いいですね。 蒸気機関車。
心臓の鼓動が高まるのを感じます。
維持側では、相当、ご苦労も多い事と思いますが、 是非、この様な機会が無くならない事を祈っています。
台所で、ヤカンから立ち昇る 沸騰した合図!。
特に 冬場に顕著な 白い蒸気!。
あれっ、 何かに 似ている ... 。
はい。 一般的には、SLと呼称される、蒸気機関車。
私は、この 蒸気機関車 と言う 5文字 が大好きです。
SLでは、あのボイラーの重たさが軽く感じられてしまいそうで ... 。
Steam Locomotive の頭文字の省略が、すっかり、一般化してしまって ... 。
そう、個々の蒸気機関車の事を かま(釜) 等とも呼びますね。
蒸気発生装置のボイラーから転じて、この呼び方をします。
蒸気機関車 は 生き物 と言う表現を良くされます。
それは、 この かま の夫々で 調子が異なり、その日の気温等にも影響されるからでしょうか。
季節季節で、吐き出す煙や蒸気の状態が異なり、
日々、見ていても、その姿に変化がある為に、そう喩えるのでしょうね。
他の機関車では、こうは行きません。
いつも同じ姿で、蒸気機関車 とは対照的です。
電化(無煙化)で、国鉄時代に姿を消した、蒸気機関車。
でも、 各地に静態保存され、その後、動態保存へ再び移行した かま が元気に走っています。
その一方で、当初、動態保存されていたものが、種々の理由から、静態保存に変わってしまった かま も。
でも、全体的に見れば、その動く姿を拝める数は 増えている 気もします。
そして、日本各地で、その姿に触れられるのは、素晴らしい事です。
懐かしいと思われる方も、初めてご覧になる方も、
是非、機会があれば、その姿をご覧になって下さい。
嘗ての 雄姿 が そこ にあります。
そして、それは、紛れもない、今の姿!なのです。
火室に石炭を投げ入れ、燃焼させ、
ボイラーにその高温の熱気を送り、
そこを循環する煙管で、水から高温高圧蒸気を発生させ、
その蒸気をシリンダーに送り込み、
往復運動を回転運動に換えて、
ロッド経由で動輪の推進力を得る。
遠くから聞こえる汽笛!。
遥か彼方から、立ち昇る煙!。
あの音!。
目前に迫る、その姿!。
蒸気と煙!。
あの石炭の匂い!。
そして、暫く佇む 漂う煙 ... 。
まぁ、 仕組みはこれ位にして、ボロが出ないうちに切り上げましょう。
そして、 間近で起こる ほんの暫しの光景も、もっと、良い文章が沢山ありますし ... 。
蒸気機関車。
秋の長瀞 と 蒸気機関車 |
往時を知るご年配の方々以外にも、若い方々を惹き付けている その状況は、
やはり、
蒸気機関車 と言うものは 魅力があるのだろうな、 と思わずにはいられません。
効率的と言えば、
ディーゼル機関車や電気機関車の方が優れていて、
それ故に、その主役の座を引き渡した訳ですが、
非効率的であるが故に、
魅力と言う代えがたい性格を持っていたのではないでしょうか?。
何よりも、
優等生より出来の悪い子が可愛いのと似ているのかも知れません。
往時、沿線の住民から、その煤煙に苦しみ、憎まれてすらいた 蒸気機関車。
憎まれっ子、世に憚る はばかる、 かも。
今の沿線の方々へ。 ご苦労さま です。 我慢して下さって、 ありがとう。
そして、維持管理が大変な 蒸気機関車。
所有者並びに維持管理者の方々に、 お礼を!。
大変でしょうが、お陰様で、動いている姿を見る事が出来ます、 ありがとう。
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