昨年末に、 カメラ ハレ切り 用に調整した 他愛もないツール 1 でご紹介したものの報告です。
ひと先ず、効果の程は、まぁまぁ、満足です。
ただ、 専用パーツではないので、不満もあります。
その辺りの事と その効果とを。
欠点は、やはり、ガサが張る事!。
分解した状態で持ち運びますので、その際は、まぁ、OK です。
問題は、カメラ(レンズ)に装着した状態で です。
対象としたレンズは、 Nikkor 24-120 f4G ED VR で、
元々、ずんぐりもっこりで、大きめの図体のズームなのですが、
その広角端由来の 先拡がり純正フード の先に、 おもちゃ が着く訳です。
撮っている時は,そのツールの効果に 少しは 満足 していますが、
移動等でグリップやレンズを鷲掴みにして振り回していると、
枝や突起物に当たって、知らぬうちに、ツールの向きが あらぬ方向 を向いてしまいます。
クリップ挟み なので、ぶつかって、位置がズレちゃうのですね。
1点支持でフードを咥えている 影響 です。
従って、 おやおや、あれあれ、と、
向きを修正しては 撮影 と相成ります。
直してあげないと、おもちゃ が黒くぼやっとフレームに写り込んでしまいます。
ズーム位置を頻繁に変える場合は更に要注意!。
動体撮影で追いながら焦点距離を変える場合には気を付けないと ... 。.
障害物の無いフィールドなら いざ知らず、
レンズのフード+ツールの全長が伸びた事を 会得 出来ていない事が原因なのでしょう。
如何に、普段の振り廻しで、カメラやレンズが色々な場所に当たっているかが認識出来て、
怖ろしい経験を得た事になります。
フードが緩衝材といて機能してもいる事の 再認識 に繋がりました。
その意味でも、フード装着は実行して置くべき! ですね。 忘るべからず! です。
さて、本題。
先程、ツールの効果はまぁまぁ と書きました。
上方向から来る光の乱反射低減効果は認められますが、
横方向 詰まり 斜め上方からの光の 横部分 は ... 。
遮蔽が上方のみで四方に無い分、限定的である事は否めません。
では、例を。 寒に咲く 蝋梅 。.
画面左上から差し込む逆光のケースです。 光源は画面外。
効果が最大限効いているケースではないと思います。
左が装着、右が装着後跳ね上げ(無効果化=フードのみ)。
露光値同一。 広角や望遠で無く 標準画角 FX 1.2 Crop 52mm vs 50mm.。.
おもちゃの操作で 焦点距離とアングルが微妙に ズレてしまいました。 手持ちなので。.
やはり、余分な光線をカットしてやる事で得られる恩恵はある様ですね。
でも、乱反射が取り切れていないのも窺われます。
しかし、絵 が締まりますし、 光源の角度に対する心配も減って、安心して撮影に専念出来ます。
一応、書いて置きます。
撮影後のモニタ再生表示では然程は差異を見出せませんでした。
光学ファインダーで覗き込んでいる時(撮影前)の方が認識度は高かったです。
恐らく、その理由は、主題では無く背景に改善効果が高い、今回の例の特異性だと思います。
主題のコントラスト低下を齎すケースでは、もっと、ありがたみ が増すと思います。
付け加えるならば、
この例は 望遠 側ではないので、そのケースでは乱反射部分は拡大され、印象が変わって来る筈です。
例としては、余り良く無かった気がしています。 それでも、この差 ... 。.
勿論、ズーム位置を動かせば、それに合わせたツールの角度調整が必須になりますので、
面倒この上ない のですが、 出て来る 絵 の品質向上に繋がるとすると、我慢出来ます。
実際、このズームレンズ、 良くハレが入ります。
今迄の標準ズーム(ひと昔のキット系)と比較しても、フードが浅く、乱反射が目立ちます。
光学性能で補ってはいるのでしょうが、 24mm 起点での フードへの悪影響 を感じます。
前にも書きましたが、光学性能が上がっていて、ハレを識別し易くなっている証拠かも知れません。
(乱れ方の 筋 が良い? ... 。)
広角側ばかりで または 順光ばかりで 撮影していれば、気付かないのかも知れませんが ... 。
システマチックなカメラとは良く聞く言葉ですが、
殊、ズームレンズに関しては、まだまだ、なのでしょうね。
理想は、ズーム位置に合わせた、可動フードの自動開閉 ですが ... 。
無理でしょうね。
フードすら装着しないユーザーが多い状況では、この改善が盛り込まれる可能性は ... 今は ゼロ かな ... 。
(遠い将来、そんな時代がやって来るのでしょうか?。)
番外。
今回の例では、フードなし を試していませんが、恐らく、酷い事になっていた筈です。
乱反射を低減する本来のフードの効果(役割)は 抜群 なのです!。
それとも、今の お高く優秀なレンズ では結果が違うのでしょうか ね。.
番外2。
この例に限ってですが、
標準フードのみの 靄っとした背景も 表現としては 捨て難いかも知れません。
殊に、春等の季節感を表現するには うってつけ かも。
所謂、レンズの味 として、有効活用する方法ですね。
でも、画面内に一様に入るとも限らないのが欠点です。
フレームの途中から乱反射無し はよくあるパターンです。
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