2018年3月23日金曜日

第83回 名車とご対面

クラシック カー。
おおっ、 嘗ての姿が目に焼き付いている人も多いと思います。
ううっ、 嘗ての憧れ。  そんな方もお出ででしょう。
でも、実際に動いている姿を見掛ける事は 少ない ですね。


桜も咲き出しそうな陽気の3月中旬 夕刻。
とある国道の休憩所で、嘗ての 名車 に対面しました。

そして、オーナーの方と軽く会話を交わす機会に恵まれたのです。


それは マツダ の ロータリーエンジン車 初代 コスモ です。
お話によると 昭和43年造 ですから、 今年で 50年!
半世紀も前の車ですよ。

その車が目の前で息付いている!。

思わず、写真を撮らせて下さい! とお願いし、
快く、ご了承を戴きました。


それが、 こちら。




それは、素晴らしいエンジン音を響かせながら、
半世紀後の車が流れる国道へと走り去って行きました。


心の中で、こうお伝えしながら、その姿を見送りました。
  良いものを見せて戴きました。  ありがとう。   また何時か見せて下さい。  と。
その 出会い は 本当に 幸運 の成せる業でした。
偶然のタイミングが招いた 貴重なショット!。


私も 古いものが 好きです。  (勿論、闇雲に古ければ良い等とは思ってはいませんが。)
そして、その 古いものを使い続けている 方々 が 好きです。

大抵のものは その維持は難しく、
ただ所有しているだけ と言ったケースが一般には多いのではないでしょうか。

機械類は、パーツさえ入手出来れば、何とか動く状態を保持出来ますが、
車の場合は、単に動くだけでは、一般道は走れませんから。
そう、毎回、車検を通してやらないといけないのですよね。

昔のものは、今のものと違い、色々と不便な事も多い筈です。
便利ではなく 多機能高性能に進化する前のもの が 殆ど でしょう。

でも、こうして維持されているのは、
きっと、他のものに替え難い 魅力 をそれが持っているからでしょう。
現在のものの 原点 を感じる事が出来るからでしょう。
今のものが忘れてしまった 何か を感じさせるからでしょう。

維持には相当なご苦労があるでしょうし、費用も嵩む 筈 です。

それでも、昔のものを、こうして動く状態で維持している ... 。



きっと、
相当、お好きなのですね。
微笑ましい限りです。



私は、こうしたケースに出会った時は、
意を決して、お声掛けする様にしています。

それは、
そのオーナーの方 への 称賛 と、
そのもの自体 への 拍手 と、
です。

いいですねぇ。

その一言は、きっと、オーナーさん を ハッピー にする事と思います。


そして、そんなオーナーさんに恵まれた その もの も ハッピー な筈です。
多くの仲間がスクラップにされる中、愛情を持って、接して貰って 生きている 訳ですから。


どうぞ、皆さんも、そんな機会に出会ったら、 その方々に、お声を掛けて下さい。
いいですねぇ。 と。



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