2014年2月2日日曜日

Win 7 デスクトップのショートカット覚書

忘れそうなので、メモしておきます。
Windows 7 sp1 において、デスクトップのショートカットのちょっとした事。
意外と知っている様で、良く分かっていなかった事 です。


ひとつ目。 何処に保存されているか。 

簡単ですね。
ユーザー > デスクトップ の中 とお答えのあなた。
では、実際に表示されているアイコンの数を数えて見て下さい。
足りないでしょう。
実はふたつに分かれて保存されています。
  C:¥Users¥YourName¥Desktop の中と、 
  C:¥Users¥Public¥Desktop    の中と、
です。
下は、インストールしたアプリのショートカット等、各ユーザーで共通したもので、
上は、各ユーザーが独自にカスタマイズしたものです。
因みに、C:¥Users¥Public¥Desktop の中に、新たにショートカットやフォルダを用意すると、即時に反映されます。



ふたつ目。 ネットワークや USB 上のフォルダーへのショートカット。

ネットワークや USB 上のフォルダーへのショートカットをデスクトップに置くのも良く見聞きする方法ですね。
但し、これらは、常備、利用が可能とは限りません。
USB メモリが挿入されていなかったり、ネットワークが途切れていたり そんな事もありますね。
別に問題ないじゃぁない って、あなた。
ここにも、落とし穴はあります。 極、稀でしょうが。
それは、この様なアイコンを5つ以上作ってある場合で、常備、利用可能にはなっているとは限らない場合です。
突如、在った筈のアイコンが削除されて見付からないケースが発生します。
Windows 7 には、OS の機能として、破損したショートカットの保守 があります。
この機能によって、自動的に、デスクトップ上から 無効なアイコンとして 削除される事があるのです。
対応策は。
1. アイコンの数を 4つ以下にする
2. デスクトップにフォルダを作り、その中にショートカット(アイコン)を収める
3. コントロール パネル から、コンピューター保守 を [ 無効 ]  に設定する  全ての保守タスクが無効になる為、推奨外!
4. 何もせず、これらのデバイスが常に利用可能な状態を保つ

参考リンク  Windows 7 でデスクトップ ショートカットが消える  Microsoft サポート



みっつ目。 ネットワーク上のユーザー名毎のフォルダへのリンク。

ネットワークが出ましたので、ついでに。
ネットワーク上に、ユーザー毎のフォルダを取り、バックアップや履歴管理用や作業用に使われる方もおいででしょう。
デスクトップにショートカットを置き、素早くアクセスしたいのが人情ですね。
無論、個々のユーザー毎にショートカットを作成しデスクトップに配置すればいい訳ですが。
では、不特定のユーザー用に構成された PC の場合、全てのユーザーでログインし直して、
これらの作業をしなければならないのか ですが。

最初の項目を思い出して下さい。
共通の項目は Public に です。
環境変数 UserName を使って、一箇所に纏めることが出来ますね。

つまり、こういう筋書きです。
1. ネットワーク越しに、ユーザー毎に、フォルダ ¥¥server¥UserName¥Temp を設け、公開
2. クライアントとなる PC で、このフォルダを開き、取り敢えず、ショートカットを作成
3. ショートカットを C:¥Users¥Public¥Desktop に移動
4. このままでは、特定のユーザーのフォルダーに紐付いている
5. 移動先で、ショートカットのプロパティを開き リンク先を変更
   ¥¥server¥UserName¥Temp から ¥¥server¥ %UserName% ¥Temp に
            そう、実際の書換時は、全て半角でスペースはナシです。 Blog の表示上こうしてます。
            但し、C:¥Users¥Public¥Desktop は確か 隠し属性 が付いていましたのでご注意を。
            また、作業は管理者として行って下さい。
            赤い字は環境に依って異なります。 適宜、読み替えて下さい。

最後に、ここでも、ふたつ目の問題がありますので、数多く作る時にはご注意を。

  注: みっつ目は、TechNet ログオン時に特定フォルダのパスを自動生成する方法 でご返信した内容と同一です

追加で、注意事項を。
C:¥Users¥Public¥Desktop の中に保存されている内容は、ユーザープロファイルを構成する一部です。
中には、レジストリと密接な関係を持つアプリへのショートカット等も入っています。
今回、ご紹介した程度の変更はさして問題にはならないと思いますが、これを応用してのシステムの変更は お止め下さい。
複雑な構成を持つシステムが不安定になるとも限りませんので。


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