2017年9月27日水曜日

写真 SD 等に自動生成される System Volume Information

USB 接続で認識(利用)される事が多い SD カードの類。
書き込みを禁止していないと、 何かと不都合な事も起こります。
その代表が System Volume Information 。
万一の時の為に PC の OS が用意してくれている 仕組み ですが ... 。


前から気になっていました。
カメラのメディアを PC に挿した後の System Volume Information 。

PC だけで利用なら、何かの役に立つかも知れませんが、 カメラも 組み込み OS で動いています。
そう、 ふたつの OS を跨ぐ形で使っているのが カメラのメディア と言う事になります。

そのカードをまたカメラに戻して また 使う (撮る) となると、
詰まり、 無駄?。

PC Windows にカメラのメディアを挿すと、自動生成される System Volume Information 。
厄介な事に、 Windows の標準設定時には、 これは 顔を覗かせない 様になっています。
更に、 ユーザーが直接操作する事は出来ない設定になっています。
詰まり、 Windows がシステム内で直接操作する重要な情報 の位置付けです。

カメラから見ると、 この System Volume Information は 無用の長物 (?) と言い換えてしまっても良い気がします。


はい。
この際です。
他の仕組みで データを保護する 前提 で、 (実際には保護等しない!).
この System Volume Information とは おさらば しましょうか ... 。

*1 : 削除は可能ですが、設定から回避する方法は、現行の Windows 10 version 1903 では無効!。.



出来てしまった System Volume Information 削除。.

 メディアのドライブレターを確認して、
 コマンドプロンプト (cmd.exe) 起動し、
 ドライブを切り替えて ( J ドライブなら J: と入れて Enter キー を )
 以下のコマンドを実行 ( Enter キー を )

        attrib -R -S -H "System Volume Information"

 これで、属性変更されているので、 削除が可能 になります。
 注 *1 :
 フォルダですので、 del では無く rd で。  ( Enter キー を ) 

        rd /S "System Volume Information"



System Volume Information  を作らせなくする設定。.

 OS の Edition によって異なります。  以下、 Windows 10 で説明します。.
*1 :  現行の Windows 10 version 1903 では無効!。.

 Pro 以上

  ローカルグループポリシーエディター (gpedit.msc) を起動し、
  階層を辿って、コンピュータの構成 > 管理用テンプレート > Windows コンポーネント > 検索 に辿り着く。
  リムーバブルドライブ上の場所のライブラリへの追加を許可しない で、
  有効 を選択。




 Home Edition


  regedit 起動。
  HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Policies\Microsoft\Windows に、
  サブキー Windows Search を 新規作成。
  以下の項目を追加。
    新規: DWORD (32  ビット) 値
    値の名前:  DisableRemovableDriveIndexing

    値のデータ : 10 進数 値  1
  保存。

  レジストリを直接弄る事になるので、操作を間違うと OS が不安定になる可能性があります。
  十分に留意の上、作業して下さい。.


Win 10 Pro で行っている事は、 同 Home で レジストリを操作した のと同じ事の様です。



これで、 あの  System Volume Information  とも お別れ。  :) 。



[2019/08/02] 実際の削除コマンドを追記 *1.
[2019/08/02] レジストリ変更が現行の Windows 10 version 1903 では無効!の件を追記 *1.

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