して置けば 安心ですね。

尤も、
URL のメンテナンス次第となる為、 仮に、運良く、残っていても、
先方がサーバー上で画像の一部若しくは全てを削除しているかも知れません。
文章中心なら、其れでも役に立つ筈です。


最後に。
もし、HTML の知識がお有りなら、
そして、労力を厭わ無いのであれば、
こつこつと、手作業で .mht から書き直す方法が最後に残っています。

.mht も .html も、同じテキストファイルです。

表示形式やデザインが狂っても良いなら、
採用されている JavaScript が動か無くなっても良いなら、
単純な .html で書き直して仕舞うのも手かも知れません。
内容が分かれば良い のレベルですけれど。

まぁ、今は Edge の IE Mode があるので、
そんな苦労をする人もいないとは思いますが ... 。


おまけ。
もし、将来、Edge が IE Mode を廃止したら ... 。
そして、IE を賄っていた 各種 DLL が残されているとしたら、
最悪は自前で .Netframework を使ったプログラムを書き、
( WebBrowser Control を配置して )
表示させる事も考えて置いた方が良いのでしょうかね?。



参考 .mht(by UnMHT) vs .html(by SingleFie)
   既に URL の Directory の構成が変更されてはいても残っていたケースです。




0 件のコメント:

コメントを投稿