現行の Windows 10 version 1511 build 10586.xxx では、 簡単には、.Netframework 3.5 入りません。
インストール メディア(メディア作成ツールで作った ISO か USB メモリ) が必要です。
3.5 を、 Microsoft のサイトからダウンロード して ... の方法は 失敗 に終わります。
既に導入済みの環境からアップグレードすれば、 こんなトラップには落ちずに済みます。
しかし、クリーンインストールを選択すれば、
導入済みの .Netframework は 4.6 のみであり、
昔のソフトやアプリを動かそうとすると、.Netframework 3.5 が必須だったりしますね。
ところが、 Internet 検索すると、 情報が錯綜しています。
結論は、冒頭で述べた様に、 メディアを使う 解決方法 だけ の様です。
Window Update や Windows の機能の有効化~ や Microsoft 様のサイトからのダウンロード は、
ことごとく、失敗に終わり ... です。
解決方法は、
管理者として立ち上げたコマンドプロンプトから次のコマンドを実行します。
Dism /online /enable-feature /featurename:NetFx3 /All /Source:S:\sources\sxs /LimitAccess
ここで、S は メディアを挿入したドライブ文字列です。 お使いの環境に合わせて変更して下さい。
NetFx3 が .Netframework 3.5 を識別する キーワード です。
また、 メディアが ビット数混在の場合は、 /Source:S:\sources\sxs の部分が変わります。 詳細はコメント欄を参照下さい。 *4.
C:\Windows\system32>Dism /online /enable-feature /featurename:NetFx3 /All /Source:S:\sources\sxs /LimitAccess
展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.10586.0
イメージのバージョン: 10.0.10586.0
機能を有効にしています
[==========================100.0%==========================]
操作は正常に完了しました。
C:\Windows\system32>
管理者で立ち上げるのと、 ドライブ文字列の変更 をお忘れなく。
何の事は無い、インストール用の OS イメージの中に 事前に 用意されてはいるものの、
microsoft-windows-netfx3-ondemand-package.cab (更新日付:2015/10/30 build 10586 の場合)
(クリーン)インストールでは、入れてくれない! と言う状況なのですね。
希望的推測を書けば、2015秋の段階での最新版でしょうから、パッケージを入れ Update するるより簡便な筈。.
[追記] *2.
メディア について
実は、.Netframework 3.5 なので、 最初に、Windows 10 ではなく Windows 7 sp1 のメディアから
Dism したのですが ... 、勿論、そんな馬鹿な作業が通る筈もなく ... 。.
恐らく、実際に今現在 稼働している OS の Build # と一致するメディアが必要な筈です。
私の場合は、 Windows 7 から Wiondows 10 への新規アップグレードにクイーンインストールを実施しましたので、
用意したメディアと インストール後に WindowsUpdate を実施しても、 Build # は変わっていません。 Build 10586。
もし、version 1511 以前にインストールし その後 version が変わっているなら、 それに適合したメディアを準備する必要があります。
唯、例外もあると思うので、 version 違いでも上手く行くか試して見る価値はあります。
v.14393 で v.10586 メディアから実行して 上手く行った例もあります。. *3.
タイムラグがあるかもですが、 メディア作成ツール が最新の OS イメージを提供していると思います。
参考 URL ; https://www.microsoft.com/ja-jp/software-download/windows10
但し、Win7/win8.1 からのアップグレード用のサイトなので、今夏以降の有無は不明。.
[追記] *1.
Dism について
展開イメージのサービスと管理 (DISM.exe) は、
平たく言えば、かなり 専門的なツール で、
通常のエンドユーザーとして、関係の無いツールであった筈です。
私も、これを使うのは初めてでした。
企業の IT 管理者 さまが クライアント PC の OS を管理する様な局面で使われます。
以下の様な形で、現行 OS の正常性を精査出来ます。
但し、時間が掛かります。 以下の例では メディア (OS インストール用 イメージ)の準備は不要です。.
C:\Windows\system32>Dism /Online /Cleanup-Image /ScanHealth
展開イメージのサービスと管理ツール
バージョン: 10.0.10586.0
イメージのバージョン: 10.0.10586.0
[==========================100.0%==========================]
コンポーネント ストアが壊れていることは検出されませんでした。
操作は正常に完了しました。
本来は、壊れてしまった OS の修復等に利用されるもの なのでしょう。
ですから、ご利用には、専門知識が必要となります。 十分に留意の上、使って下さい。
PS: 目下、デスクトップ SSD+HDD に エディション アップさせてクリーン インストール中。
OS 自体は整い、この様に、投稿環境が整った状況です。 もう少し、安定させてから、また、纏めますね。.
追記 *5.
WSUS を構成してあるケースでは、以下のキーに値を設定し、実行後、元に戻す必要がある様です。
以下、情報のみ。 WSUS を一時的に切り、Net 越しに取得する方法。.
Key:HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows\WindowsUpdate\AU
Value:UseWUServer
Data:0
Ref URL : https://social.technet.microsoft.com/Forums/ie/en-US/8bc98626-42de-4d7e-9fc1-2bc8658cc47b/net-framework-35-installation-fails-w-error-code-0x800f0954?forum=win10itprosetup
[2016/04/19] Dism について追記 *1.
[2016/05/03] メディアについて追記 *2.
[2016/08/04] メディアについて追記に追補 *3.
[2017/05/02] 混在メディアの件を追記 *4. (企業のIT管理人 さま のコメントを反映).
[2019/01/09] WSUS のケースを追記 *5.
助かりました!ネット上は(MS様サイトまでもが...)トラップが沢山ありますね。
返信削除ちなみに、ISOメディアなどで64ビットと32ビット両方対応版を作成しているときは
Dism ... /Source:S:\sources\x86\sxs ... (32bit)や
Dism ... /Source:S:\sources\x64\sxs ... (64bit)と指定すればOKのようです。
Creators Update バージョン(1703)で確認しました。ではでは!!
企業のIT管理人 さま コメントありがとうございます。
削除v1703 でも有効でしたか。 貴重な情報をありがとうございます。
また、OS ビット数混在 ISO からの DISM については、とても、参考になりました。