かんこどり は、 閑古鳥 や 諌鼓鶏 の 字が当てられますね。
かんこどり が なく ... 。
でも、字によって、意味が全く代わって来てしまいます。
とある 商業で発達した街の 観光案内を Internet で 検索していて、 不思議な言葉に遭遇しました。
商業の街のお祭りに(祭事の出し物に) かんこどり の文字を発見したのです。 後述の引用を参照。.
え ??? ... !!! 。
その言葉、 嫌いな筈じゃぁ ないの? ... ??? ... !!! 。
でも、堂々と書いてありますよ。
かんこどり。 そう、漢字で ですが。
素朴な そして 違和感の在る 疑問でした。
普通、 かんこどり が なく ... は 寂れた お店 の修飾語 として使われます。
閑古鳥が鳴く ですね。
閑古鳥は 郭公(カッコウ) の事で 、 心寂しい(うらさびしい)その鳴き声から その様な意味で使われます。
一方、 諌鼓鶏 は 諌鼓 に載った 鶏 と言う意味です。
諌鼓 は 諫める(いさめる)鼓(つづみ 太鼓)で、 古代中国の史事に則っているのだとか。
その意味は 天下泰平の象徴 です。
昔、中国の尭帝が、その政治について諌言しようとする人民に打ち鳴らさせるため、朝廷の門外に太鼓(諌鼓(かんこ))を設けました。
良い政治が行われていたので永い間太鼓をたたく者が無く、鳥が太鼓に巣を作ったといいます。その故事にちなんで諌鼓鶏は天下泰平の象徴であるといわれています。
同じ かんこどり でも、随分と意味が違うもので ... 。
それにしても、 この 出し物 が作られた 明治の時代は、 今と随分と感覚が違うのでしょうね。
日本の歴史的な遺産に関して、Internet 検索すると、
古代中国の故事に纏わる事柄が沢山と出て来ます。
漢文や中国思想家の影響なのでしょうが、
西欧化が進んで行ったのとは反対に、 江戸時代から続く 古代中国を範とする 考え方や文化が 根付いて行くんですね。
不思議なものです。
そして、すんなりと、国外の文化を取り入れてしまうのが、凄い処 です。
日本的 とは、 よく使われる言葉ですが、
一体、どれだけ、日本固有のものがあるのか .... ?。
海外諸国の文化や思想を取り入れ消化して、
ごちゃまぜ にした 結果 が 日本的 だったりして ... 。
そんな事を考えている 今 こそ、 本当に、 諌鼓鶏 かも知れませんね。
かんこどり が なく。
いや、 諌鼓鶏 が 無く なんて書いてしまうと、
更に、 混乱してしまいそうですが ... 。
きっと、 私の頭の中にも、 変な 鳥 が 巣食っている のかも知れません。
お~、 こわ。 怖。
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