2014年2月20日木曜日

第24回 孫悟空って いいなぁ

きっと、皆さんもご存知の筈の 孫悟空。 「 西遊記 」。
奇想天外な中国のむかしむかしの四大奇書のひとつ
私、これ、大好きです。
特に、孫悟空。


四大奇書 って言っても、奇妙なではなく、世に稀なほど卓越した素晴らしい書物 の事だそうで。
西遊記だけ見ると、奇妙 ってピッタリですけど。
他の三つは、これも有名な、「 三国志 (三国志演義) 」、「 水滸伝 」、「 金瓶梅もしくは 「 紅楼夢 」。
永年、読み継がれて来ただけに、各々、面白いですよね。

さて、孫悟空 に戻りましょう。

と言いつつ、今年は午年。 午と言えば馬。
西遊記 」にも登場しますね。 玄奘三蔵( 三蔵法師 ) が乗る白馬、その名も、白龍
最後には、未来世に成仏して八部天竜( 正に 龍 ) になれるとお釈迦様からお約束戴ける訳で。
これも、お供のひとり。
つまり、お供は四人 ( ? 四匹 ? 四怪物 ? ) 。

さてさて、孫悟空。        今回も脱線が多い ... 。 

石から生まれた石猿って設定からして奇抜ですね。
火山島の火果山の天辺にある仙石から、石の卵が生まれ、更にそれから孵る猿 って発想が凄いです。
滝壺の中に水簾洞という住み処を見付け、島の猿たちに崇められ、
美猴王(びこうおう)という名になります。 おさるの王さま。
次に、不老不死を願い、仙人の須菩提祖師すぼだいそし) の弟子となり、
孫悟空の名を授かります。
ここで、三種の神器ならぬ、地煞数ちさつすう / 変化術) と觔斗雲きんとうん) とのふたつを手に入れます。
やがて、仙人の元から放され水簾洞に帰ると、荒らされた故郷を守る為に竜宮に赴き、
如意金箍棒(にょいきんこぼう) を搾取。
さあ、これで三種の神器が揃います。  我々が良く知る孫悟空の装束ほぼ完成!
その後も、いざこざは絶えず、やりたい放題のハチャメチャぶり。
登場人物も、妖仙あり妖怪あり化け物あり、
片や、太子あり天王あり天帝あり、
さらには、閻魔様あり観音様あり菩薩様あり、 の豪華絢爛さ。
やがて、ご本人、斉天大聖せいてんたいせい/天にも斉(等)しい大聖者) と名乗り 有頂天!  おさるが一番偉い!
ついには、仙桃や仙丹(金丹)を口にし、念願の不老不死になりますね。

百戦錬磨の孫悟空もやがて捕まり、様々な刑を掛けられるも、歯が立ちません。  なんせ、不老不死。
そこで、登場するのが、お釈迦様
有名な「釈迦の掌」で諭そうとしますが、猿は猿。  3本足りない。
怒った お釈迦様はその手で、孫悟空五行山に封印します。  さぁすぅがぁ~。

五百年後、天笠に取経に向かう途中の玄奘三蔵の弟子となり、封印を解かれますね。
さぁ、西遊記の旅の始まりとなります。
暫くして、孫悟空の頭には、緊箍児(きんこじ / あるいは金剛圏) という、おなじみの金色の環が嵌められます。
理由は、脱走離脱の防止ですって。  犬輪ならぬ猿輪。  そして、孫悟空の装束が全て完成!


そんなこんなで、西遊の旅の物語は続いて行く訳ですが、遊びの旅ではありません。
本来、修行に近い筈なのに、何故、「遊び 」なのか。
旅で出会う、妖仙あり妖怪あり化け物ありのエピソードが、「遊び 」なのか。
それとも、昔の中国の「遊び 」は意味が違うのか。

また、天下無敵を誇る孫悟空でも、無敗記録は破られてしまった訳で。
平家物語の「驕れる人も久しからず」ではないですけど、世は常ならず ですね。
天下に冠たる孫悟空さまですら、そうなのですから、一般ピープーの我々なぞ知れた事。


そんな、孫悟空も、最後には、未来世に成仏して闘戦勝仏になれるとお釈迦様からお約束戴ける訳で。
さて、孫悟空って、不死身を手に入れていた筈で、未来世に成仏ってどういう事 って話は内緒。


そんな孫悟空。 年代によって、そのイメージも様々でしょうね。
書物は勿論の事、ドラマ・アニメ・漫画・絵本・京劇・映画等 何度も登場しています。
  最初に読んだ もしくは 見たイメージは 強烈ですから。
    かめはめは~ のドラゴンボールも孫悟空でしたか ... 、 こりゃまた脱線。
共通しているのは、魅力的な キャラクター 孫悟空


う~ん、生まれ変わったら、孫悟空になりたい かも。


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