GIMP と 写真 と。
この両者でパターンを作ろうとすると、実は、大変です。
でも、 イラストや幾何学模様とは 異なる、 一風、変わったパターンを作れます。
さて、 暇な折にでも、試して見ては 如何?。
シームレスに繋がる もの。
それが、一般的には、 パターン になりますね。
でも、それを、写真で遣ろう とすると ... 。
写真を小さくして並べた経験のある方であれば、 これは、想像に難くない と思います。
一見、同じ色に見えても、 写真の左右や上下では微妙に色目が異なっています。
サムネイル状に枠無しで並べた写真の境界が何となく分かる事からも想像出来ると思います。
そう、写真の場合、並べると、その枠を何となく感じてしまう場合が殆どです。
それこそが、写真の持つ 情報量の多さ なのですが、
パターン化 する上では、大きなネックとなって、立ち塞がります。
一番簡単な解決方法は、 上下左右を反転した 4枚 の画像で パターン化 する事です。
しかし、 左右は 兎も角、上下は 違和感を与えやすいので、 使い道が限定されてしまいます。
抽象的で無い、写実的であるが故の 悩み と言った処でしょうか ... 。
こんなものが 作りたい!。
のですね。
はい。 薔薇のパターン2種類の共演です。 共に、同じ写真から作成しました。.
左上の 赤黒のパターン と、右下の 原画に近いカラーのパターン と、です。 色違いのみ。.
この2パターンで各々を塗り潰した2レイヤーを重ねて、
上のレイヤーをレイヤーマスクでグラデーションしたものです。
左下から右上に横切る対角線で、滲み合う形ですね。
そう。
この 元絵 は ShiroYuki_Mot の 贈り物 でタイトルバックに使っているものを流用して加工したものです。
そちらは、未だ、画像の繰り返しに配慮していない為、枠 区切り が見て取れますね。
そのうち、今回のタイプのものと入れ替える予定ではいます。 .
写真からのパターン作成。
さて、作り方のコツ。
パターン化したい画像の4辺を、綺麗に繋がる様に、処理します。
先ずは、上下左右が透明になる様に切り抜きます。 (基本的には、です。)
この透明部分に、4辺を跨ぐパーツを付けて行きます。
人物等の切り抜き と同様に、 境界を跨ぐパーツを透明背景の別レイヤーに作りましょう。
上下か左右か なら2レイヤー、それ以上に絡むなら 4レイヤーを 画像の幅分で、複製移動します。
位置決めには、レイヤー統合や連結して動かすと、ズレが出ないので便利です。
これは、以前書いた PC GIMP Pattern ファイルを作ろう 3 もみじ で説明しています。
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こうして、透明部分を全て埋めて、出来上がったのが、 薔薇の図で使ったパターンです。
パターン ですから、与えられた範囲の中で いくらでも シームレスに繋がって行きますね。
透明部分が残っていると、思わぬ 結果 が待っていますので、 埋め残しには注意しましょう。
参考迄に。
この 薔薇の パターン2種類 を以下のページで公開します。 GIMP 用の2種類です。
いきなり、上の図の様なものは作れませんが、宜しければ、お使い下さい。
GIMP Pattern 薔薇(写真)
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